メーカー限定写真展に参加して得たこと【「α会写真展」へのご来場ありがとうございました】
こんばんは、フリーランスフォトグラファーのまちゃるです。
先の記事 で告知させていただいた通り、昨日までSONYユーザーの写真展「α会写真展」の方に参加させていただいていました。
短期間ではありましたが、連日多くの方にご来場いただきありがとうございました。
出来る限りご挨拶をさせていただいたつもりですが、お話しできなかったみなさま、申し訳ありません。
「Possibility of α」
今回このような形でブースを作らせていただきました。
テーマは「Possibility of α」
αはSONYのミラーレス一眼のαシリーズを示しています。SONYカメラの可能性を示すべくテーマ設定をさせていただきました。
「夜景」「リフレクション」「ストロボ撮影」「オールドレンズを使った撮影」の4つについて写真を出させていただきました。
これまでもカメラメーカーごとの写真展には参加させていただいたことがありますが、自分としてはいつもそのカメラの「可能性」を示したいと思っています。
夜の撮影、ストロボ撮影、オールドレンズでの撮影はそのカメラの特徴が出やすいように感じますし、自分でも好きな撮影なのでテーマの中に組み込むことが多くなっています。
使用カメラは同じでも表現は様々
カメラメーカーが縛られている写真展には久しぶりに参加させていただきました。
そんな中であらためて面白い発見がありました。
SONYのカメラでも今回はα7シリーズが多かったのですが、私と同じカメラ、レンズ、プリンター、はたまたプリント紙まで一緒と言う方が何人かいらっしゃいました。
ところが出した作品の雰囲気は全く違いました。
私は夜景からポートレートまでオーソドックスな色、テイストでしたが、他の方はかなり渋めのモノクロの方もいれば、不思議な花の写真の方もいました。
実際には同じカメラやレンズで撮っていると思えないもので、来場者の方にもかなり驚かれました。
後で考えてみるとこれは同じ機材を使っているからこそ表面に出てきた「感性や表現の違い」なのだろうと感じました。
そもそもこの写真展を思いついた方の狙いがそこにあったのかもしれません。
機材を同じものに揃えることで、出展者の個性と表現方法を際立たせること。その面白さを来場者に提供していくことです。
機材優位な今だからこんな写真展も面白い
偏った見方かもしれませんが、ネット上を見ていると今の写真業界はどちらかというと機材を重視する傾向にあるように感じます。
レビュー系の動画は溢れていますし、実際のところ写真の本質を問うようなコンテンツはなかなか作りにくいというのが実情だと思います。
だからこそ、今回の写真展のように出展者の感性を際立たせることが出来る展示に参加できたことは大変貴重な経験でした。
高性能なカメラは撮影のチャンスをより増やしてくれることはあっても、写真に思いを込められるのは人間だけだからです。
そんな当たり前のことを今回の写真展で再認識しました。
α会写真展では展示とともにPV動画の撮影にもこだわっていて、それらも全てSONYの機材を使って撮影しています。今回はそれらの上映や音響にもSONYのバックアップで機材を使わせていただきました。
総合的な意味でSONYのいいプレゼンテーションの機会になったのではないかと思います。
最後に今回中心で運営にあたっていただいたみなさま、機材の準備など裏から支えていただいたみなさまに大きな感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。