毎日王冠〜あのワクワクがない〜
いよいよ、本格的に秋競馬の到来です。
中山開催は終了し、東京開催がスタートします。
開幕週に行われるのは、名物重賞の毎日王冠(G2)
天皇賞・秋、マイルCSを目指す馬が一堂に会する注目レース!?
今年は、NHKマイルカップを制し、3歳マイル王として挑んだ安田記念で3着と五角の戦いを見せたシュネルマイスターが参戦します。
しかし、何故でしょうか?
以前に感じたワクワク感がありません。
バリバリのG1級の馬達の戦いを期待してしまう自分がいます。
過去のレースには個人的にも思い出のレースが多い。
1989年のオグリキャップとイナリワンのハナ差の大接戦。
1994年のネーハイシーザーの衝撃の1.44.6のレコード勝ちからの天皇賞制覇。
1997年の前年の天皇賞馬バルガムフェローがツクバシンフォニー、スピードワールド、ジェニュイン等に完勝したレース。
1998年はサイレンススズカとエルコンドルパサー、グラスワンダーが激突した競馬の歴史に残るレース。
2009年のカンパニーがG1を6勝していたウォッカを破った番狂わせ。その後、天皇賞・秋、マイルCSとG1を2連勝に繋げた。
思い出がいっぱいです。。。
だが、近年は出走メンバーの、レベルの低下が鮮明です。
昨年は、3歳世代No.2のサリオスが古馬との初対戦で勝利しましたが、メンバー的には一枚劣る相手でした。
レベル低下の要因は2つ考えられます。
1つ目は天皇賞・秋へ直行する馬が多くなったこと。
アーモンドアイ、クロノジェネシス、ダノンプレミアムなどのG1馬がこれに該当します。
この背景には外厩施設の充実が要因でしょう。
最近は、前哨戦を使わず直行でG1を優勝するケースが散見されます。
必ずしも、前哨戦を戦う必要がないことが証明されつつあります。
もう1つの要因となっているのが、富士ステークスがG2に昇格したこと。
マイルCSの前哨戦である富士Sは、G3の1着賞金4100万円で施行されていた。それが昨年からG2の1着賞金5900万円となったことで、多くの馬が矛先をこちらに向けています。因みに毎日王冠は、1着賞金6700万円。
これまで、毎日王冠は1800mという天皇賞・秋とマイルCSの間の距離で行われるG2ということで、多くの有力馬が出走してきました。
しかし、G2に昇格して毎日王冠との賞金差が埋まったことにより、マイルCSを目標にする馬は富士ステークスに向かっているようです。
少し、寂しいですね。
今年の出走予定馬での注目馬は、シュネルマイスターの他、安田記念馬のダノンキングリー(牡5)とドバイターフで2着(芝1800m)と格を上げたヴァンドギャルド(牡5)でしょうか。
後者はこの後、米BCマイルへの参戦も視野に入るだけに、ここは勝利が欲しいところでしょう。
熱い盛り上がる競馬を期待したいものです。まずは、馬券を当てないと始まりませんが、、、