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№5317:もっとも無能なのは「部下の疲弊を放置している上司」である

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、新コロ禍によって企業の業績が完全に二分しています。

私が言うまでもなく、新コロ禍に対応した企業が業績を伸ばし、新コロ禍前と同じことをやっている企業は業績を落としています。

フィットネス業界企業の大半は後者です。

ビジネスモデルも戦略も皆無。

頑張っても頑張っても結果が出ないことに対して、社員を頑張らせ続けています。

その結果、まず何が起こるかといえば「肉体の疲弊」です。

朝から晩まで仕事をさせられて、肉体が弱っていきます。

そして「疲れた」とか「疲れが抜けない」ということになってきます。

「週休2日を与えている」という経営者や上司もいますが、やっている方は休日も「会社からの連絡がいつくるか・・」と怯えながら過ごしています。

こんなのは「休息」とはいえません。

これだけでもまったくよろしくないですが、「肉体の疲弊」はほどなく「精神の疲弊」に向かいます。

これが「最悪の状態」です。

これは私も経験しています。

30代の支配人時代にクレームと業績不振で精神的に追い込まれました。

当時(22~23年くらい前)は「精神疾患」とか「うつ病」という概念(というか疾患)自体が今ほど注目されていなかったので、対処方法は「とにかく頑張れ!」でした。

こっちは「もうダメだ」という合図を出しているのに、それでも「頑張れ!」。

あたかもこちらの精神力に問題があるかのような雰囲気が蔓延していたし、実際にそう感じていました。

そんなこともあって私はFBL大学で「ストレスのマネジメント」という講座を提供しています。

このような状況に陥ることが「いかにバカバカしいか」ということ。

このような状況は「回避することができる」ということ。

そもそもこのような状況を「乗り越える必要がないこと」を伝えています。

それでも私の講座を受講している人は業界のごくごくごく一部の人のみ。

特に「大半の上司たち」はまったくと言っていいほど受講していません。

で、こういうプライドだけ高くて不勉強な上司に限って、部下スタッフを疲弊させています。

私は「もっとも無能」なのは「部下の疲弊を放置している上司」だと思います。

本来、仕事というのは「楽しくて仕方がないもの」です。

部下スタッフを「仕事って楽しいですね!」という状態にするのが上司の仕事です。

どの角度から見たって、精神を病んでまでやるものではありません。

嘘だと思うなら「脱サラ」してスモールジムを開業した人に聞いてみればいい。

「まったく違った人生があった」と言うはずです。

一貫して言っていますが、「無能な上司は部下スタッフが見切るべき」です。

変に認めてついて行くから生息を続ける。

その結果、「今後も被害者が増えていく」ということになるのですよ。

後輩たちのためにも「無能な上司」は見切るべきです!

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