COSINA Voigtlander Bessaflex TM + ULTRON 40mm F2
死んだ妻をアンドロイドで甦らせる
20年ほど前、Bessaflexを借りて、FUJIFILM NATURA 1600を入れてお散歩したことがある。素敵な写真が撮れて、今でもプリントを大切に持っている。
この質感をデジタルでできないかなあなんて思っているがあんまりうまくいかない。今はそのカメラも無いし、フィルムももう売っていない。フィルムシミュレーションでレシピもあるけどなんか違う。
デジタルで再現する過程は、生身の人間を機械で生き返らせようとして失敗を繰り返す、手塚治虫の漫画にありそうなエピソードのようだ。
フィルムのハードルの高さ
フィルムで撮りたいさ本当は。お金も現像できるところもフィルム自体もない。地方は特にそう。札幌で現像出したら東京にフィルムを送るんだそうだ。確かに東京には現像できるところをちらほら見かける。ニッチなものでも人口の母数が多いと生き残れるんだな。市場についても考えさせられる。
またじっくり撮影したいなあ。シャッター1回200円くらいするんじゃないかな。高いなあ。
これを見返すたびにデジカメの進化ってどうなの?って思っちゃう。ニコンからマウント変更したのはその絵作りに疑問を持ったから。その話は気が向いたら書こうかな。
今日もカメラメーカーの開発の方々が懸命に上げた解像感をすりつぶす現像をする。いいのかな。。いいのか。。
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