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「飲み会=悪」なのか?!「社会人生活はゲーム」そう考えていた私が会社の飲み会に込めた狙い

年の瀬が近づいてきました。
1年の締めくくりということもあり、仕事が忙しさを増してくる時期でもありますよね。

そしてこの時期といえば、あの「恒例行事」が増えてきます。

そう――忘年会です。

お酒を飲みながら1年の苦労を労い、新たな気持ちで新年を迎える楽しいひとときでもありますが、近年こんな声を耳にします。

「会社の飲み会って、ちょっと疲れる・・・」
「正直、参加したくない・・・」

若い世代を中心に、会社での飲み会に消極的な人が増えているようです。

気心の知れた友人とではなく、会社での飲み会に気疲れしてしまう気持ちは理解できます。

では果たして、会社の飲み会は本当に不必要なのでしょうか?

実は、ユニークワンでは忘年会や新年会を行なっていません。
とはいえ、飲み会そのものが全くないわけではなく、適切な頻度で開催しています。
大切にしているのは「ただ行事だからやる」のではなく、意味のあるコミュニケーションを行うこと

今回は、ユニークワンではどのようなコミュニケーションを大切にしているかについてお話ししたいと思います。


飲み会はただの遊びじゃない!飲みニケーションの効果と気をつけるべき点

まずは私自身の、飲みニケーションについての考えをお話しします。

飲み会は単なるイベントではなく、人間関係を円滑にするためのツールだと思っています。

お酒が入ることで自然と緊張がほぐれ、リラックスして話すことができます
時にくだらない話をすることもありますが、その中で思いがけない気づきや共感が生まれ、相手との距離が縮まっていくように感じます。

会社の飲み会は、普段あまり話す機会のないメンバーとも気軽に交流できるチャンスでもあります。

例えば、別の部署のメンバーにちょっとした質問をしたい時。
「普段あまり話さないので話しかけにくい・・・」なんて思ったことはありませんか?

けれど、もしその人と飲み会で他愛のない話をしたことがあれば、心理的ハードルが下がり、少し声をかけやすい雰囲気になると思います。

飲み会をすることで、普段の業務がスムーズになるのであれば、多少はやる意味があるのではないでしょうか。

一方で、コミュニケーションをとることが目的になってはいけないとも思います。

会社という組織は「友達を作る場」ではないので、仲良くすること自体がゴールではありません。飲み会は、あくまで「普段の業務を円滑に行うためのひとつのツール」に過ぎないのです。

また、もう1つ気を付けるべきことは「公平性」です。
特に評価者の立場にある人間にとって、これは避けて通れない問題ではないでしょうか。
評価者たちは、時に厳しい評価をせざるを得ないことがあります。

だからこそ、特定の人と親しくなりすぎて情が入り込むことがあってはいけません。
その結果、評価に偏りが生まれてしまうと組織全体の信頼が揺らいでしまいます。

そのため私は、メンバーとサシ飲みはしないようにしています。
飲み会の場でも、できるだけ多くのメンバーと話すよう心掛けています。
とはいえ正直なところ、面倒だと感じてあまり行動せずに終わってしまうこともあり、反省することもしばしば。
だからこそ、次回はもっとたくさんのメンバーと話そう!と心に決めるのです。笑

ゲーム感覚で楽しむ!大切なのは参加すること

若い世代でなくとも、飲み会が苦手だという人は少なからずいると思います。
仕事とプライベートをきっちり分けたいという風潮が強まりつつある現代では、飲み会に対する考え方が変わってきているのかもしれません。

ですが、私はあえて「飲み会は大切」ということを伝えたい。

職場で開催される飲み会などのイベントは、ただお酒を飲んで楽しむだけの場ではありません。
仕事の延長線上にある「交流の場」なのです。

昔、カラオケが苦手だった私に、上司がこんなことを言いました。
「歌わなくていいから、その場にいろ」
これは、交流の場に参加すること自体に意味があるということです。

目的が「交流」ならば必ずしも歌う必要はなく、ただそこにいることで生まれる繋がりが大切なのだと気づきました。

職場の雰囲気は良いに越したことはありませんよね。別にお酒が苦手なら、飲まなくたっていいんです。カラオケが苦手なら、歌わなくたっていいんです。大切なのは、楽しい空間をみんなで一緒に過ごすことなので。

メンバー同士の仲が悪いよりも良いほうが、仕事は断然スムーズに進みます。

そんな雰囲気作りのために、職場でのイベントが企画されているのです。

私が会社員だった頃は、社会人生活を「上司から評価を獲得するゲーム」だと思っていました。そのため上司との飲み会には積極的に参加していましたし、自分から飲みに誘うこともありました。

なぜそんなことをしていたのかというと、職場での評価は「上司が決めるもの」だからです。

お客様から対価をいただく。そして成果や貢献度に応じて上司が評価し、報酬を配分する。これが会社という組織の原理原則です。

顧客理解が大切なのは言うまでもありませんが、このゲームを勝ち抜くためには上司を理解することも同じくらい重要です。

これはあくまで私の例ですが、上司の趣味がゴルフならゴルフをめちゃくちゃ練習したり、支店長がTwitterを投稿したら真っ先にいいねを押したり・・・。与えられた仕事を一生懸命やるのはもちろんですが、上司とのコミュニケーションも一生懸命やっていました。

どんなことをすれば信頼を得られるのかを知るために、まず上司を見極める。
そんな見極めに最も効果的なのが、飲み会なのです。

ゲームを攻略していく感覚でポイントを獲得できると思うと、飲み会の負担が少し軽くなりませんか?

