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ノート始めました。
和田華子です。
ノート始めます。
Facebookは宣伝用にしか使っていないし、Twitterは文字制限があるし、ブログって何か気恥ずかしくて。
自分のためにフラットに喋れる場所が欲しいなと思っていたので、ノート始めます。
走り書きだから、気軽に読んでね。
日常の事とか、自分の興味あることを書きたいと思ってます。
とりあえず、見切り発車でえいやと始めてみます。
まず、今私が一番書きたくて関心があることはこれ。
1、トランスジェンダーの具体的な話をしたい。
2、トランスジェンダー当事者に、ノンホルノンオペ生活で身に付いたこと教えたい。
まず1について。
私、世にいうLGBTのT、トランスジェンダーです。
身体の性別が女性で、自認している性別が男性の人です。
もっと詳しくいうと、ノンホルノンオペのFtMTG。
子供の頃はそんな名称も存在しなくて、割り当てられた言葉はせいぜい
「男女」「ボーイッシュ」「変な子」「変わってる子」「病気」くらいなものでした。
それが今では、「私はこれである」と言える言葉が存在している、とても嬉しいことです。
名称も概念もどんどん進化していて、膨大に広がっていて、当事者の一人である私自身ついていくのがやっとなくらいです。
それくらい多くの性、人がいるってことだなと思います。
セクシャルマイノリティの話も、昔ほどタブーでなくなってきましたね。
特に去年は、ニュース欄にLGBTの文字が幾度となく踊りました。
先日、20代から60代の6万人を対象にとった調査で、LGBTという言葉を知っていると答えた人の割合は68%を超えたそうです。
すごい。
関心が高まる反面、もちろん悲しいニュースも入ってきます。
Yahoo!ニュースを携帯で眺めながら、ふと私は思いました。
実際にLGBTの人を知り合いに持っている人の割合はどのくらいなんだろう。
芸能人とか、ドラマで見たとかじゃなく、生身の人間と出会ったことのある人はどれ位いるのか。
ある国際比較調査では、
「あなたの同僚、近しい友人、親せきにLGBTはいますか?」
の質問に日本の YES はたった5%。
他の先進国は50%がざらでした。
だから日本ではLGBTはまだ、
「いる事は知っているけど、身近にはいない人。」
なのだということです。
なるほど。だからニュースでやいのやいのやっているのを見て、妙なズレを感じたのか。と腑に落ちました。
何だかテレビでLGBT の事を語る・見る人達の顔は皆、未知のものとどう距離を取っていこうか考えあぐねているように見えていたので。
例えばそう「シン・ゴジラ」のようで。
「こいつらの目的はなんだ?何が目的だ?どう扱えば良い?(怖いよー)」
みたいにみえていたので。
そりゃそうだよね。
未知過ぎるものって怖い。
実際当事者じゃない人は、単に「私の事を知ってください!」と言われても、知らなすぎたら想像すら出来ないよなあ。と思いました。
しかも実際に身近に感じたことがないと余計に。
という事で、じゃあ私、喋るか。と思い立ちました。
生身のトランスジェンダーを知っている、という人がちょっとでも増えたら、LGBT の事を想像する階段の一段目位にはなれるかなあ。
とか思って。
見切り発車してみました。
もともとトランスジェンダーである事は隠していなかったし、かといって
「君は特別な人間だ!さぞ辛かったろう!大変だったろう!君の体験を作品にさせてくれ!」
みたいな申し出には、
「いやだよお、君が想像するようなドラマも苦悩もないよ、わざわざお金取って人に見せられる大層なもんじゃない。普通だよ。」
と断ってきました。
はっきりいって自分の事話すの気恥ずかしいし。
けれど、「LGBT は身近に居ます!」とだけ言われても、具体的な例がわからないと、実際に居ることを想像すら出来ない。
私は当事者じゃない人に「知ってほしい!」というより、いることを想像してみてほしい。と思っていて。
誰かが「未知」のものを「想像」する手助けならしたいな、と思いました。
あ、で、LGBT LGBT 言うてますけど、
私はLGBTのTでしかないので、そのことしか話せませんし、それだって私個人の話でしかないので、ほかの全ての人に当てはまるかといえば、そうではないです。
けれど、テレビで報じられているLGBTのうちのTは、和田華子でもあったりするし、親戚の一人だったり、兄弟だったり、クラスメートだったり、同僚だったり、上司だったり部下だったりするよ。
ということが伝わったらいいなあ。
ドラマの中だけの人間じゃないよ。
そこらへんに転がってる生身の人間だよ、ということがちょっとだけリアルになればいいなと思っています。
ポツポツ更新するので、良かったら気長に眺めてってください。
華子
華子