Web会議システムを使ったイベントやワークショップについての振り返り(ビジネス編)
Online Synaptic technologyの小瀬(かずゆき・かーず)です。
先日は私が所属するNPOでの活動について記載しましたが、NPOの活動以外にも、ビジネスとしてWeb会議を使った研修のサポートやイベントの開催、そしてストリーミングの活用を行ってきました。
3月にCOVID-19の流行が始まり、いち早くその対応を始めたのは、ビジネスブレーンの永井さんでした。
私自身勉強会で永井さんとお知り合いになり、また私がNPOでWeb会議システムを利用した会議やワークショップの研究を行っていると言うことから、声をかけていただき、永井さんの研修のWeb実施を手伝うことになりました。この研修のサポートを通し、Web会議システムを利用した研修開催の様々なポイント(主に初めて利用する方へのサポート方法やトラブルシューティング)を抑えることができるようになりました。
その後、教育関連のイベントにも協力してきました。
寺脇 研さんと前川 喜平さんの対談を聞いて、参加者全員で対話を行うイベントの技術サポート
子どもたちをよろしく~Withコロナ時代を生き抜いていくために~
大阪の小学校である大空小学校を舞台にした映画「みんなの学校」のイベントの技術サポート
などを行ってきました。いずれのイベントでも、単なる講演会とせずイベントに参加した方々が、小グループに別れてグループ対話できるようなイベントとしました。
先に報告している平田オリザさんのオンラインワークショップもそのようなイベントの1つです。
また、ストリーミングも活用を試みました。
ZOOMにはFacebookやYoutubeにストリーミング配信(リアルタイム動画配信)を行う機能があります。
ZOOM自体にもウェビナー機能がありますが、視聴者はパソコンにZOOMアプリをインストールする必要があります。
一方Facebook LiveやYoutubeでの配信であれば、特にパソコンであれば特別なアプリをインストールすることなく、動画の配信が可能です。
2020年に愛知県の刈谷市で開催される「日本女性会議あいち刈谷」様のプレイベントでは、Facebookでのストリーミング配信を提案させていただき、その講演&パネルディスカッションを多くの方に視聴いただきました。
なお本イベントの配信にはビジネスパートナーであるInformation & Strategy Skill Coordinatorの山本さんのご協力をいただいています。
ストリーミングのメリットは、録画としてデータが残ることから、当日参加が困難な方でも、録画を視聴することができ、万が一聞き逃してしまったポイントがあっても、巻き戻して再度視聴できるというメリットがあります。
またコメント欄もオープンにしているため、なんらかの質問があった場合にも対応が可能です。
ZOOMは5.2.0以降、PowerPointなどのスライドをバーチャル背景として表示する機能や、参加者の並び順を自由に設定する機能、そして複数人のスポットライト機能など、ウェビナーを意識した仕組みを組み込んでいます。
Web会議システムとしての基本機能も抑えつつ、こういった便利機能を把握しどのような場面で使えそうかを意識することが、今後のZOOM使いこなしポイントになりそうですね。
最後に、Web会議の使い方の基本から会議での応用について、雑誌記事の執筆を行わせていただいたのも良い経験でした。改めて文章として体系的にまとめることで、Web会議への理解が深まりました。
今後も様々な応用を行っていけるよう、システムだけでなく、自身もバージョンアップにも対応していく必要がありそうです。