2024年11月16日(土)福島5R障害オープン

今年福島で行われるオープン競走の最終戦。
出走11頭中5頭が昇級戦というフレッシュなメンバー構成。

ここまでの福島開催は出走頭数が揃わなかった影響でメンバーレベルが明確な差が出たために前残り決着が顕著だったように思える。

ここはオープン競走でありある程度のメンバーレベルは見込める。
またそれなりに先手を主張したがる馬も揃っているだけに福島らしいダラッと捲っていける脚とスタミナが必要な条件となると見込む。

メンバーの中にはここを狙いすまして出走してきたであろう馬もいる。
その点を考えて予想を組み立てていきたい。


パドックメモ

◎8ヤップヤップヤップ

福島成績は0-1-1-1。

レース序盤はどうしても後方からのポジションを強いられることが多いが、中盤から捲りながらポジションアップをしていく競馬が得意。そのため福島では好走歴が目立つ。
特に昇級し距離を伸ばしてからの走りは目を引くものがある。昨年も今回と同じ開催を使っていてグレートバローズの2着だった。
相手は福島で3勝している現役屈指の福島巧者だったので敗戦はやむなし。

決してメンバーレベルが低い一戦だったわけではなくオープンクラスでの好走歴のある馬もいたレースなだけに素直に評価したいところ。

今回は10/5に新潟で行われたパーリーブラック戦でひと叩きしてからの参戦で狙い澄ました一戦。昨年とほぼ同じローテーションでここに挑むのは昨年のレース振りに手応えを感じているからと捉えていいだろう。
※昨年は10/8に京都で開催されたロックユー戦に出走

1年経過してこの馬の能力はどうだろう?という点については全く問題なく力を発揮できると考える。

前走はクリノクオンの落馬による不利を最も大きく受けてしまったのがこの馬。
2周目向こう正面の連続障害で他馬より大きく外に膨らんで減速してしまう不利があった。それでもコーナー入口からスパートを開始して5着入線。
使った上がりは障害入りしてから最速の37.7秒(メンバー中5位)と上々のものだった。この時の脚の使い方はきっと福島へのコース替わりで大きく活きてくるはず。

前走はメンバーレベルの高かった一戦だったがそのレースで不利を受けながらもしっかりと脚を使えた点はしっかりと評価すべき。

昨年同様のローテーションで狙い澄ました一戦。
ここを勝って江田ママの勝利数年間5勝目達成となるか。

○11アランデル

このコースは斤量が重くても成績を残しやすい舞台。
近2年で見てもマイネルグロン、マイネルヴァッサー(2度)、グレートバローズ(2度)、ロードトゥフェイム、タイキフロリゼルが61kg以上の斤量で好走している。
同馬については前走同条件で61kgを背負って4着に敗れているが、夏負けを懸念されていた点、最内枠と厳しい条件下でのレースだった。

この馬自身540kg前後の超BIGサイズの馬体で斤量負けという点は気にする必要がないはず。

今回は夏場の暑い時期を休ませてここに向かってきた。
そして何よりも最内枠→大外枠への条件替わりはこの馬には大きなプラス要素となりそう。

昇級後の成績
2023/7/1  福島2750m ギガバッケン戦            1枠1番 11着
2023/12/16 阪神3110m ナリノモンターニュ戦 6枠9番   2着
2024/2/10   小倉2860m アランデル戦                8枠12番 1着
2024/7/13   福島3380m グレートバローズ戦     1枠1番   4着

この馬はハービンジャー産駒の傾向にドンピシャ。

今回は大外枠を引けたことでこの馬にとっては大きな前進が期待できる。

ここまで戦ってきた相手を考えるとここで凡走はできない。
スムーズに折り合いが付けば勝ち負け争いできるはず。

▲1タイセイスラッガー

前走は見事な変わり身を見せて入障2戦目で勝ち上がりとなった。

ブリンカー着用効果が抜群だったとはいえ、ゲート好発からスムーズに逃げてそのまま5馬身差の圧勝。
レース慣れのためか逃げれたことが大きかったのかスピードがありながらも大きな飛越で飛越ごとにリードを広げる姿が印象的だった。

障害数が12ヶの中京3000m→9ヶの福島3380mへの条件替わりからスタミナ面の不安は一切ないはず。

今回は枠の並びも良く、すぐ隣がゲートの遅いザレストノーウェアであればスタートのストレスは軽減されるはず。

中京で良い勝ち方を出来る馬は出世していくイメージがあり前走の内容は先々の出世を十分に期待できるものだった。

伴Jが逃げるとペース配分が上手いからなのかそのまま残りやすい。
平地力を活かした積極的なレース運びを期待して単穴評価とする。

△6ニシノパプルブリリ

入障から3戦経過しているがいつも想像以上のレースを見せてくれる。

前走は昇級戦だったにも関わらず跳び負けるシーンは全くなかった。

この馬もタイセイスラッガー同様中京で魅力的な勝ち方をしていて出世が期待できる。

伴Jの継続騎乗ならばもう少し評価を上げたかったところだが井上Jへの乗替はやや割引。ただその乗替で人気を落としそうで妙味は期待できそう。

コントロールの効きやすい馬で跳びも上手いのでその点を活かす騎乗が出来れば…

✕7インディゴブラック

平地力の高さと前進気勢の強さがこの馬の武器。

福島3380mは昇級馬にとって厳しい舞台であるがこれまでの2戦は本場を使っていて体力面の心配がそこまでなさそうな点は大きなポイント。

そして先々週の秋陽JSの予想時にも触れたがキタサンブラック産駒は体力豊富な馬が多くて3000m超戦での成績がとにかく素晴らしい。

上記ポスト以降でアンクルブラックが3着となったため4-3-2-4。とさらに成績を上げている。

さらにプッシュしたいポイントは襷掛けコースをとにかく得意とする小坂Jとコンビを継続できた点。

ここに向けて入念に乗り込みをしてきており勝負になる可能性が十分にあるとみて5番手評価とする。

紐①10ガイフウカイセイ

福島成績1-2-0-0の福島巧者。そして秋の五十嵐J。
自身の勝ち上がりが福島で五十嵐Jとのコンビ。
今回は草野J→五十嵐Jへの手戻りである点もプラス。
前走は昇級戦だったがしっかりと先行できた点も評価したい。

紐②4トーセンオリジン

未勝利戦の門番と言われていたが19戦目でようやく未勝利戦を脱出。
これまで障害レースでの成績は1-6-5-7ととにかく安定している。
戦ってきた相手はもちろんそれなりのレベル。そこでしっかり戦ってきているから飛越力はもちろんある程度のレベルが担保されている。
ここで初めて石神Jとのコンビ結成。化学反応に期待したいが昇級戦なので印はここまで。

紐③ワールドスケール

前走は好内容。同じように脚を使えるか。

買い目イメージ

3連複フォーメーション
8.11-8.11.1.6.7-8.11.1.6.7.10.4.5

馬連流し
1-8.11.6.7.10

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