「AST・ALT」について
みなさんこんにちは!
8月ということで更新頻度を出来るだけ高めたいところですが、やる気はいつまで続くのか気になるところですね。あと一回くらい更新したいですが・・
今回の内容は、前回の続きといっても過言ではない内容となっていますので前回の記事、まだ読んでないよって方はぜひ読んでみてください。では早速行ってみましょう~
① 「AST・ALT」ってなーに?
AST(GOT)・ALT(GPT)は肝細胞で、両方ともたんぱく質をえーいって分解してアミノ酸をつくる酵素のことです。「AST」は肝臓だけではなく、心臓や赤血球・腎臓・筋肉とかに多く存在するんだとか。そのことから、両方の数値が高い(ALTの方が若干高くなる)場合は、肝臓の病気。「AST」のみの場合は、筋肉の破壊だから筋肉痛や、心筋梗塞を疑うみたいです。心筋梗塞が疑われたら、「CK値・トロポニンT・CK-MBの値」を確認してもらった方がいいと思います。
余談でもう一つ。
「γ-GTP」=たんぱく質を分解する役割を持っていて胆管で作られる酵素であり、肝臓や腎臓、膵臓に含まれています。これらの臓器に障害がおこったり、肝藏・胆道あたりが詰まると血液中に流れてきます。
γ-GTPは肝臓や胆道系の病気の検査値に使われます。そして、アルコールに過剰に反応することもあり、お酒を飲む人は数値が高かったりします。健康な人なら一定期間お酒をやめればもとに戻るので再度検査をしてアルコールによる上昇だったのか、肝臓や膵臓の障害によるものなのかがわかります。最近では、肝臓に中性脂肪がたまってしまい、それが原因で起こる肝炎(非アルコール性脂肪肝炎)でもこの数値が上がるらしいです。
「AST・ALT」は肝細胞で、「γ-GTP」は胆管で作られる酵素のことでこいつらを「トランスアミナーゼ」と呼びます。かっこいい。肝臓でアミノ酸の代謝に関わる働きをしているんです。
肝細胞が何らかの原因よって壊されると血液中に放出されるため、その量によって肝臓機能の状態を調べることができるんだとか。肝臓は病気になっても痛みがない病気って言われています。知らなかった・・・
そのため、自覚症状が出にくいんだとか。だからこの「AST・ALT」の検査が重要になってくるんですね~
② 高い場合は~?
もしも「AST・ALT」の値が高いよって言われてしまったら、
・アルコールをたくさん飲んでないか?
・太ってないか?
・運動をたくさんしてないか?
・なにか薬をのんでないか?
をまずは疑った方がいいです。筋肉痛でも「AST」のみは上昇しちゃいますので。
いやいや、思い当たらないよって方は、肝臓の機能に障害がないかしっかり検査しましょう。
出来るだけ早い方が得策でしょう。また、生活習慣による肝臓機能に影響が出ている場合は、お酒をやめたり、ダイエットをしたり、薬の見直しをお勧めします。
余談ですが、肝臓がんや胆道あたりのがん・C型肝炎ウイルスに感染している場合も肝臓機能が障害されてきますので、「ALT・AST」は上昇することもあります。
また200IU/L以上ある場合は運動は控えた方がいいです。あと肝硬変の症状(お腹に水が溜まったり、黄疸が出てしまったり)が出ていないかも大事になってきます。
基準値
AST(GOT)=7~38IU/L
ALT(GPT)=4~44IU/L
γ-GTP=男性:80IU/L以下・女性:30IU/L以下
高いと疑われる病気は
急性肝炎・慢性肝炎・アルコール性肝炎・脂肪肝・肝硬変・肝癌などなど
γ-GTP:急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変・肝がん・アルコール性肝障害・薬剤性肝障害・胆道系疾患 があります。
「γ-GTP」=単独で増えた場合は、アルコール摂取の可能性がありまする。あとは心筋梗塞の可能性もありよりのありです。「CK値・トロポニンT・CK-MBの値・AST・ALT」を確認しましょう。
③低い場合は?
「ALT・AST」が低い場合は、特に問題がないか、甲状腺の病気が疑われます。 その時は、筋力が落ちてないか(筋力低下)、汗をかきやすくないか(発汗)、手などが震えたりしないか(振戦)、疲れやすくないか(易疲労性)がないかの確認が大事になります。あと「CK値」も異常が見られるみたいなので一緒に確認しましょう。
「γ-GTP」=妊婦さん(妊娠時は女性ホルモンが多く分泌される為、低下するらしいぞ) アルコールをあまり飲まない女性も低い事があるそうな。
④最期に
簡単ではありますが今回のnoteは以上となります。コロナもなかなか収束しませんが、負けずに頑張って行きましょう!!ではまた次回のnoteでお会いしましょう〜
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