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【撮影テクニック】041 構図01
構図は十人十色
ビジュルアルアートにおいて画面を構成することを「構図」と呼んでいます。つまり写真を撮るということは、目の前にある世界をカメラで切り取り、構図を生み出していくことにでもあるのです。
旅をしているときに心ときめく被写体と出会ったとします。写真を撮り慣れている人は、シャッターを切る前に構図のこと、つまり「どのように被写体を切り取るか」を考えています。人や動物、電車や飛行機など動いているものはカメラのファインダーを覗いた直後に構図を決め、逆に風景や建物など静止しているものはじっくり時間をかけて構図を練ります。
被写体と対峙したときの構図の作り方は十人十色です。たとえば東京スカイツリーを撮るとしましょう。Aさんはタワーをど真ん中に配置し、Bさんはタワーを右に寄せ、Cさんはタワーを斜めにし、Dさんは空の部分を多くして構図を決めるかもしれません。
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