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Vol.5 トランジション・バスケットボール/ Transition basketball

2023/7/14

最後に自分が目指すバスケットボールの3つ目の柱は、

トランジション・バスケットボール


です。つまり切り替えの速いバスケットボールです。

なぜ、自分がトランジションを重要視しているかを紹介します。最近では映像や書籍で様々なスキルや練習が紹介されています。自分もそれらを参考に練習を組み立てていました。もちろん、現在でも参考にしている練習はたくさんありますし、以下に示すスキルの練習が必要ないと感じているわけではありません。
その練習の優先順位や順番、前提の条件を考えていく必要があります。

例えば、オフェンスの個人スキルであれば、ポストプレイ、1on1のスキルやステップ、シュート、チームオフェンスであれば、スクリーン、ムービングオフェンス、セットオフェンスなど。
しかし、相手のオールコートのディフェンスにやられてしまったり、時間を失ったりしてしまうと、状況判断をするまでもありません。

同じように、ディフェンスの個人スキルであれば、ボックスアウト、ディフェンスフットワーク、ハンドワーク、チームディフェンスであれば、ヘルプローテーション、スクリーンの対処、トラップなど。
しかし、どれも相手の素早いオフェンス(速攻、ファストブレイク)にやられてしまっては、練習してきたものを発揮する状況がまず起きません。(自分たちのチームよりも格上のチームと対戦したときのことを考えると想像できると思います。)

オフェンスの練習も、ディフェンスの練習もトランジションについていくことができているという前提のもとに成り立っている


ということを忘れてはいけません。

そのため、自分はバスケットを教える順番がとても重要であると感じており、『原則』と『トランジション』から教え始めています。

また、トランジション・バスケットボールとは、ポゼッションとシュートのアテンプトを増やすことにも繋がります。

以上の理由で、自分が目指すバスケットのプレイモデルは、

アドバンテージをカウンターする効率と再現性が高い、
トランジション・バスケットボール


としており、それを効果的に発揮するために、

『原理・原則』でコーチング


を心がけています。

今後は、このプレイモデルの詳細を紹介していきたいと思います。

Kazuya

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