【2024年買ってよかった本6選!】おすすめビジネス書とハマった漫画
突然ですが、みなさんは普段、本を読みますか?私はほぼ毎日、本を読んでいます。
実際、経営者には読書家が多いそうです。マイクロソフト社のビル・ゲイツやユニクロの柳井正さんなど経営者の読書量は一般人の38倍というデータが出ています。
読書量は一般人の38倍!?ビルゲイツや柳井正など富裕層に共通する「読書習慣」とは
今回は去年の振り返りとして、私が2024年に買って良かった本(ビジネス書と漫画)を紹介していこうと思います。
買って良かったビジネス書3選
「このままじゃダメになる」、順調に見えるユニクロの現在進行形の物語
ユニクロ(杉本貴司)
ユニクロは今や日本だけでなく、世界的に有名なアパレル企業です。
この本では、その舞台裏が詳細に書かれています。ユニクロの創業者である柳井会長は過去の著作で「企業の成長3倍ルール」について、企業が3倍の成長をするためには一度全てを否定しなければならないと語っています。その3倍ルールの具体的な内容を深く知ることができます。
特に印象に残っているのは、ユニクロの海外展開における数々の失敗について書かれている章です。当社も2021年から海外へのローカルメディア展開に挑戦し、2024年に撤退という苦い経験をしただけに深く共感しました。ユニクロでさえも幾度となく失敗をしてきたのだから…と再び海外に挑戦しようという勇気をもらいました。
親からもらった創業資金でポルシェを買った男のサクセスストーリー
できないとは言わない。できると言った後にどうやるかを考える(丹下 大)
知る人ぞ知る超優良企業、株式会社SHIFTの創業ストーリーです。
ユニクロ創業者の柳井会長が、最初から親の後を継いで服飾業についたのとは対照的に、丹下社長はやりたいことがないまま起業。そして、親からもらった創業資金の一部でなんとポルシェを買うという型破りなスタートを切ります。
SHIFTは現在、ソフトウェアのテスト事業で成功を収めていますが、最初からその事業アイデアがあったわけではありません。携帯のGPS機能を使ったSNS事業やポルシェのレンタルサービス、さらには起業家を仮想通貨で応援するサービスなど、さまざまな事業にも挑戦し、迷走の日々が続いたそうです。
転機が訪れたのは2009年、ソフトウェアテスト事業に参入したこと。この事業が大成功し、2019年には東証一部に上場させるまでに会社を成長させました。
私も考えるよりも先にカラダが動いてしまうタイプ。要所要所に共感できるポイントがあり、いつかSHIFTのように爆伸びする事業を作りたい!そう強く思いました。
経営は「ビジネスモデル」だけでは不十分!これからの「いい会社」の必須条件とは?
カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方(唐澤俊輔)
「ビジネスモデル」という言葉はよく耳にしますが、「カルチャーモデル」という言葉にはあまり馴染みがないかもしれません。カルチャーモデルとは、会社や組織が大切にしている価値観・信念・行動様式をわかりやすく整理して表したものです。
この本で著者は、ビジネスモデルと同様にカルチャーモデルも詳細まで設計し、定着に向けて積極的にアクションするべきだと主張しています。
私自身、起業前からビジネスモデルについては深く考えてきました。しかし、カルチャーモデルについては考えたこともありませんでした。起業当初は、会社のカルチャーなんてものは、自然と形成されるものだと考えていたのです。
ところが、組織が拡大するにつれて「社内のまとまりがない」と課題を感じるようになりました。そんな時に出会ったのがこの本です。
この本を読んで、企業カルチャーは経営者が強い意志をもってデザインするものという考えに変わりました。
ちなみに同じタイミングで「企業文化をデザインする」という本も読みました。こちらもオススメです。
買って良かった漫画3選
「将棋の常識なんて関係ない!」天才少女が挑む、型破りな勝負の物語
龍と苺(柳本光晴)
藍田 苺の型破りな姿は、既存の枠組みに挑戦するベンチャー企業と重なる部分があり、興味深く感じながら読んでいます。
心に刺さる名言が多く、壁にぶつかったときには藍田 苺のセリフを思い出すことがあります。
全社員が参加する朝礼で紹介してしまうくらい、オススメの漫画です!
「未来は過去よりも過酷だった!?」文明崩壊後の世界を生きる男のサバイバルストーリー
望郷太郎(山田芳裕)
未来が舞台ですが、文明がリセットされているため、まるで昔にタイムスリップしたかのような感覚を覚える漫画です。
太郎は特別なサバイバル能力があるわけではありませんが、人工冬眠前の知識を駆使し、過酷な環境を生き抜いていきます。
当然ながら、自動車もなければ携帯電話といった現在のテクノロジーも存在しません。
通貨を巡る権力抗争や人々の生活の様子など、現代の社会の便利さや金融の重要性をあらためて感じました。
「人類の文明を0から作る」という壮大な設定が、非常におもしろかったです。
復讐を誓った少年が「北斗の拳」に影響され、なぜか凄腕マッサージ師に!?
ケンシロウによろしく(ジャスミン・ギュ)
『アメトーーク!』で紹介されたり、2022年のマンガ大賞にノミネートされたりとかなり話題の作品です。
伝説の暗殺拳を学んだはずなのに、その技術でいろんな人を幸せにしていくというユニークな設定に引き込まれます。
とにかく展開がバカバカしくて、思わず笑ってしまう場面が満載の作品です。
肩の力を抜いて楽しめるので、寝る前などリラックスしたいときにぴったりの漫画です。
漫画でも小説でもなんでもいいから、とりあえず本を読もう
今回は、私が去年読んだ本の中からオススメの6冊を紹介しました。
インターネットや動画コンテンツの普及により、昔に比べて読書の必要性を感じにくくなっている気がします。YouTubeで検索すれば、あらゆる分野の専門家がわかりやすく解説する動画を視聴することができるからです。
ですが、私はこれからも読書を続けていきたいと考えています。
なぜなら読書は、圧倒的に時間効率がいいからです。
動画視聴は受動的であり、視聴者は発信者のペースに合わせなければなりません。一方で、読書は能動的であり、読者は自分のペースで読み進めることができます。必要な情報だけを効率的に吸収することができるのです。
もちろん「Web記事で十分」という意見もあるでしょう。たしかに内容によってはWeb記事で十分です。
しかし、1つの企業や1人の経営者などある特定のテーマについて深く知りたい場合や、「会社のカルチャーを見直したい」というような具体的な課題解決のための情報収集をしたい場合は、書籍の方が優れていると私は考えています。
また漫画のように気軽に読めるコンテンツも、ある程度まとめてストーリーを一気読みした方が、ゆっくり楽しめると思います。
本には本にしかない魅力があるので、私はこれからも本を読み続けます。またメンバーにも本をどんどん読んでほしいため、会社として課題図書を指定したり、書籍購入に関する補助制度などを整えたりしています。
【ユニークワン課題図書一覧】
※部署により配布図書が異なります
自分のアタマで考えよう
言葉ダイエット
問題解決プロフェッショナル
社内プレゼンの資料作成術
社外プレゼンの資料作成術
営業1年目の教科書
ブランディングが9割
ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法
禁断のセールスコピーライティング
いちばんやさしいリスティング広告の教本
Webデザインの基本きちんと入門
イシューからはじめよ
新・戦略思考の広報マネジメント
今回紹介した「2024年買って良かった本」も、きっと皆さんの勇気や癒やしにつながる一冊になるのではないでしょうか。
興味を持った方はぜひ読んでみてください!
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今回は2024年に買って良かった本について書いてみました。
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