会社は意味のない飲み会を開催しません。

飲み会が苦手な方にも、評価者の理解を深めるゲームの一種として気軽に参加してほしいです。

ユニークワンの飲みニケーション事情は?

次に、ユニークワンではどのように飲み会を開催しているのかについてお話します。

会社全体で行う飲み会は、4月と10月のキックオフミーティングの後に、懇親会というかたちで開催しています。

※懇親会の様子はこちらをご覧ください。

現在は年2回の開催ですが、今期からは、7月にも懇親会を行うべく計画中。
海の家で懇親会をやりたい・・・とずっと考えていたので、ついに実現できる日が見えてきました!

また、ユニークワンには飲食店を経営するお客様も多いため、懇親会の会場にはお客様のお店を積極的に利用するようにしています。私たち自身がお店の価値を体験して応援するかたちで、繋がりを強化していきたいと考えています。

そして懇親会の席は、くじ引きで決めるスタイルを採用。

普段あまり交流のないメンバー同士が話すきっかけを作りたいという想いに加え、「他部署の人と話す機会がほしい」という社内の意見も反映しています。

このように他部署との交流の場として「懇親会」を開催していますが、部署内での交流を図ることも大切です。

そこで、「部署コミュニケーション施策に関する予算」を設けました。
これはただの「飲み会予算」ではなく、部署内での結束を高めるために必要な費用を、会社が負担するという施策です。

2023年4月にスタートし、2024年12月現在で27回利用されています。たくさん活用してもらっているようで、うれしく思います。

「部署コミュニケーション施策に関する費用」を用いて飲み会を開催した結果、部署内の団結力が向上し会社の業績アップに繋がるのであれば、これからもどんどん活用してもらいたいです。

意外と見られている?ビジネスシーンの飲み会はマナーが大切

飲み会は時に、ビジネスシーンの一つとして捉えられる大切な場でもあります。

私は、社内だけでなく社外コミュニケーションの場としても、飲み会を重要視しています。会社の飲み会をあえて忘年会・新年会シーズンにやらないのは「この時期はお客様と飲んで来い」というメッセージでもあります。

そのためユニークワンのメンバーには、顧客理解を深めるために飲み会には積極的に参加してほしいと思っています。

ですが、こうした場ではマナーがとても大切です。

私自身も過去に、お店選びで事前リサーチが不足しており、お客様から注意を受けた経験があります。

その時は自分なりに良いお店を探したつもりでしたが、相手をおもてなしする場としてふさわしいのかを考える視点が欠けていました。

またNTTドコモの会社員時代には、接待や会食に関するマナーについて徹底的に教育されました。

例えば、クライアントとの会食が決まったら、まず候補のお店を3つ予約して上司に選んでもらうという配慮などです。

こういったマナーを知らないと、もしかしたら相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。

ビジネスシーンでの飲み会や会食も、ただ楽しむだけのものではありません。
それはビジネスの延長線上にある、信頼を築くための大切な機会なのです。

そのため、今後ユニークワンのメンバーにも「マナー研修@居酒屋」を導入しようかと考えています。

・・・まだメンバーにも言っていないので、この場を借りてこっそりサプライズ発表しておきます。笑

質の高いディスカッションを行える会社を目指して

最後に、ユニークワンが目指すコミュニケーションのあり方についてお話ししたいと思います。

ユニークワンは、ただ仲良くなるためだけの施策を行うつもりはありません。
目指すのは、議論ができる職場、そして全員が同じ方向を向いて目標を達成できる職場です。

弊社は広告代理業およびメディア業を通じて、毎日さまざまなコンテンツを制作していますが、コンテンツには絶対的な正解がありません。数ある答えの中からより良いものを追求するために、多様な視点を取り入れ、ディスカッションを重ねることが大切です。

ただ、よく知らない人と深い議論をすることは難しいですよね。
議論ができる関係性があってこそ、初めて本音で言い合える、質の高い議論が行えるのだと思います。そしてその関係性を築くために、懇親会を開催しているのです。

会社がお金を出す以上、そこには意図していることがあります。
飲み会は単に楽しい時間を過ごすためではなく、より良いサービスを生み出し、業績を伸ばすための投資なのです。

これからもコミュニケーションを大切にしながら、メンバーと一致団結して一歩ずつ成長を続けていきたいと思っています。


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もし今回の記事を読んで「ユニークワンに興味を持った!」「海の家での懇親会に参加したい!」と思った方は、ぜひユニークワンの採用サイトをご覧ください。

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