中山金杯からHERO探しをスタート
本年もどうぞよろしくお願いします。
新年1発目の重賞である、金杯では中山に注目しています。
JRAのキャッチコピー「HERO IS COMING.」
中央競馬を彩ってきたHERO馬たちは、人々の記憶の中で今もなお走り続け、熱く語り継がれています。そして、これから登場するであろう新しいHEROへの期待が我々の胸を熱くする、それが「HERO IS COMING.」とのことです。
そんな自分のHEROを探していきたいと思いますが、昨年から期待している馬が中山金杯に出走します。
ヴィクティファルス(牡4歳、56キロ、池添騎手)
名前の由来:ガリレオ衛星に名付けられた衛星の1つ。
有名な物理学者、ガリレオ・ガリレイが見つけた衛星のことですが、その中でも、ヴィクティファルスはガリレオが見つけた木星の衛星のなかでも群を抜いて大きいものだとされています。
血統表を見ても、母方の祖父の名前は「Galileo」であり、母も実際のガリレオ・ガリレイの娘の名前に由来するようです。
おそらく2番人気か3番人気に推されると思いますが、この馬の不安要素もいくつかあげられています。
✓1800mがベストで2000mはどうか?
✓開幕週のCコースにて前に行く馬が有利で差し馬に不向き
✓データ的に菊花賞からのローテが不向き
✓そもそも能力的にどうか?
これらの要素を上回って好勝負できるのか?
まず能力的には、肩からお尻にかけての筋肉量も多くて好馬体です。頭の高い走りは気になる部分はありますが、重賞をいくつも勝てるだけの能力は持っていると思います。戦績としても昨年の春から重賞で走っており、クラシックを完走した経験も大きいと思います。
昨秋のセントライト記念でも狙ってましたが、前が壁になり残念な結果でした。ただ、レースのレベルは非常に高く評価できると思います。2着ソーヴァリアントは現役屈指の素質馬。勝ち馬アサマノイタズラは有馬記念にも参戦。菊花賞1着、2着のタイトルホルダー、オーソクレースも参戦していました。そんな馬達にも引けを取らない素質があると思います。
ピッチ走法なので、重い馬場なら尚更良かったのですが、パワーが要る中山の2000mなら力を発揮できる環境でしょう。
仕上がりに関しても、外厩のしがらきである程度出来上がっており、直前の追いきりでも栗東の坂路でシャープな足捌きを見せており問題ないでしょう。
事前の発表の馬体重は+24キロと昨秋にかけて増えていなかったので、成長分として捉えて良いでしょう。
枠順も比較的良いところに決まりましたし、流れる展開で3角~4角で上手く外に出せれば上位争い必至です。池添君に期待しましょう。
是非、今年の1番星としてのHEROになって欲しいものです。