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【用語解説】美術品サイズが患者の感じ方にどのように影響するか

こちらでは、CHD Journalの文献に登場する専門用語を解説していきたいと思います!


👉WEBマガジン(CHD Journal記事)はこちら


1.Quantitative Analysis(和:定量分析)

数値データをもとに行う分析のこと。例にサーベイ。


2.Qualitative Analysis(和:定性分析)

質的データをもとに行う分析のこと。例にインタビュー。数値だけでは拾い切れない要因(人の心理など)を読み解く。


3.Buffer Effect(和:緩衝効果)

「緩衝」は衝撃吸収の意味で使われており、「絵は待ち時間というストレス(衝撃)を緩和(吸収)してくれる」と言及。待ち時間が短ければ(患者からの評価が)プラスになるのは驚くことではないけれど、絵が大きいほど緩衝効果があるのは驚きだと、著者は言っています。つまり、とにかく絵があれば良いというものでなく、小さすぎると効果は望めないということ。
※ 心理学上の「緩衝」の意味はありません。


4.Canonical-Size Effect(和:カノニカル(正規)サイズ効果)

知覚する物体同士の「フィット具合」。距離間や大きさのバランスが良いほど「丁度よい」と感じられ、対象物(本文では美術品)を「美しい」「好ましい」と肯定的に感じる傾向がある。“Canonical”とは「標準的」などの意。
※ 正式な効果名ではありません。


5.Visible Space(和:視空間)

人間が視覚的に知覚する空間。知覚する情報は実際の距離や大きさとは異なり、主観的な側面が大きい。



今回は珍しい効果に関する用語ありました。とても興味深い研究テーマでしたね。ご読み頂きありがとうございました!

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