プログラミング知識ゼロでもOK!Replit Agentで簡単構築!有給休暇自動申請システム
皆さん、日々のお仕事お疲れ様です!
突然ですが、有給休暇の申請、面倒だと感じたことはありませんか?紙の申請書を記入して提出したり、システムにログインして申請したり…。そして、承認されるまでのやきもきする時間…。
そんな煩わしい有給休暇申請業務を劇的に効率化する方法があるんです!しかも、プログラミングの知識は一切不要!
今回は、AIツール「Replit Agent」を使って、スプレッドシートとSlackを連携させた、夢のような自動有給休暇申請システムの構築方法をご紹介します。
【システムの概要説明】
今回構築するシステムは、以下のシンプルな流れで動きます。
従業員がWebフォームから必要事項を入力して申請
申請内容がスプレッドシートに自動記録
申請結果がSlackに送信される
申請内容がスプレッドシートに記録されるシートが2種類ある(有給休暇、時間休暇)
休暇申請時に「終日休暇」「時間単位」を選択することで、該当するシートにデータが自動入力される
このシステムを導入することで、申請業務が効率化され、人為的なミスも削減!さらに、従業員の満足度向上も期待できます。
【システムの構築方法】
Replit Agentを使って構築していきます。Replit Agentは、まるで優秀なアシスタントのように、指示を出すだけでシステム構築を進めてくれる優れもの
なんです。
プロンプトは下記です。ここでは特に重要な「環境変数の設定」についてご説明します。
休暇申請機能
終日休暇申請(開始日·終了日指定)
時間単位の休暇申請(日付と時間指定)
申請者名と部門の入力
休暇理由の記載機能
リアルタイムでのバリデーション
通知·記録機能
Slackへの自動通知
Google Spreadsheetsへの申請記録保存
申請日時
申請者情報(名前·部門)
休暇詳細(種類·日付·時間)
申請理由
ユーザーインターフェース
モダンなデザイン
レスポンシブ対応
直感的な入力フォーム
日本語対応
【環境変数の設定】
システムを連携させるためには、Replit Agentに以下の3つの環境変数を設定する必要があります。
① Google Credentials
GCP(Google Cloud Platform)から取得します。スプレッドシートへのアクセスに必要な認証情報です。
GCPの「APIとサービス」から「有効なAPIとサービス」を選択し、Google Sheets APIを有効にする
「認証情報」タブで「サービスアカウント」を作成
作成したサービスアカウントのメールアドレスをコピー
操作対象のスプレッドシートに、コピーしたサービスアカウントを「編集者」として招待する
サービスアカウントの詳細画面から「鍵」タブを開き、「新しい鍵を作成」→「JSON」を選択して鍵をダウンロード
ダウンロードしたJSONファイルの内容をすべてコピーし、Replit Agentの「GOOGLE_CREDENTIALS」に貼り付ける
② Google Sheets ID
スプレッドシートのIDです。申請内容を書き込みたいスプレッドシートのURLから取得します。「/edit」より前の部分をコピーし、Replit Agentの「GOOGLE_SHEETS_ID」に貼り付けます。
③ Slack Webhook URL
Slackに通知を送信するためのURLです。
Slackのアプリケーションを作成し、「Incoming Webhooks」を有効にする
Webhook URLをコピーし、Replit Agentの「SLACK_WEBHOOK_URL」に貼り付ける
これらの環境変数を設定したら、「Add secrets」を押して設定完了です!
【まとめ】
今回ご紹介した自動有給休暇申請システムは、Replit Agentを使うことで驚くほど簡単に構築できます。
ポイントは、プロンプトをあまり細かく指定する必要がないこと。フォームの項目がうまく生成されなかったり、連携がうまくいかない場合は、Agentと対話しながら修正していくことができます。
システム導入後は、運用状況を定期的に確認し、必要に応じて改善していくことが大切です。また、個人情報保護の観点からアクセス権限の管理を徹底するなど、セキュリティ対策も十分に考慮しましょう。