Vtuberライブにおける質感と内容について

まず私はにじさんじが好きだ。

しかし陰キャ特有のアレで、人前で話すのは苦手だし、記憶力もないため後になって自分が言った発言を(なんでそう思ったんだっけ)と思い返すことも多い。Twitterの使い方も下手だと思っているし、他人との絡み方も弩級に下手だ。Twitterに書くと自分と異なる意見の人達に喧嘩を売っているような印象を与えてしまわないか心配になるが、それでも今の自分の気持ちや考えを忘れないために文章化することで今の自分の思いを残しておきたい。


先日行われた、

 にじさんじ Music Festival 〜Powered by DMM music〜

に現地参戦してきました。


感想は言うまでもなく楽しかった。

何度かVtuberのライブイベントにも足を運んだことはあるが、改めて思い返すと毎回映画館だった。初音ミク先輩のライブも現場は行ったことがなかった。

だからライブ会場にてVtuberを見たのは今回が始めてだった。

歌や演出、Vtuberにありがちな”関係性”にも思うことは合ったが、一番印象に残ったのは質感でした。

映画館やyoutube、ニコニコで見るVtuberとは全く違う、生きたVtuberがそこに存在するのを感じた。

メタな話をすると、ステージ上に奥行きを出すために影や光の当て具合、背景の位置など確認されていたんじゃないかなと思う。

唯でさえVtuberはファンとの距離感が近いのに、あの質感・あの距離感はやばい(語彙力)


今回のライブに参戦して気付いた・感じたことが何点かあるので箇条書きして、順に説明していきます。

■物販が想像以上に時間がかかる

12時半頃に現地着いて、橋の上の椅子や喫煙所をウロウロしていた。おかげで列形成されたタイミングですぐに並べて大通りを超えずにすんだ。後ろを見たら地獄だった。本気で(コイツら全員本当にチケット持ってんだよな)と思った。天候の問題もあり、15分前倒しで物販開始されたが、結構進みが遅かった。物販の品数はそこまで多くなかったため、私は事前に購入するものを決めていたが、慣れていなく窓口に立ってから決める人も多かったのか(少なくとも私の前5人くらいは)そこそこ時間がかかっているようだった。次回のイベント時には電子マネー払いや事前予約などで列解消スピードの向上に期待しています。


■スタッフ多いな

事前通達通り、入場はもちろん物販購入もチケット所有者のみでした。窓口で確認するか、直前で確認するんだろうな、と思っていたら4列の待機列中に2度のチェックがあった。さらに会場へ入場時と、アリーナ席に降りる前にと当日チケット確認するタイミングが4度あった。予想以上の厳重さに驚いた。


■複数推しマンは満足感高い

私は以前まで箱推しマンでしたが、さすがに厳しくなって今ではにじさんじの中でも何人かを中心に追っており、時間が空いたり興味がある内容の配信をやっていたら他のライバーも見るような感じで追ってます。今回は推しの何人かと新規3Dメンバーが一番の目的でした(一番とは)。事前に歌う曲が不明だったこともあり、わかっていたことですが推しと推しがサプライズでデュエットするとファンとしては笑顔で「あ・・う・・あ・・」しか言えなくなりますね。尊すぎて死んでからさらにゾンビになった感覚でした。

たまたま前席にいた女性2人組の一人がキンブレを買えていなかったようなので、DJが終わったタイミングで自前の1本をお貸ししたところ喜んでいただけたようで幸いでした。

前席の女性の一人は葛葉推しで、キンブレを渡した女性は刀也推しだったようでした。陰キャなりに頑張ってよかった。推し出演までに間に合ってよかった。。

対あり


■曲数少ない

曲数少ない。でも休憩なしで1時間半。ライブパートは全9曲+MC。一曲5分で計算すると45分、MCは2組ずつ行ったため計5回。MC一回10分として50分。合わせて95分。あれ?計算合ってるわ。じゃあ何が不満なんだ、と思い返すと、きっと出演者の登場回数が少なかったのだと思う。複数の推しがいる私でそう思ったということは単推しのファンにとっては余計少なく感じられたのではないか。じゃあこれも次回の課題かな。

と思ったがちょっと待ってほしい。

VR装置の連続稼働時間の問題もあるし、そもそもライバーはボイトレやダンス練習を繰り返してきたプロじゃない。歌がうまいライバーも多いがVR機器を装着し、何曲も歌わせるとなると相当期間の練習が必要になる。ライバー活動とは別に本業を持つライバーも多いなか、そうなると配信が少なくなる。するとファンは追わなくなる。いや、追わなくなるは言い過ぎか。少なくとも熱意が減ってしまうファンも多いと思う。じゃあどうすりゃええねん、って話になるが、結局のところVtuber、ライバーの形式上そこは承知するしかないと思う。だって推しには楽しんでほしいし。本業、配信(企画、準備含む)と唯でさえ忙しいライバーにとってライブを負担と感じてほしくないと思っている。少なくとも私は。当然ライバーの中にはライブ優先する人もいれば本業や配信を優先するライバーもいるだろう。それはライバーの選択の自由だと思う。

もちろん、ファンとしてもっと歌ってほしい、踊ってほしいと思うのも意見を言うのも大切だ。それはライバーに新しい選択肢になると思うから。そしてその選択をもって、そのライバーを推し続けるかもファンの自由だと思っている。


追記:歌って踊れるVtuber まりなす(仮)をよろしくお願いいたします。


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次は12月8日に両国国技館だ。今回現地で見れなかった人の中の一人にでも「現地で見る質感とはどんなもんなんだ」と興味をもっていただけたら慣れない文章を書いた甲斐がある。


ただ一点問題があるとすれば・・・

 全席指定S席:¥16,500
 全席指定A席:¥8,800

たっか・・っ!!

ライブイベントの料金としては正直、異例だと思う。

もちろん理由はあると思うが下世話なことも想像して書いていくと・・・

・V関連の機材のランニングコストが高すぎる

・五輪関係で大型イベント会場の使用料金が軒並み向上している

・同様に五輪関係で来年度のイベントによる利益の見込みが難しい

・今回と異なりスポンサーがない(※今の所不明)

とか適当なこといろいろ考えられる。今回のイベント自体、DMMというスポンサーや先日行われたFAVRICの設備をレンタル(もしくは中古買取り)したことで費用を抑えた可能性も考えられる。

けれども、そもそも論になるが、Vtuberの箱が主体となって箱単独で大型会場を押さえてのイベント自体過去事例がない(だよね?)ため、次回以降この価格が適正価格になるかもわからない。その過去事例がない、というだけでも他のイベントと比較するのはナンセンスだと思う。

私もブラック企業の低賃金時代に経験があるが、高すぎて手が出せない、という状況はファンには辛いと思う。思うが、安価なチケットにして大赤字で事業衰退となったら元も子もないと考えてる。特に浮き沈みの激しいVtuber企業だと一手間違えると致命傷になる可能性すらあると思っている。というかぶっちゃけライブ料金の他に先行抽選のためにDVD何枚も買ったことを考えれば十分安いんじゃね。

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