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ジャパンカップ〜外国馬の取捨は?

グランドグローリー(GRAND GLORY)= フランス

最近の戦績状況

ジャンロマネ賞(ドーヴィル、仏G1、芝2,000m)は、後方待機策から直線で一気に追い上げると、前年の覇者でブリーダーズカップフィリー&メアターフの勝馬アウダーリャをゴール前で短アタマ差だけかわして優勝。

デビューから16戦目にして遂に牝馬限定戦ながらG1 勝利を果たした。

10月オペラ賞(パリロンシャン、仏G1、芝2,000m)は、8番手の外から重馬場を追い上げて一旦は先頭に、3歳牝馬ルジールにハナ差かわされて 2着となった。

持ち時計:2000m  2.03.7 (伊)
     2400m  2.27.9 (仏・ロンシャン)

脚質:追い込み

今まで、重馬場での経験が多くスピード競馬への適応に疑問符。先行力があるわけでもなく厳しい戦いになりそう。

ジャパン(JAPAN)= アイルランド

1歳時10月のセールに上場されて130万ギニー(約2億円)という高額でクールモアグループに落札された馬。

最近の戦績状況

今年は5月のオーモンドステークス(チェスター、英G3、芝2,680m)から始動し、2、3 番手から抜け出して勝利。約1年9ヶ月ぶりの勝鞍を挙げて、長いトンネルから抜け出した。
そして、7月のメルドステークス(レパーズタウン、愛G3、芝1,800m)は63.5キロを背負いながらも、3番手から抜け出して勝利。

アメリカ競馬に参戦した8月のソードダンサーステークス(サラトガ、米G1、芝2,400m)は前が塞がりながらも、体勢を立て直して勝ち馬にクビ差まで迫る2着に善戦。
10月のジョーハーシュターフクラシック(ベルモントパーク、米G1、芝2,400m)でも直線入り口で前が開かず6 着と不完全燃焼。

小回りのデルマー競馬場を舞台としたブリーダーズカップターフ(米G1、芝 2,400m)では5番手追走から直線で見せ場をつくって勝ち馬から3馬身半差の4着。

芝2,400m のベストタイムは、ブリーダーズカップターフと、ジョーハーシュターフ クラシックの2分26秒5 (良)

この馬のピークはいつなのか?それほどの強さは感じない。頑張っても掲示板あれば大健闘か?持ち時計的にも厳しい。

ブルーム(BROOME)= アイルランド

5歳になってようやく開花した晩成タイプで、今年のサンクルー大賞(仏 G1、芝 2,400m)で初のG1勝利を掴んだ。レースでは早いスタートを切って先頭を奪い、長い直線も危なげなく押し切る強い内容だった。

7月のキン グジョージVI世&クイーンエリザベスステークス(アスコット、英 G1、芝2,390m)は早めに先頭に立ったが、失速し4着。

9月のフォワ賞(パリロンシャン、仏G2、芝2,400m)はディープボンドの逃げ切りを許して1馬身半差の2着。

本番の凱旋門賞は、当日の重い馬場に持ち味が活かせず11着。

ブリーダーズカップターフ(デルマー、米 G1、芝2,400m)は中団を追走し、直線入り口で先頭に立つ積極的な競馬を見せ、最後はユビアーの末脚に屈したものの半馬身差の2着に善戦。タイムは2分26秒0。

2021年は3月から休みなく使われており、上り目は無いだろう。一昔前までなら、2.26.0の持ち時計なら何とか勝負になったが、おそらく勝ちタイムは2分23秒台決着で高速馬場への対応は厳しいだろう。

今年参戦の3頭共に、速い時計への対応が鍵だが率直に厳しい。。。

2000m辺りである程度の持ち時計があると期待できるのだが、、

今年のジャパンカップも日本馬での決着濃厚でしょう。


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