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幸せはオレンジ色のユニフォームが試合の流れに流して消した…のか?(2024/05/03鳥取でのお話)
前回のはこちら。
先ず冒頭に断っておくが、自分みたいなおっさんやおばはん以上の年齢でないと大概知らない曲だと思うが、黛ジュンという女性歌手のヒット曲の中に「天使の誘惑」というものがある。
曲自体は如何にもポップス寄りの昭和歌謡だと思うが、何故か個人的には強く印象に残っていて、実は歌い出しもこの「オレンジ色」のくだりかと思っていたのだが、その言葉が出て来るのはむしろ2フレーズ目だったりする。
今回のタイトルはその部分の歌詞(←歌ネットへのリンクあり)にちなんでいるのだが、それを言っておかないと「このおっさん、何そんなポエムみたいなこと言ってんだ?」と言われても困るので。
さて、5月3日と言えば、世間で言うところのゴールデンウィーク。こんな日に日程くんは大宮アルディージャ戦などというものをぶっ込んできた。
大宮でなくても、天気がよくて、且つ楽しそうなイベントをたくさんぶち込んでおけば、それ相応にお客は来るだろうなあ。と思っていた。
今回はいろいろ思うところもあったので、いつもの出雲市駅ではなく、もう1コ隣のこちらからスタートすることにした。
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こんなんつけるぐらいならICOCAの改札口ぐらいつけてくれって思うけど。
出雲市駅から出ると、どうしても駐車場に車を停めないといけない。いや、そんなものは西出雲駅でも同じなのだが、こっちは台数こそ大幅に限られるとは言え無料だ。
高架下の駐車場は個人的には好きだが、料金はそれなりに取られてしまうので、二の足を踏みたくもなる。
あと、全く関係はないが、一つ愚痴らせてほしい。
ここの駅は何故かICOCAのエリアから外れている。しかし、ここまではせめて延ばしてほしいと思ってしまう。
JR西日本には、なんとかご検討願えないだろうか。
そして乗りたいスーパーまつかぜ4号に関しては、今回、指定席を取った。
その理由は簡単で、こういう時期だけに安定的に着席したかった(そのわりに帰りは指定席を買っていないが、まあそこは自分もノープランみたいなところがあるので)というのはある。
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まあ、米子までは結果から言えば隣席に座る人はいなかったので良いのだけど。
ただ、キハ187系は原則的に2両編成1セット(たまに中間車が入って3両編成になることはある)しかなく、しかもその車両に差異がない。
つまり、座席の作りとかはどちらの車両も同一である。
なので、指定席を選択することで生じるインセンティブが「着席が保証されること」以外にない。
おまけにこの車両には車内Wi-Fiがない。こないだ乗った新型やくもの273系電車は、最新の設備なので、車内Wi-Fiも標準装備だ。
せめて指定席車に乗ることによって得られる「着席保証」以外のインセンティブがあってもいいと思うのだが、JR西日本さん、ぜひ御一考願えないだろうか。
まあ、別にどうでも良いのだけど。普段は自由席にしか乗らない人間だし、今回たまたま指定席を使ったのには多客期だから確実に座りたいが故の思惑があっただけだから。なお、帰りは自由席に乗っている。
西出雲と出雲市は先述の通り、駅間距離こそ5㎞以上あるものの隣り合う駅だ。駅の規模はどちらかと言えば小さい部類だ。
昔は優等列車など停まったことがなかった。
まれにやくもが西出雲の隣の後藤総合車両所出雲支所(昔は出雲運転区と呼ばれていた)に回送で入出場するついでに出雲市から西出雲まで(或いは逆方向も)客扱いをしていた時期があるし、寝台特急出雲3号のみ(上り2号にはなかった)同区間を客扱いした時期があり、自分もわざわざ乗りにいったことがある。
こういう普通列車はいわゆる「乗り得列車」と呼ばれたが、この出雲3号のようなケースは、その最たるものと思う。
