秋田初RCT、なまはげキャンプで見た望む未来
秋田県の引きこもり支援として、県が主催してきた『なまはげキャンプ』は、
20年くらい続いている活動です。
その活動に10年以上関わってきたのが、
RCTハーモナイザーのおかみちゃん。
おかみちゃんは、
誰にでも好かれる様な、あったかい優しい人なので、
なまはげキャンプの若者達にも慕われており、スタッフにも信頼されているのです。
私は、お話を聞きながら、おかみちゃんが、どんなに信頼されているのかを肌で感じることができました。
今回、コロナ明けで3年ぶりの開催においても、おかみちゃんに声がかかり、私もアシスタントとして関わらせて頂きました。
『人付き合いが苦手な青少年』対象
青少年なので、10代が多いのかなと思っていましたが、10代は2名、その他は30代、40代が殆どでした。
彼らの背景は詳しくはわからないのですが、
今では少しずつ彼らのペースで歩み始めている人もいたり、
そうでない人もいるのかな?
それでも、
なまはげキャンプという、いつでも戻ってこれる安心の場があり、
皆んな、その場が、そこに集う人達が好きなんだな、と感じることができました。
彼らは、本当に純粋で優しいのです。
感性がとても繊細で素敵なのです。
なので、今まで、たくさん感じすぎて、大変な事もたくさんあったんだろうな。
そんな彼らの望む未来をお聞きしました。
『5年後、小さな幸せを感じながら、秋田に根付いた生活をしている未来』
『5年後、仕事が続いて、人間環境も良くて、家では猫に癒される未来』
『10年後、なまはげの皆んなと楽しくボードゲームをしている未来』
『遥か彼方の未来、悪が善に触れて、世界が平和になっている未来』
『数時間後、この合宿が終わって、少し変化した自分の未来』
どの未来も、
決して華やかでは無いけれども、
穏やかで、
優しくて、
あったかくて、
涙か出るほど幸せな世界です。
彼らが望んでいるのは、
そんな世界
必ず叶いますよ!
私達には無限の可能性があるのだから。
もっともっと欲張っても良いよ
自分が自分の人生の総監督になって、
素晴らしい人生を創造していこうね
RCTはプレゼントの劇場です。
お話ししてくださったテラーの方への、
大切な心を込めたプレゼントとして望む未来の劇をプレゼントするのです。
今回テラーになって頂いた方には
そのプレゼントを、しっかりと受け取ってもらえたのを感じました。
また、テラーの方へのプレゼントだけではなく、
演じるアクターや観客の方もプレゼントを受け取ることができます。
Yちゃんは、あまり言葉は発しないけれど、
アクターをたくさんしてくださいました。
『遥か彼方の未来の世界平和』という抽象的な未来の即興劇でも
『悪役』という難しい役を、彼女なりの表現力で素晴らしく演じていました。
最後のシェアでYちゃんは泣き出してしまいました。
「とても楽しかったです」と。
後で、涙の理由を聞きましたら、
理由はわからないとのこと。
RCTって、自分でもよくわからない、左脳では理解できないような涙を流すことがあります。
私も、そのような経験があります。
多分、
その人の心の奥深く、
潜在意識?
魂?
その方の本当の自分自身が喜んでいるんじゃないかな、と感じるのです。
Yちゃんの中の、
本当のYちゃんが
「こんな風に自由に表現したかった」って
ありのままのYちゃんで、自由にのびやかに表現できたことを喜んでいたんじゃないかな?
その姿は本当に美しくて、キラキラ輝いていて、
周りの人にも勇気を与えたことでしょう。
参加者の方にも
スタッフの方にも
それぞれがプレゼントを受け取った素敵な会でした。