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地方中小企業の採用課題を解決!ユニークワンが採用支援事業「テキザイ」と転職エージェント「ガタキャリ」を立ち上げた理由
僕が代表をつとめる株式会社ユニークワンは、2023年10月に採用領域に特化したグループ会社「株式会社テキザイ」を立ち上げました。
同時に地域に密着した転職エージェントサイト「ガタキャリ」もオープン。Web広告の領域だけでなく、成果報酬型の人材サービスにもトライしていきます。
なぜこれまでのWebマーケティング領域だけでなく、採用領域にも事業を拡大していくのか?
その背景にはユニークワン独自の視点と、地方企業独自の課題がありました。
今回はユニークワンがなぜ採用領域にも事業を拡大するのか、それについて詳しくお話します。
集客が成功しても採用が壁になる?事業拡大で直面する深刻な人材不足
まずテキザイを設立した理由についてお話します。
ユニークワンは、創業当初よりWebマーケティング支援(=集客支援)を事業として展開してきました。
Webマーケティングを実施して、これまで以上に集客できるようになると、当然会社としては事業の拡大を考えます。
店舗型ビジネスであれば「新潟市内にもう1店舗出そうかな」「長岡市に店舗があってもいいのかも」とか、そんな感じです。
集客と採用。この二つは一見違うように見えますが、実際は繋がっているのです。
事業が拡大すると、それに伴い採用の課題が生じます。事業をもっと拡大したいのに、採用がボトルネックになっている地方企業がたくさんいることに気づきました。
そこで僕は「マーケティングは採用にこそ必要だ」と考えるようになりました。
以前は、働き手が豊富で、無料で掲載できるハローワークや人材エージェントを活用するだけで、比較的スムーズに採用活動を行うことができました。受け身の採用活動でも、一定の成果が得られたのです。
しかし今、時代は大きく変わりました。
特に新潟のような地方では若年層の人口流失が著しく、人材不足が深刻化しています。このような状況では、受け身の採用活動では十分な人材を確保することが難しくなっています。企業が優れた人材を採用するためには、会社の知名度を上げる取り組みや、他社と差別化するための戦略が必要です。
※若年層の人口流出については、こちらの記事もぜひご覧ください。
このように、採用にも集客と同様のマーケティング戦略が求められるようになりました。ユニークワンは元々マーケティングの会社です。採用にもマーケティング要素が求められる時代だからこそ、私たちに提供できる価値があるのではないかと考えました。
採用の課題を解決することで、私たちの祖業である集客にもプラスに働くと考えたのが、「テキザイ」を設立した理由です。
ガタキャリを使うことで、採用におけるミスマッチや早期離職が防げる?
クライアントの採用課題を解決するだけなら、テキザイだけでもよさそうですよね。でも更に転職エージェントのガタキャリを立ち上げた背景にも理由があります。
実はテキザイを立ち上げる前から、ユニークワンは採用領域のお手伝いをしていました。Indeedをはじめとする採用Web広告の配信、そしてリクルートサイトの制作やリクルートムービーの制作を手がけてきました。
一方で、そうした活動の限界も感じていました。採用Web広告はたしかに多数の応募を獲得することができるのですが、どうしても求人票という形で伝えることになります。給与や年間休日などのスペック競争になりがちで、地方の中小企業としては不利な戦いになってしまいます。
またリクルートサイトやリクルートムービーを制作することで、企業カルチャーをある程度伝えることはできるのですが、そこには客観性が欠けています。一歩間違えると自己満足感の強い作品になってしまい、求職者にはイマイチ響かないケースもあります。
そこで私たちが提案したいのが「共感採用」です。
ガタキャリは、「にいがた速報」の企業紹介記事とワンセットになった転職支援サイト。企業紹介記事では、にいがた速報の人気キャラクター「ガタ子」が企業の特徴や魅力をインタビュー形式でわかりやすく伝えることで、求職者が事前に企業の雰囲気や社風を感じられるようになっています。
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ガタ子という第三者が質問し、経営者がそれに答えるスタイルは、押し付け感がなく、自然に企業の魅力を伝えることができます。また、人材紹介と同じ成果報酬型で提供されるため、リクルートサイトやリクルートムービーに躊躇する企業でも気軽に試すことができます。
この「共感採用」は、今までの採用戦略にはない新しいアプローチです。企業が経営理念や社内の雰囲気など「企業のリアル」を第三者がインタビュー形式で発信し、求職者がその発信を見て、自分の価値観やライフスタイルに合った企業を選んでエントリーする方法です。
このような共感採用を行うことにより、企業にも求職者にもマッチングした人材を提供することができるのではないでしょうか。
また、ガタキャリを立ち上げた理由はそれだけではありません。地方における適材適所も実現したかったからです。
仕事探しをする場合、業界・業種を絞って活動することがほとんどです。しかし、実際は同じ業界・業種であっても企業カルチャーは千差万別です。
例えばハウスメーカーという同一業種でも、成果報酬要素が強くゴリゴリに営業している会社と、Web広告を活用してインバウンド型の営業をしている会社では、営業手法はもちろん、社風もまるで異なるものになります。
しかし、そうしたカルチャーの違いは外から見えづらいものです。大企業であれば採用サイトなどが充実しているため、そうしたカルチャーもある程度は把握できるでしょう。しかし採用人数が限られる地方の中小企業では、企業カルチャーを発信しているところはごくわずか。結果として、多くのミスマッチが発生しています。
こうしたミスマッチを解消するため、採用マーケティング領域の支援を強化するとともに、新しい形の人材エージェント「ガタキャリ」をスタートさせました。
採用代行会社なのに「本当に人材が必要ですか?」という提案もしていきたい
今後テキザイでは、ガタキャリ以外にも様々なアプローチをしていきます。単に人材を紹介するだけではなく、AIを活用しながら採用プロセス全体のサポートも行っていく予定です。
地方の中小企業は、少数精鋭で採用業務を行っているケースがほとんどです。総務や経理と兼任しているケースも多くあります。また経営者自らが採用活動に従事していることも多いでしょう。
そうした限られたリソースを有効活用いただくために、採用活動におけるノンコア業務は積極的に代行したいと考えております。
たとえば面接の日程調整などは、求職者だけでなく社内の複数部門と調整が必要となるため、地味に手間がかかる作業です。しかし、この作業もテクノロジーを活用すればかなり自動化することができます。
またAI技術を活用した「AI面接」というサービスも存在します。AI面接は、求職者の応答内容や表情、声のトーンなどを分析し、適性やスキルを判断します。すでに吉野家などの大手企業で採用されている面接方法です。
AI面接なら、時間や場所にとらわれず、効率的な採用が可能になります。人事担当者だけでなく求職者にもメリットが多いでしょう。
そしてもう一つ、テキザイでは「本当にその人材が必要ですか?」という提案もしていきます。
たとえば、受付スタッフが必要だと考える企業に対し、「タブレット端末や自動応対システムを使えば、人的リソースをもっと効率化できるかもしれません」といったアイデアを提案していきます。
僕たちユニークワンでも、社内の受付にiPadを設置。来社したお客様にはiPadを使ってもらい、そこから担当者に連絡がいく仕組みを導入しています。
このように業務の効率化を提案しつつ、適材適所への採用をサポートしていきます。
マーケティング代行と採用代行を行うユニークワンだからこそ、従来の採用サービスとは一線を画す、付加価値の高い提案を提供していこうと考えています。
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今回はユニークワンがテキザイやガタキャリをオープンした理由についてお話しました。
今回の記事を読んで「テキザイやガタキャリに興味を持った!」という方は、ぜひサイトを見てください。