西出雲駅に優等列車が止まるようになって何年か経つが、朝晩1便ずつとは言え、停車してくれれば嬉しくは思う。今回もその恩恵に与れたのだから。
ま、そんな鉄ヲタじみた話はもうここいらで止めておこうか。
何処の駅から乗車しようが同じ列車には違いない。
乗車したのはいつも通りのスーパーまつかぜ4号。これじゃないと東行きの列車はこの駅に停まってくれないのだ。他はスーパーおきも含めて全て通過してしまう。
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午前7時台に日が高い季節だからこのような景色だが、冬だともう少し暗い。
キハ187系は猛然と鳥取目指して走る。この前のように先行区間を行く列車が故障して安来や米子で足止めを食ったりはしない。今回の進行は非常にスムーズだった。
米子から隣席の人(男性)が乗ってきたが、別に昨今あるようなわけのわからないトラブルになどなっていない。
というか、なってたまるかそんなもの。
さて、スーパーまつかぜ4号は、とっとと鳥取に着いてくれた。
外に出ると光が眩しい。
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自分は鳥取市民ではないので、位置関係を知らない。
さあ、シャトルバスだ。
駅前で待っていた。
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よく考えたら、バードの前を通る路線を持たない日ノ丸自動車には頼めない。
そんなにたくさん乗っていたわけではないが、大宮率はそれなりにありつつバスは先ずグッドヒル本社を目指して発進。
グッドヒル本社である程度の人数を乗せていた。ここでは鳥取の応援をする人の方が多かったんじゃないか。
そして、無事にバードスタジアムに到着。
先ずは毎度の儀礼。スタジアム看板に御挨拶。
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理由は特にない。
まあ、なんだ。
今日は暑くなりそうだなあ、とは思ったが、自分もそれを見越して先日の琉球戦の時もそうだったけども、半袖で来ているわけで。
その上でグッズ売り場に行く。
お目当てはこれだ。
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自分はここ2シーズン(2022、2023)、売り出したユニを全種買っているのだが、さすがに3シーズンも続けてそれをやったらバカだと思うので、今季は自粛する方向でいる。
おカネ出してくださる人がいたら全種購入を考えなくもないけど、自分はもうそういうことはしない…予定だ。
だいたいそれでなくとも、FP1stの背番号無しと背番号入りを買っている。
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今は会場行く時にはこっちしか着ていない。
もし今季も全種購入をやってしまったら、自分が物欲に負けた結果だ、と思っていただいて良い。
でも、ユニだけ買うのもアレだしな、と思って富樫佑太選手のアクリルスタンドを買っておいた。
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さて、買うもの買ったら、メシ食おうとなったので、買った。
今回は2店舗に行っている。
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主食屋さんとベルフルさんに寄ってみた。上2種を買って食う。ベルフルさんのカレー旨いんよね。
あと、主食屋さんの鶏チャーシューがわりとイケる。
この辺食っちゃうと、トリメシの各ブースとか行けなくなってしまう。自分は都合により一応、食事量をそれなりに制限しているつもりなので、食事量には自分なりの制約というかユルい決め事があるのだ。
ま、そんなことを話しても仕方がない。
そう思うと、この日はホームタウンデイだった琴浦町のブースが出店しているらしいのに出くわし、これを目にしてしまう。
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ふろしきまんじゅうを売っていた!
