対立していては意味がない

近頃、テレビを見ていると「高齢者の集団自決」だとか、高齢者に対する対立を生むような発言を多く聞くようになった。
僕は、単に「高齢者の集団自決」という言葉には断固として反対する。
その言葉は、世代間対立を生むだけだからだ。
そして日本経済の4割を高齢者世代が形成しており、高齢者世代が若者の生活にもたらしている影響は大きいと言える。

だが、この「高齢者の集団自決」という言葉を発信した経済学者の成田悠輔さんが伝えたかったことは、先に私が述べたことではないと思う。

言葉をそのまま捉えただけで、そこから発展して考えることができなければ、日本は変えられない。
テレビを見て、「世代間対立が当たり前だ」と感じとってしまえば、そこで思考が止まってしまう。

それではだめだ。その人が本当に伝えたかったことを、深く考えてほしい。
国民が団結して今の政治を変えていくために、人を批判するだけで終わらずに、自分自身の考えを持ってもらいたい。

今の政治を変えていけるのは国民。
国民が対立していては、ずっと政治家の操り人形にされ続けてしまう。

僕は、誰かの気になる発言があったら、それが政治に興味を持ってもらえるきっかけになればいいなと願う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?