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2024年11月30日(土)中山8RイルミネーションJS

中山の内回りコース3570mで行われる中山大障害のステップレース。

このレースが中山大障害への最終関門となる。

中山コースらしく飛越の上手さとスタミナが問われる舞台。清秋JSから360m距離は伸びるが特に難易度は変わらず基本的にはダラッと周回し続けるコースレイアウト。
中山の内回りコースということで後半1000mのスプリント力よりもレース全体を通してのスピードの持続力が問われる。

その点を考慮して先行力とスピードを持続する体力と安定した飛越力を持った馬から予想を組み立てていきたい。

パドックメモ

◎8パーリーブラック

未勝利戦→オープンと連勝中の勢いを買って本命に指名。

未勝利戦を突破するまでは6戦を要したがそのレース振りはセンスの高さを見せていた。
勝ち切るまでは至らなかったがレース中にポジションアップしていくシーンはよく見られて機動力の高さは入障直後から目に付いていた。

未勝利勝ちする1戦前のシゲルタヌキ戦でも最終障害を向かえる前には先頭を捉えようかというポジションまで押し上げていったが最終障害で着地に失敗して4着での入線となった。

未勝利勝ちした前々走でも最終障害でバランスを崩すシーンがあったので直線に障害があるコースだとイマイチ信頼に欠くところがある。

そういった点では最終直線に障害のない今回のコースはこの馬の評価を押し上げる一つの要因になるのではなかろうか…

前走の新潟のオープンでは距離延長を克服して先行押し切りの強い内容だった。
メンバーレベルが高いレースとなったが非常に強い内容だった。

上がりまでの平均3Fタイム(巡航タイム)が39.17秒とハイラップのレースとなったが上がり37.6秒でまとめたその内容から体力の高さを感じさせてくれた。

再三予想記事の中でも触れている距離延長のキタサンブラック産駒というところを証明してくれた。今回はその前走からさらに320mの距離延長となるが前走を見る限りは問題なくクリアしてくれるとみる。

今回は初の中山コースでの出走となる点が懸念材料だろうが、難易度が下がるとはいえ小倉の固定障害コースで全く跳び負けるシーンがなかったように本質的な飛越は高さがあって安定感のある飛越が出来るタイプ。

レース慣れして先行力が身に付いてきた今の状態ならばここでも勝ち負け争いできるだけのポテンシャルはあるはず。

ここは来年への飛躍を期待して本命に据えたい。

○7アサクサゲンキ

3年連続同レースの2着馬が満を持しての参戦。
前走はスマイルスルーからは大きく離されたもののJ-G3である京都JSでしっかりと2着を確保したように老いてなお健在というところを示してくれた。

使って使って状態を上げてくる馬なだけにトラブルなく叩き3走目を使ってこれることは何より大事なこと。

中山や京都で好走歴が目立つように難易度の高いコースでの実績はこのメンバーだと頭1,2つは抜けた存在。

最近は小牧加矢太Jとのコンビでの出走が続き馬券内への好走が続いているがこのコンビでは0勝というのもまた事実。
勝ちきるにはピースが1枚不足しているような印象がある。

凡走するイメージはわかないが勝ち切るイメージも湧きづらいため対抗評価とする。パドック次第ではもう少し評価を下げることも検討したい。

▲4タンジェントアーク

この馬の持ち味は何といっても末脚の確かさ。このメンバーでも使える脚は間違いなく№1だろう。

昨年末からしばらくは低迷期だったが土田Jがコンビを組んでから真摯に馬と向き合って脚の使い方を覚えさせていったのは印象的。
近4走で使った上がりは37.1秒→37.2秒→37.1秒→36.6秒と障害競走出走馬としてはかなり優秀。

中山コースは1-0-0-1と決して苦手なコースではない。

未勝利勝ちした舞台でその時はバンケットの捌きの上手さが目に付いた。
昨年のイルミネーションJSでは最後方からの追走でラストに脚を使って8着入線だったが使った脚はメンバー中2位のもので評価できる。

前走は五十嵐Jとのコンビだったが今回は土田Jとのコンビに戻る。
今回はオープン特別となるため減量は効かず60kgでの出走となる点が不安視されるところだろうが前走に五十嵐Jとのコンビで60kgを背負っても好走できたのは馬としては大きな収穫。