おたふくの微笑みにやられてしまい、即買いした。
味は、それが和三盆のおかげだということもあるのだろうが、こう、優しい甘さである。
よく知られる缶コーヒーのジョージアMAXなどは暴力的な甘さだと思うが、あそこまで行かないとしても、雰囲気として刺々しい甘さのお菓子は往々にしてありがち。
ふろしきまんじゅうの甘さはその点、ほんわかした雰囲気である。原料となる和三盆が確保できているからこその味だと思う。
さて、この日の試合はこういう試合でもある。
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ヤマタというのは、手広く様々な事業を鳥取地域に於いてやっている会社らしく、グループ企業もたくさんある。
ここの名前が一躍有名になったのは、布勢総合運動公園のネーミングライツを取得したことかもしれない。
それまではコカコーラウエストスポーツパークだったのが、2021年からヤマタスポーツパークになったので驚いたが、ここが命名権を取得したが故の変更だった、
Axisは、バードスタジアムの命名権を取得していることでもお馴染みの会社である。こちらの事業もそれ相応に幅広く実施されている。
で、残る吉備総合電設。ここはどういう会社なのか。
非常に平たく言ってしまうと設備工事業者さんだ。同時に防災事業も手がけておられて、こちらもまた幅広い事業をされている。
こういうカラフルな車両も持ち込んでおられた。
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これだけならここで紹介するまでもないのだが、何とここの社長さん、実は以前ゴール裏にいたらしいというのだ。
自分はこちらの社長とは一面識さえもなかった(せいぜいXでフォローし合う程度)のだが、いざそういう人なのだと知ってみると、まあビックリするやら何やら。
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ヤマタの山田社長に、Axisの坂本社長…だったはず。
山下社長曰く「こういう冠試合をするのが夢だった」らしく、念願叶ってさぞ嬉しかったのではないか。
もっとも試合の方はまあ…なんだけども。
しかし、この客の数。
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浦和戦の時は体感してないのであれだが、自分が経験したことのあるレベルで言うと、2010年のSAGAWA SHIGA FC戦が今回のほぼ倍の9499人の動員だったし、1995年のサンフレッチェ広島vsベルマーレ平塚戦が11282人だったり、同年の天皇杯のヴェルディ川崎vs筑波大学戦が12983人というから、相当な規模なことは窺える(参考:鳥取県サッカー協会サイト)。
その上で、今回がこれなのだから、ゴールデンウィークの上に文句のつけようがない好天の下なら、これぐらいの人出にもなるよな、とは思う。
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大宮サポが多かったとは思う。自分の周囲にも大宮のユニを着てる人はいたぐらいだし。
でも、大宮サポだけでこんな風になったわけではなかろう。やはり、地元でガイナーレ鳥取の試合を見てみたい、と思う人たちは潜在的にせよ、いるんだろうな、と思った。
最初の失点を見ていて、何が起きたのかと思ってしまった。
帰宅してからダイジェスト動画を見ると、味方選手からパスをもらったアルトゥールシルバ選手から、一旦は泉選手に渡っているものの、そこから加速したアルトゥールシルバ選手が抜け出し気味にパスをもらい、奥深くまで踏み込んで折り返した。
この折り返しをキャッチしようとしたが、櫻庭選手は確保できずに結果としては弾く形になってしまった。そしてこぼれたそのボールを、そこにいた藤井選手に押し込まれた。
失点はこのように不運だったとは言えるが、しかし、櫻庭選手だけの問題というより、全選手共通の課題なんじゃないのかなあ、と思えた。
J3というカテゴリならではの甘さなのか、ガイナーレ鳥取というチーム由来の甘さなのか、それはわからないけれど。締めるべきをしっかり締めていけないところに、こういう失点が登場してしまうのだろう。
確かに林監督が言うように、前半45分の出来は良かったのかもしれない。しかし、結果として相手を上回れなければ、その言説を鵜呑みにするわけにもいくまい。そんなことを思う。
「我々はやれているはず、でも結果がついてきていない」、それは実際のところ、本当はやれていなかったのかもしれない。
自分も前半済んだ後こんなポストをしている。
前半終了
— KAZZ@適当さん (六四天安門事件)⚽️🇯🇵 (@kazz_kazz_ver2) May 3, 2024
