2023年6月17日(土)阪神1R障害オープン

今週組まれた障害競走3鞍は最大でも8頭立てと寂しい出走頭数で行われる。
その最大頭数のレースがこのオープン戦。
頭数は少ないがメンバーレベルは決して低くはなく、面白そうな構成。
夏以降の重賞戦線でも楽しめそうな馬もいるためしっかり適性を見極めて予想を組み立てていきたい。

◎8ヤマニンマヒア

ここではレベルが違うのでは?と思わせる存在。

近2走のメンバーレベルの高さは特筆物。

2走前 中山新春JS
1着ダイシンクローバー(京都HJ勝ち馬)
2着ヤマニンマヒア
3着ジェミニキング(阪神SJ勝ち馬)
4着エミーリオ(オープン連対あり)
5着テリオスルイ(三木HJS勝ち馬)
7着シャンボールナイト(次走3着)
8着サンティーニ(オープン勝ちあり)
10着ギガバッケン(次走2着)

前走 ペガサスJS
1着ビレッジイーグル(ペガサスJS連覇)
2着ダイシンクローバー(京都HJ勝ち馬)
3着イロゴトシ(中山GJ勝ち馬)
4着ヤマニンマヒア
5着スマートアペックス(東京JS勝ち馬)
7着アサクサゲンキ(小倉SJ連覇)
9着エミーリオ(オープン連対あり)
10着ナギサ(オープン2勝)
12着コウユーヌレエフ(オープン3勝)

昇級後の2戦で錚々たるメンバー相手にキッチリ好走している点は見逃せない。

前走はやや掛かり気味のレース運びではあったものの意識すれば前付けすることも出来ると証明したレースでもあった。結果、4着となったが2.3着は差してきた馬。それが中山GJを勝ったイロゴトシと中山GJ3着→京都HJ1着のダイシンクローバーならばさすがに相手が悪かった。あわせて昇級2戦目であの極悪馬場での開催はさすがにタフで求められる要求値と自身の能力がやや噛み合わなかった。
飛越は非常に伸びやかでスピード感もあるタイプで阪神へのコース替わりもまず気にする必要はない。
これまで走ってきた相手を考えるとまず後ろからは差されないとみて本命に。

前走は466kg(+6kg)での出走。非常に出来が素晴らしく歩くリズム、フットワーク、首の使い方は申し分なくパドックではS評価だった。多少の出来落ちはあるだろうがよほど気配が悪くない限りは気にしなくていいように思える。

◯6ワンダークローバー

前走はコース適性的に合わなかったと思われる新潟コースで早めに仕掛けて捲っていく競馬を見せたが4角で力尽きて9着入線。
ただし同レースはこの先々活躍する馬が多数出てきそうな予感のするハイレベルな一戦だった。
そのレースで見せてくれた道中捲っていく姿勢は、追走スピードの要求値が下がる阪神のようなコースでフルに発揮されるとみる。
阪神コースは昇級戦だった三木ホースランドパークJSで経験し3着に好走。62kgを背負うザメイダンを捉えきれなかった点はやや不満ではあるが、前走でスピードへの対応が多少強化されたとみて対抗に。

前走は474kg(±0kg)での出走。カリカリしていて厩務員に甘えるような仕草はあるもののバネを感じさせる歩き方だった。パドックでは似たような仕草を見せているだけに気配に惑わされず馬体をよく見たい。

▲1ホッコーハナミチ

ずっと見たかった本場の直線ダートコースでの競馬。

前走はスタートからしばらく飛越が安定せずにポジションを落としたがスピードに乗れてからの飛越は悪くないように見えた。
今回は内枠でロスのない競馬をしたいところ。その面では隣にゲートの速くないアノが入った点はプラス。流れ一つに思える。

前走は470kg(+8kg)での出走。外めをリズム良く大きく周回出来ていた。パドックは良く見せることが多いタイプ。筋肉の張りを注視したい。

△3オメガエリタージュ

ある程度好位を取れる先行力は武器。
今回は内にアノが入ったことによってゲート後の進路取りにそこまで気を使わなくて良い点がプラス。
間に森ジョッキーを挟んでいるが高田ジョッキーのお手馬を小坂ジョッキーが引き継ぐパターンはグレートバローズと同じ。
こちらもコントロールしやすいタイプだけにテン乗りでも問題ないはず。
飛越の確かさもあり4番手評価。

前走は440kg(−4kg)での出走。ホライゾネットを着用しての周回で気合い乗りはいつも良い。馬体が細かったことが最後の伸びを欠いた要因の可能性もあるので出来れば増やしてきて欲しい。

×2アノ

直線ダートはとにかく魅力。
ゲートは遅いが少頭数なので気にせず。頭数が少ない分立ち回りはしやすいはず。
平地を2走叩いてのここで息は出来ているはず。
今回中村ジョッキーと2回目のコンビ。中間から跨っており初戦とは違うはず。

前回の障害競走出走時は466kg(+12kg)での出走。さすがに太め感があって重たく見えた。450kg台で好走実績があるのでそこまで落としたい。

紐①7ダンツキタイ

安心安定の小牧加矢太ジョッキー→小野寺ジョッキー乗り替わりパターン。
息ができていないというようなコメントはあるが飛越力は昇級しても見劣りしない水準にあるとみて押さえる。

前走は488kg(+2kg)での出走。いつも落ち着いたパドックで安定しているタイプ。今回は4ヶ月ぶりの実戦。身のつき方や気合いの乗り方は気をつけて見たい。

紐②5ビクトリーシューズ

追い切りでの騎手変遷は非常に嫌なものを感じる。
6/4田中健、6/8中村、6/11難波、実戦平沢と変遷。最初から予定された平沢ジョッキーではなさそう。
それでも年明けのスマートキャノン戦で見せた直線での脚が忘れられずこの人気なら押さえる。

前走は470kg(+2kg)での出走。気合い乗りは良かったが前肢の硬さは気になるところだった。本来の柔らかくて力強い踏み込みが戻ってくれば先行できる脚力はある。

買い目

3連単フォーメーション
8→6.1.3.2→6.1.3.2.7.5
8→6.1.3.2→6.1.3.2

3連複フォーメーション
8-6.1.3-6.1.3.2.7.5

馬連流し
6-8.1.3.2.7.5(オッズ次第)

あとはパドックで目立つ子がいれば…

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