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ホタルの撮影をしてみて感じたこと。鑑賞マナーや撮影マナーは大切で難しい。
こんばんは、フリーランスフォトグラファーのまちゃるです。
全国各地で梅雨入りして、なかなか撮影に行くのが難しい日も出てきましたね。
雨の合間を縫って撮影はしてますが、先日はこの時期に徐々に見ごろになってくるホタルの撮影に行ってきました。
今年は花の見ごろも若干早いですが、北陸でもホタルが例年より早く飛び始めているらしいです。
そんなわけでカメラ仲間と撮影に行ってきたのですが・・・
情報が出回っているのか、今までに無いほどにファミリーやカップルの方が見に来ていました。
たくさんの方が見に来ているのは仕方ないことなのですが、普通に懐中電灯やスマホのライトを付けていたり、車のヘッドライトを付けていたりとなかなか撮影する側にとっては厳しい状況でして。
そんな中で鑑賞マナーや撮影マナーについての難しさとか大切さについて考えてみた次第です。
本ブログの方にも書かせていただきましたが、ホタルの鑑賞や撮影の際に注意するした方がいいことは次のようなことだと思います。
①懐中電灯やスマホのライト・フラッシュなどは使わないでください
→蛍が驚いたり、過剰に反応するので結果的に蛍が見えなくなります。安全のためにも車は少し離れた駐車場に置いて歩いて来るようにしましょう。明るいうちに通路を確認しておくか、明るいうちに到着するようにします。カメラなどで撮影する場合もなるべく光が漏れない設定にしたり、上着などでカメラを覆うようにします。
②少し遠めから観察する。鑑賞は遊歩道から。
→鑑賞や撮影は遊歩道からにしましょう。ホタルは水辺にいることが多いので、暗い中で水路や池に近づくのも危険です。
③虫よけスプレーは使わない方が良い
→全部の虫よけがそうとは言い切れませんが、ホタルが逃げていくことがあります。暑くても体が露出しない服を着るか、かゆみ止めを持っていくなどの方法で対応します
少しホタルを見に来たという方には厳しい条件かもしれませんが、ホタルに限らず自然と言うものはかなり敏感です。せっかくホタルを見に来たのに、適切な観察方法を知らないと全く見られなかったということも起こりえます。
また長い目で見ると少しの環境の変化で生物の動きが変わり、ホタルがその場からいなくなってしまうこともあります。
将来的にもホタルの姿が楽しめるよう、撮影目的であれ、鑑賞目的であれ、みなさんでルールを守っていきましょう。
ホタルに限らずですが、今ある絶景スポットや撮影スポットはもともと「知る人ぞ知る」という場所がほとんどだったと思います。それが口コミや様々な情報発信、最近ではインターネットやSNSで一気に有名になることが増えてきました。
その結果、人の増加に対してルールやマナーが追い付かないというトラブルが増えています。
本来はそのスポットの紹介と同時に、ルールやマナーも一緒に知らされ、伝わっていけばベストですが、それはなかなか難しいのが現状です。
それでも将来にわたって美しい景観を守ったり、貴重な動植物と触れ合うためには1人1人がルールやマナーをまず知り、守っていくことが大切ではないでしょうか。
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