鳥取 0−1 大宮
勝てるかもね、という試合。 pic.twitter.com/tOWoNGDaro
自分の見込みは大外れのコンコンチキだったことをこの後、実感させられることとなった。
後半も、イイ感じではあるのだけど、何かしっくりとこない違和感みたいなものは心の奥底にあったように思うが、その時はまだ、どうにかできるだろう、とは思っていた。
大宮の2点目。杉本健勇選手の長い縦パスを、さっきも得点した藤井選手が快足を飛ばして追いつく。マークに来た二階堂選手をかわしてそのままシュート。ボールはゴールへと吸い込まれていった。
更に3点目、杉本健勇選手を狙った縦へのクロスが跳ね返り、右へと展開されていく中で、下口選手が上げたクロスを杉本健勇選手が頭で叩きつけるようにゴール。
結果として、この3点が重くのしかかり、敗北を喫した。
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うまくいっていた、と林監督は認識していただろうし、チームが目指すものも恐らく間違ってはいないだろう。
しかし、完敗と言って良いスコアで大宮に敗れたし、少なくとも彼我に差はあったことが明白にはなった。では、その差はどうしたら縮まるのか、或いは埋まるのか。それを考えるのは、ガイナーレ鳥取というチームであると思う。
我々には勝手に彼らを応援させてもらうことで、チームの背中を押すことしかできないし、もがき苦しみながらも前を見て奮闘する彼らの前進や上昇を信じるより他にない。
さて、試合は済んで帰ろうという時、シャトルバス待ちの列が死ぬほど長いのを見て、「あ、こりゃダメだ」と思った。
「仕方がねえ、タクろう」と即決した。一応、定額タクシーという制度はあるのだから、利用しない手はない。
まあ、それはいい。某タクシーを呼ぶ。しばらく待ってたら来た。乗り込んで鳥取駅に行く旨を告げた。
乗務員氏、気を利かせてくれたのか知らないが、遠回りして早く行けるルートに出ますよ、みたいなことを言い出す。
自分も早めに鳥取駅に着きたいのでよく考えずに了承したら、鳥取駅に着いて料金を言われると、およそ二千ン百円みたいなこと言われて(定額タクシーの実際の料金は鳥取駅↔スタジアムで1700円)ひっくり返りそうになった。
ま、自分も確認しなかったのが悪いし、一応払った。実際、担当してくださった如何にも人の好さそうな乗務員氏と無用に揉めても仕方がないので、そんなことは決してしなかったけれども、あれは何だか釈然としない。
定額タクシーという制度は、前からこういう側面があったと思うので、あまり信用を置いていないのだけども、今回の件でちょっと信用できかねる気はしている。
だから、鳥取駅のドトールでいつもみたいにコーヒー飲んだ時、こういうポストをした。
こんにちは、ゆっくり魔理沙だぜ。
— KAZZ@適当さん (六四天安門事件)⚽️🇯🇵 (@kazz_kazz_ver2) May 3, 2024
試合には負けるわ、定額タクシーのはずがそうじゃなくてガックリきたのでアイスコーヒーのヤケ飲みをキメてやるんだぜ。 pic.twitter.com/X5qpcg7SM2
霊夢でこういうポストをしてしまうと当たりが柔らかくなってしまう。
で、スーパーまつかぜ9号に乗ろうと思ったら、ムッチャ長い列(自分はこの列の先頭にいた)ができている。
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あんなに乗客いても2両編成のままというのは…。
自由席が死ぬほど埋まっていた。しかも、指定席は鳥取→倉吉間満席だったらしい。増設したら良いのに、と思ったが、皆まで言うまい。
実際、米子までは席に余裕らしきものはなかったし、そういうのを覚悟で乗ったんだから、受け入れる以外にない。
米子以降は多少ゆったりできた。だから良しとする。
ま、試合には負けるわ、タクシー代で計算違いはあるわ、いろいろあったものの、悪い旅ではなかった。
この後、相模原戦があって、今年の上半期のガイナーレ詣では中断、になりそうである。
何回となく拙文でもXを初めとするSNSのポストなどでも申し上げているように、このチームと20年程度つきあってきている。
それらのシーズンは、それぞれに良いこともあれば悪いこともあって、なかなか大変だが、人付き合いの一種みたいなものと思っている。自分は決して人付き合いが得意な方ではないが、そんな自分が食いつけている。
この先もたぶん、同じようにガイナーレ鳥取にたくさんの形で食いついていくものと思う。まだ自分とガイナーレ鳥取との旅は終わりそうにない。
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