終演 | 2022.7.4
・長瀬有花 コンセプトライブ「SEEK」のアーカイブ公開が終了した。
・特設サイトやDiscordチャンネルも終了した。
・膨大な労力と時間を注いできたが、何回かWebブラウザ上をカチカチとクリックするだけで全てが終わった。一瞬である。
・オンラインライブだと、観終わった後に視聴ページを閉じればもうそこは自宅(あるいは劇場やライブハウスではない私的な空間)になる。
・帰りの交通の便や、帰宅してからの“生活への逆行”を濃く長く味わわずに済むので、色々な意味での損害が少なく済む。感想とかもすぐに誰かと言い合えるし。
・ただ一方で、良い非日常を堪能した“後の帰り道“も、ライブや舞台や映画の一部であると自分は考えている。
・そこに踏み入る前とは何かが変化している空気の匂いと温度だとか、やけに浮つく足取りだとか、ほんの少しだけ焦点の合わない視界だとか、それ以外のことはなかなか考えられないあの僅かな反芻の時間によって、体験は熟成する気がしている。
・「SEEK」のプレイヤーが表示されなくなったYouTubeのエラー画面や、リンクが失効したことを告げる404ページを目の当たりにしたときに、もしその反芻の時間が生まれたと感じる人がいたのであれば、とても嬉しいことだと思う。
・こんなツイートを見た。
・Hz(ヘルツ)というのは周波数の単位で、ほんとうは違うんだけど要は音の高さ(を構成している成分)のことです。
・リプライも併せて拝見していると、人によって「悪魔が棲んでいる」と感じる帯域が大きく異なっているのが面白い。
・音楽のリスニング環境とか聴き癖の積み重ねといった要素もありそうだが、本能的な感受性があるのかもしれない。この辺の高さの音が好きで嫌いで、という耳の特性。
・自分は3kHz-4kHzあたりに悪魔の存在を感じがちで、ここを均すと良い音源に聴こえたという主観的な実体験がいくつもある。
・フリーの男性ボーカルBGMの3kHz-4kHzを抽出した音源を作ってみた。何の違和感もない気持ちのいい音源だが、意識してみるとその辺りに悪魔が棲んでいる感じがして自分は気になりだしてしまう(お借りした音源のミキシングに違和感を覚えている/苦言を呈している訳では一切ない)。
・noteの記事をTwitterにシェアしたときの画像。
・URL先のタイトルに縦の棒( |とか|とか)が入りまくっていてなんか変な感じだ。
・そもそも何なんだこの縦の棒は。
・へ~
・バーティカル・バーというらしい。そのまんま縦の棒だった。
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・なんだ、文句でもあるのか。
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・もう1本……?
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・ヒッ……!