2024年1月27日(土)小倉8R牛若丸JS
小倉で開催されるようになって3年が過ぎた新春の名物競走。
昨年は1着馬テーオーソクラテスが中山GJ4着→小倉SJ1着とここをステップに活躍。
今年は登録15頭中重賞勝ち馬が2頭、オープン勝ち馬が4頭も集結しハイレベルな1戦が期待できる。
今年もここをステップに障害競走路線の一線級として戦っていく馬が現れるか?
パドックメモ
◎8グレートバローズ
ローカル場ではまだまだ底を見せておらず3-2-1-1と馬券内を外したのは1回のみ。
その1回は2022年11月5日に福島で行われたナギサ戦。
昇級2戦目で本格化前。しかも前が止まらないトラックバイアスを後方から差し脚を伸ばすが届かず勝ち馬から0.4秒差の4着に敗れた。
昨年の1月以降は本場で行われた重賞レース以外は馬券内を外しておらずその安定感は大きな武器になる。
若干ムラのあるタイプな点は気になるが早めに小倉入りしてスクーリングをこなすとのことで準備は入念。
この中間についても高田Jがつきっきりで跨っておりコミュニケーションは問題ないはず。
近走は機動力が備わってきて今の小倉のトラックバイアスは問題なくこなせるはずで勝利に一番近い存在と見る。
高田J復帰後初の特別競走勝利を達成できるかどうか。
○6サクセッション
2連勝で新潟JSを勝利して障害重賞初勝利を飾った前走から6か月ぶりの出走。
近2走のレベルが極めて高く
新潟JS
2着ニューツーリズム(東京HJ3着)
4着サペラヴィ(ペガサスJS2着)
8着ナリノモンターニュ(オープン勝ち)
9着ホッコーメヴィウス(阪神JS2着、東京HJ2着)
と次走以降で好走馬が多数出走したレース。
フォッサマグナとホッコーメヴィウスがハイペースで飛ばしてニューツーリズム、ベストインクラス、ナリノモンターニュあたりが早めから追走して息を入れる場面が少なくかなりタフなレースとなった。
新潟で行われた良馬場での開催にも関わらず、全馬が"上がり以外の平均3Fタイム”より”上がり3F”が遅いというバテ合いの展開をただ1頭だけほぼ失速せずに走り切っており能力は1,2枚抜けていたと思える内容だった。
前々走のオープン戦は
2着ニューツーリズム(新潟JS2着、東京HJ3着)
3着メイショウアルト(東京JS2着)
10着マイネルヴァッサー(オープン勝ち)
と上位勢を中心に次走以降で大活躍だった。
今回は6か月ぶりの出走となる点と初の固定障害でのレースが不安材料となりえるが近走のパフォーマンスを見ると杞憂に終わる可能性は高いとみる。
帰厩後、ここに挑むまでに速めを4本消化しており初戦から走れる状態にあるように思える。また速めに小倉入りして最終追切は小倉で行うほどの意欲は買いたい。
十分頭まで考えられるが現時点で見えているコース適性の差で対抗評価とする。ここを勝てばいよいよ春のJ-G1が視界に入ってきそうだ。
▲14ケイティクレバー
東京JSを勝利した時以来に上野Jとコンビを結成するのは大きな加点材料。
前走のセブンデイズ戦は64kgもの酷量を背負わされながらも持ち前の先行力と飛越力を発揮してレース終盤までは先頭でレースを進めることが出来た。
さすがにゴール前は失速して勝ち馬セブンデイズから1.5秒差の4着に敗れたが斤量を考えると十分な内容。
前走を見ると順回りコースよりもむしろ息の入れやすい小倉コースは適性があるのではないかと感じる。
前走比で斤量が3kg軽くなることによってよりダッシュが効きやすくなる可能性は十分にある。
前走後美浦でみっちりと追切を消化できている点は好感。
ここでの好勝負を期待!と言いたかったが小倉3390mにおいて不利とされる大外枠からの発走となり評価は1枚落とす。
状態の良さでロスなく早めに先頭に立てれば勝ち切ることまであるとみて単穴評価とする。
△1ブリヨンカズマ
最内枠を引いて不気味さが一層増してきた同馬を4番手評価とする。
前走のロックユー戦は最終障害で落馬して無念の競走中止となったが、着地でバランスを崩したことによるものでスタミナ面の不安を露呈したわけではない。
落馬さえなければ間違いなく上位争いしていた手ごたえがあっただけに悔やまれるところだった。
前走後は素軽さが出てきた様子で状態はより上向きにあると考えられる。
枠の利を活かして前走同様速めから仕掛けていけば楽しみは十分。
✕9タイキフロリゼル
1年3か月ぶりの出走となった前走はいかにも復帰初戦という内容だったがその中でも飛越の上手さは随所に見せていたような印象。
一叩きしたここは明らかに状態が良くなっている様子。
2年前の同レースで3着に来た実績がありコース適性は問題ないはず。
父の母シーザリオがウマ娘化されることになった勢いを加点したい。
パドックの気配を見て2列目とするか3列目の紐扱いとするのか見定めたい。
紐①5サイード
スピード質な小倉コースは合いそう。小牧加矢太Jにずっと仕込まれてきた馬だけあって飛越はここでも優位性があるように思える。
陣営より3000mを超えるレースになると折り合いの不安が出てくるという心配なコメント…
その対策として今回はチークピーシーズを外してくるとのことで直前まで馬の様子はしっかりとチェックしたい。
入障後初めてチークピーシーズを外すという判断はいささか心配。
しかもすぐ隣の枠にほぼ間違いなく逃げるフォッサマグナが入ったのは辛い。折り合いを欠いてしまう可能性まで頭に入れておきたい。
紐②4フォッサマグナ
説明不要のスピードキング。現役の障害ホースでは1,2を争うスピードの持ち主なのはおそらく間違いないはず。
熱中症で競走中止となった新潟JS以来の復帰戦。
まずは無事に走ってほしい。
新潟未勝利→小倉オープン→新潟オープンと3連勝した持ち前のスピードを発揮できればここでも上位争いは期待できる。
ただしその3連勝はいずれも3000m未満でのレース。
距離を克服できるかも大きな焦点となりそう。
能力は十分に認めるが不安要素もあるため紐扱いまで。
紐③3ブレッシングレイン
能力の高さは疑う余地もないが何せ順調に使えなかった。
本来は先週出走予定だったが除外となった。追い不足だったからプラスに働いたというコメントがあり状態面は不安が残る。
追い切り事態は好時計を出せているし、本来の力を発揮できれば楽しみはあるが状態面が気掛かり。
紐④12ビップランバン
前走は素質馬ワールドスケール、早期勝ち上がりが期待されるメルテミアを退けての勝利で価値がある。
今回この枠からどう立ち回ってくるのか楽しみ。
前走はかなり見栄えのするパドックだっただけに状態面はよく見たい。
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