生命保険と団体信用生命保険は使い分け!
こんにちわ!鈴木です。
住宅ローンを借り入れるとき、団体信用生命保険に加入することを義務付けられます。
保障内容は、一般的な生命保険に類似したものもありますが、どのように使い分けたらいいでしょうか?😄
団信とは?
団信は、住宅ローンの借入をしている人が、返済中に死亡もしくは高度障害になった場合に、保険会社から金融機関に保険金が支払われ、住宅ローン返済残高が精算されるものです。
保険料は、銀行またはローン会社が生命保険会社に支払います。一般的に借入者の負担はありません。
多様化する保障内容
死亡/高度障害の場合だけでなく、がんと診断された場合も返済残高が清算されたり、働けない状態になった月には返済額分が保障されるといった様々な団信があります。
しかし、がんと診断され、保障対象内であっても、保障される内容は各金融機関によって異なるので、必ず内容は確認しましょう。
保障範囲が広くなるとその分の費用がかかるので、金利が上乗せされることが多いです。
生命保険と団体信用生命保険のちがい
お金の流れと税金
団信の場合
借入者が死亡すると、保険会社から銀行もしくはローン会社に、残高相当額の保険金が支払われて、住宅ローン残高が清算されます。借入者の口座に入金されることはなく、これによって住宅ローン契約もなくなります。
生命保険の場合
保険金が被保険者の受取人に支払われます。使い道は自由ですが、保険金は相続税の対象になります。
死亡保障と疾病保障で使い分ける
死亡保障の場合
団信は、住宅ローン借入期間中だけ保障されるものであり、保障額は残高相当額です。
生命保険は、保障期間は自分で決めることができます。住宅ローン完済後の保障は、生命保険で備える必要があります。たとえば、葬儀費用に充てたいといった考えは、生命保険が向いているでしょう。
疾病保障の場合
団信の疾病の保障は、各金融機関によりますが、がんと診断をされたら返済残高がなくなる場合は、保障額と考えるととても大きいです。
がん保険の診断一時金は数百万円が一般的です。住宅ローンを完済できるほどの金額ではありません。
がん保険などの給付金の使い道は自由です。そもそも治療費に充てるものですが、家計に充てることもできます。住宅ローン完済後の保障を考えると、死亡保障と同様、生命保険が向いています。
まとめ
団信は住宅ローン残高を清算するなど、住宅ローン専用の保険です。
生命保険は治療など、住宅ローン以外の部分(健康)のための保険です。
一生を通じて必要な保障は生命保険でしか備えることはできません。
「どちらか片方に加入しているから大丈夫。」といった安易な考えはやめ、「住宅ローンの支払いは団信、その他の保障は生命保険で備える。」
このように使い分けましょう。