さよならだけが人生か。でもさよならにも言い方がある。(24)
1月10日(月)。
前回頼まれたオムツとパッドを
購入して病院へ。
期待していなかったのだけれど、
唐突に面会を許された。
どうも身体に発疹が出て、
それが感染性のものなのか、
判断がつくまでは個室に移したとのこと。
まだ感染性について判断がつかないので、
ドアのところから、
姿を見るだけだったけれど、
呼びかけたらこちらを見て、
じっと見つめてくれた。
切ない。
感染性がないとわかったら
4人部屋に戻すかもしれないが、
状態が状態なので、
このまま個室にとどめるかもしれない、
とのこと。
前回の面会の際に
「(残された日々が少ないから)これからは
もっと会えるように個室に移す」と
言われたことを思い出しつつ、
情報の一貫性のなさに、
少しフラストレーションを感じる。
病院に行くたびに会わせてもらえるのなら、
もっと頻繁に通って、少しでも長い時間、
そばにいてあげたいと思うのだけれど……。