土田Jはこの馬を手のうちに入れているはずで減量の無いことで人気を落とすようであれば逆に狙ってみたい。

レオビヨンドのように長く良い脚を使える馬でチャンスはある。

△3ヴァレッタカズマ

本場での好走実績なし、3000m超戦では0-0-0-4と不安材料が目立つがポテンシャルは高いとみて4番手評価。

5/4に自身が勝利したオープン競走では相手に不利があったとはいえあのロスコフを倒していることから能力は高い。

近走では掲示板付近の着順が続いているがいずれも勝ち馬からは1秒以内に収まっていて内容が悪いわけでは決してない。

前走はゲートを好発して先団につけることが出来たように脚力も付いてきた。その前走は前に馬を置いた格好での詰まった飛越となったために加減速が多くなってしまった事がロスだったように見えた。そこがスムーズならば変われる可能性は十分にあるとみる。

今回は高田潤Jへの乗替。あまり乗替をポジティブに捉えたくなる騎手ではないが、3週前から跨ってしっかりとコミュニケーションを取れている点を評価したい。

森J→高田Jへの乗替は直近だと未勝利→清秋JS→京都JSと3連勝中のスマイルスルーが思い起こされる。
スマイルスルーは吉田勝己オーナー、ヴァレッタカズマは吉田和美オーナー。ある程度乗替に勝算があるのではという邪推。

好枠かつ近くの馬のゲートが遅いということで後ろからの競馬をすると飛越にストレスがかかる可能性があるため思い切って逃がしてしまう可能性もあるような予感がしている。

近走の実績からあまり人気はしなさそうだがポテンシャルの高さと乗替をポジティブに捉えて4番手評価とする。

✕10テイエムナイスラン

あわよくば楽逃げが期待できる同馬を5番手評価とする。

近走低迷していてなかなか評価が難しいところではあるが今回の条件替わりはこの馬にとってポジティブなものに思える。

その理由はこの馬の最大の長所である"跳びの綺麗さ"だ。
その綺麗な跳びは本場の固定障害コースでこそ輝くと思っていたのに陣営がなかなか使ってくれなかったが今回ようやく使ってくれた。

今回はメンバー構成的にあわよくば楽逃げが期待できる組み合わせですんなり先行してしまえば持ち前の飛越力でリードを広げていく可能性が大いにありえそう。

前走は井上Jを背に後方からチグハグな競馬となった点は戴けないが、上がり37.7秒の脚を使って上がってこれたことがこの馬にとってカンフル剤になる可能性があるように思えた。

中山成績は0-0-0-1でその1回は最終障害での落馬競走中止と見た目は決して良いものではない。
ただしレースをじっくりと見返すと道中の飛越の上手さとバンケット捌きの上手さが目に付く。
レース慣れした今回ならば着地のミスについては起こりづらいと見る。

序盤さえうまく流れに乗れれば十分に好走可能と見て5番手評価とする。

紐①1ニューツーリズム

持てる能力の高さはここでは屈指の1頭。

それでも評価をここに留めたのは伴J→小野寺Jへの乗替という点と最内枠からの発走という点。

伴Jが手の内に入れている馬で上手く先行させることがこの数戦で出来ていたが今回先行策を再現できるのかは極めて怪しい。

その理由は中山3570mのコースレイアウト。スタートして障害を一つクリアした後にバンケットに突入するレイアウト上ガンガン押していくことが難しい。

近走で伴Jが先行させているレースも馬が反応よく飛び出しているというよりはジョッキーに促されて平坦な区間でスピードに乗っている印象が強い。

スタートで出遅れると内ラチ沿いに殺到して馬群に包まれる可能性が高そう。そうなるとコースレイアウト的に挽回が困難となる。

やりたいレースの実現率が低いとみて相手までとする。

紐②6ネビーイーム

戦ってきた相手は強力。
前走でブリンカーを着用しても集中力を欠く面が見えたのは不安材料。
飛越についてもやや雑な面が見えてきて、レースに慣れて適当にこなしてるような印象が出てきた。

直線芝というのもこの馬にとってはネガティブでここは相手まで。

紐③5スピアヘッド

石神Jが飛越は上手いというから信じる。

差し遅れるシーンが目立つので距離延長が刺さるかも?

紐④11ピーターサイト

前走のメンバーで先行できたのは収穫。
パドックで後肢の送り出しをチェックしたい。

前走とほぼ同条件とも言えるコースを使えるのはアドバンテージになるかも。

買い目イメージ

単勝8パーリーブラック

馬連流し
8-7.4.3.10.1

馬連BOX
7.4.3.10.1+パドック推し馬

3連複フォーメーション
8-7.4.3.10-7.4.3.10.1.6.5.11

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