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若い人のようなキラキラ写真は撮れなくなってきたので、オジサンらしく落ち着いて未来を見据えた写真を撮っていく

こんにちは、フリーランスフォトグラファーのまちゃるです。

自己紹介ページ以外で個人的なことはあまり書いていないのですが、今年で39歳になります。気が付けば来年で40歳の大台に乗ると思うと時の流れは早いものです。

提携している出張撮影サービスや写真教室などで20代のカメラマンが多くいるのを見ていると、自分もカメラマンとしては中堅になってきたんだなというのをひしひしと感じます。

感覚的にはオジサンの領域に足を突っ込んでいますが、やはりウェディングや七五三・お宮参り、カップルフォトなど20代~30代の方がメインターゲットとなる撮影をしていくにあたっては、その年代の方の感性も知っておかなければいけないため、SNSなどで勉強はしています。

ただその一方で、若い人のキラキラした写真(いわゆるエモい系)を再現できているかと言えば「できてます」と言い切れないのも現状。

やはり咄嗟の写真表現、アウトプットの部分はオジサンらしくよく言えば落ち着いた、悪く言えば渋すぎる表現になっているなと最近特に感じています。


とは言ってもこれからしばらくは写真の世界で生きていこうとしている身。
どのような写真をお客様に提供していけるのかを考えると、最近では「オジサンらしく落ち着いて未来を見据えた写真」も1つの表現なのではないかと思っています。

以前このような記事を書いたことがありましたが、「何年も後に見返してもらえる写真」「思い出が蘇るような写真」を撮っていきたいと思っています。

若い人が撮るような瞬発力を活かした目を引く写真(いわゆるインスタ映え)ではなく、じわじわと良さが伝わるような息の長い写真がその目標です。

そのために撮影現場では、お客様の状況や関係性、撮影時の周囲の雰囲気などを広い視野で捉えて、見返した時にその場所・時間の思い出が思い出されるような画作りをしていくことが大切です。

撮り方の目線としてはおそらく年代的にも親目線、オジサン目線に近いものになっていくと思いますが、主役のお子さんや新郎・新婦さんらが歳を重ねたときに「あの時親はこんなことを感じてたのか」とか「自分もあの時の親の歳になったんだな」と感じてもらえるような撮り方ができればいいですね。


一眼レフカメラが一般に普及して十年と少しになります。写真に対する感じ方や写真を撮るという文化が少しずつ成熟してきました。

写真撮影を仕事とする人も増える中で、同世代が撮った写真だけでなく親やオジサン世代が撮った写真、そして孫目線から撮った写真なんかも増えていけば素敵じゃないでしょうか?

おじいさん世代が撮った七五三写真、孫世代が撮ったシルバーフォトなどカメラマンが増える中で撮り手の世代や性別、作風でカメラマンが選べる時代になりつつあると思います。

僕もオジサンだからこそできる撮影があると信じて頑張っていこうと思います。

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Masaru Nakanishi @石川県金沢市のフォトグラファー&写真講師
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