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「数字と向き合う」だけじゃない。Webマーケターに重要な「論理と感覚」のバランス力

ユニークワンは「成果を追求するインターネット広告会社」として数字にこだわること=データ分析を強みとしています。

会社サイトのトップページにも一番最初に「数字にこだわる」と出てきます。なので、ユニークワン=ずっと数字に向き合い続ける会社、のイメージを抱く方が多いかもしれません。

しかし、Webマーケティングのプロとして大事なのは「数字を見る」だけではないんです。

実は「感覚」とか「センス」も、数字に向き合う思考と同じくらい(あるいはそれ以上に)重要だと考えています。

今回は、Webマーケターに必要な「論理」と「感覚」のバランスについて書いてみようと思います。

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数字を見るのは「検証」の段階。「アイディア」は実体験から生まれる

Web施策の成果を追求するのに「数字(データ)を見る」のは必要不可欠。ですが、数字に向き合うのはあくまで「検証」の段階です。

言い換えると「こうすればもっと良いんじゃないか?」とアイディア(仮説)を考えるときは、データよりも実体験に基づく感覚が大事になります。

例えばハウスメーカーさんで「もっと資料請求数を増やしたい」という課題があるとします。

もしデータだけを見て改善案を考える場合。「Instagram広告はCVRが低いので停止して、成果獲得に向いているリスティング広告に予算を寄せましょう」のような案が出てくると思います。

逆に言うと、データを見るだけでは上記のように表面的なアイディアしか出てこないはずです。

アイディアを生み出す源泉は実体験であり、そこに紐づく感覚です。

例えば、実際にそのハウスメーカーや競合他社のモデルハウスに行ってみる。すると「競合と比べてアフターサポートが充実しているな」「実際に来ているお客様は20代だけでなく50代の方もいるな」といった、新たな発見があるはずです。

すると「訴求軸を変える」や「50代もよく使っているLINE広告を試してみる」など、さまざまな改善アイディアが出てくると思います。
Webマーケターは数字に向き合うだけでなく、お客様の商品やサービスを手に取り「価値」を体感することが重要なのです。


一流のマーケターは数字に現れない「質」も加味して提案すべし

成果にこだわる姿勢でもう一つ重要なのが、数字=定量的なデータだけでなく「質」も加味すること。

例えばインテリアメーカーがTwitter広告とInstagram広告で認知拡大目的の広告を配信しているとします。

この改善案を考える際「InstagramよりTwitterの方がCPM※ が低いので、Twitterに予算を寄せましょう」というのはプロの提案ではありません

※CPM:広告表示1,000回あたりに発生するコスト。Cost Per Milleの略。

ちょうど先日読んだ、北の達人コーポレーション社長・木下勝寿さんの書籍「ファンダメンタルズ×テクニカルマーケティング」にも同様の内容が書かれていました。

著書には、数字だけ見た表面的な改善案しか出てこない人は「Webマーケター」ではなく「デジタルオペレーター」だとあります。

私も木下さんの考えにまさしく同意します。では「Webマーケター」ならどういう考え方をするのか?

先ほどの例でいうと、TwitterとInstagramの「表示1回」は本当に同じ価値か?という点が重要です。

仮にTwitterの表示コストが安くても、自社商品のターゲットにふさわしくない人へ表示されていたら意味がありません。一方、Instagramの表示コストは高く見えるかもしれないけどもターゲット像にマッチしたユーザーにしっかり届いていれば、例え表示コストが高くても価値があるといえます。

目の前のCPMが安かったとしても、その後のCVR※やLTV※まで計測してみると逆転するケースはざらにあります。

※CVR:コンバージョン率の略。資料請求などのアクション=コンバージョンを起こした件数の割合
※LTV:ライフタイムバリューの略。ある顧客が取引を始めてから終わるまでにどれだけの利益をもたらすかを示す数値。

Webマーケターなら、目の前の数字に一喜一憂するだけでなく、数字に現れていない可能性も含めて検討すべきではないでしょうか。

ユニークワンのメンバーには、表面的な数字だけでなく裏側の質も踏まえた課題解決ができる人になってほしいと思っています。


「流行っているもの」と「一流のもの」は体感しておくべき

話は変わりますが、Webマーケターとして「流行りのもの」と「一流のもの」は体感しておくべきだと考えています。

先ほどから書いている通り、アイディアは実体験から生まれるからです。加えて、流行っているものや一流のものには人の心を揺さぶる要素があるためです。

たとえお客様の商材に直接関係ないものだとしても、実際に体験し「これが流行っているのはなぜだろう?」と抽象化して考える。そうすると意外と、お客様の課題解決にもつながるヒントが見つかることもあります。

実際、私は最近「サウナ」に行ってみました。もともとそこまでサウナ好きではなく、体験しても正直全然ハマれなかったです笑 しかし、サウナが流行っている理由や「こういう関連ビジネスが流行るのかもしれない」といったヒントをたくさん見つけることができました。


発想は日常の体験からしか生まれない。AIでは代替できない価値を発揮するのがマーケターのあるべき姿

繰り返しになりますが、おもしろい発想は日常の体験からしか生まれません

少しずれるかもしれませんが、サイバーエージェントの藤田社長も似たようなことをおっしゃっていました。

「良いアイディアは夜お酒を飲みながら思いつく」「ウマを美少女化して走らせようなんて、午前中に思いつくわけがない」とおっしゃっています。

これは本当にその通りで、ただパソコンにかじりついているだけでは枠を超えるアイディアは出てきません

広告運用の領域がどんどんAIにより自動化されていくなかで、Webマーケターの価値は「数字を見てるだけでは生まれない本質的なアイディアを出すこと」にあると思います。

サービスを実際に体験して訴求軸を変えたり、媒体ごとのユーザー特性を考えた提案をしたりすることは人間でないとできません。

ユニークワンのメンバーには、ぜひ論理と感覚のバランスがとれるWebマーケターになってほしいと願っています。

お客様のWebマーケティング課題を解決するために、ユニークワンでは募集を強化しています。ぜひ採用サイトを覗いてみてください!

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