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フルサイズミラーレスが次々と発表されてるので、今一度自分に必要なカメラのスペックを考え直してみる

お疲れ様です。フォトグラファーのまちゃる(@kazuyami77)です。

ついに一眼レフの世界に足を踏み込んでからずっと使っているNikonさんから、フルサイズミラーレスの発売が発表されました。

つい先日はCanonからもフルサイズミラーレスの発売が発表され、まもなく発売を発表するらしいPanasonicさんやフルサイズミラーレスではかなり他社を引き離しているSonyさんも加えて、今年から2020年くらいは「フルサイズミラーレス群雄割拠時代」になりそうですね。

ただ、NikonやCanonから発売予定のミラーレス機を見てみると、スペックや費用面から見て個人的には「どの層をターゲットにしているのだろう?」と感じてしまう面があります。

おそらく現時点での技術を反映したり、これから各方面からフィードバックを受けて改良していく上での発展途上の段階と言えると思いますが、プロとしてこれらを仕事のメイン機で使おうとなると、なかなか躊躇してしまうという意見は分からなくもありません。

正直私も、長年愛用してきたNikonをできるだけ使いたいし、そのままミラーレスに移行できればという思いはあります。ただ、一眼レフからミラーレスへの切り替えはおそらく自分の撮影スタイルを大きく変えることになることから、かなり慎重に考えたいと思っています。

そんなわけで、この場をお借りして少し自分に必要なカメラのスペックについて見つめなおしてみようかと思いました。
(たぶんプロの方の多くは参考にならないと思いますが、意外とハイアマチュアくらいの方は参考になる面もあるかも・・・)


そもそも私の仕事での撮影ってどんなの?

今度、機会があれば自分の撮影仕事についてまとめられればと思っていますが、大まかに書いてみましょう。

①インタビュー・取材・セミナーなど出版、ホームページ系 → 50%

②前撮り系・七五三・成人式・ラブグラフ → 30%

③プロフィール → 15%

④運動会、その他動きものイベント → 5%

基本的にロケーション撮影での人物撮影が多くて、室内撮影もほとんど無い感じです。

広告撮影やイベントメインの方、写真家のような作品作りメインの方に比べて、機材に求められるスペックはそこまで高くない印象でしょうか。


自分が次の仕事用カメラに求めるもの

①瞳認識AF(最低、顔認識AF)
②チルト液晶

ミラーレスを導入した場合、撮影スタイルを二眼レフを撮るようなノーファインダーもしくは、チルト液晶を見ながらというスタイルを取り入れる可能性があります。

そこで人物にピントを合わせてくれる瞳認識AFがついていることが望ましいです。これによって、ピント合わせに使っていた集中力を被写体とのコミュニケーションに使えればと思っています。

③静音シャッター

これからのミラーレスにはだいたい装備されていくと考えられますが、インタビューやセミナーなど余計な音を出せない仕事には、今後必須の機能になりそうなので。

④ダブルスロット(SD2枚)
⑤3000万画素前後(2500万画素前後でもいい)

仕事として使う以上はダブルスロットの方がデータ保全やバックアップの面から安心なので。今後、記憶媒体の進化は予想されますが現時点では最も普及しているSDカードが希望です。

(「シングルスロットでも最近の媒体はほとんどトラブルがない」という指摘はその通りだと思いますが、クライアントによっては撮影終了直後にカードを持ち帰る方などもいるので、物理的に必要なことがありますので)

画素数の面では仕事内容からもそこまで高画素のものが求められないので、データ管理の面からも3000万画素前後であればちょうどいい感じかと思っています。

⑥UIの良さ

最後にけっこう重要なのが、UI(ユーザーインターフェース)の良さ、つまりは操作性の良さです。

小型軽量のミラーレスの良さを生かしつつもなるべく、表面のボタンやダイアルで操作できることが望ましいです。その点では個人的には、ボディを極端に小型化しなくてもいい(D750くらいの大きさでも)と思っています。


自分にとって最適なカメラは人それぞれ

こう書いてくると「プロなのに求めるスペックが低いんじゃないの?」と言われそうですね・・・。

確かにもっと高スペックで高価なカメラを使っているプロの方がほとんどですし、その方がいろんな撮影に対応できるのは間違いないでしょう。ただ、僕の場合はコストパフォーマンス的なことも気になるので、そこらへんは人それぞれの考えがあっていいと思います。

改めて自分が求めるものを見直してみると、Sonyのαⅲあたりが一番理想に近い印象で、そのあとがNikonのZ6、CanonのEOS Rと言ったところです。
それでもこれまでのレンズ資産をどうするのかとか、それぞれのカメラ・メーカーが今後何十年もお付き合いしていけるのかまで考えると、現時点では悩ましいところです。

今回、いろんなメーカーからフルサイズミラーレスの発売が発表されたことは悩ましい選択肢が増えた一方で、いろんな可能性も提示された面で良かったのではないでしょうか。ここ1、2年はかなり悩むことになりそうですが楽しみながらやっていきたいと思います。

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Masaru Nakanishi @石川県金沢市のフォトグラファー&写真講師
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