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9月17日(土)中京8R阪神ジャンプS(J-G3)

秋競馬で1発目の障害重賞。ここを目標に仕上げてきた馬、試金石としたい馬、暮れの大一番を目指す馬と多士済々なメンバー構成。
順回りの置き障害コースで1つ1つのハードルは難易度が低く、平地力の優位性が問われるレースとなるが、向こう正面の3連続障害、正面の2連続障害がくせ物。飛越でスピード負けする馬には難しいコース。

同じ順回りの置き障害コースで行われる新潟ジャンプSとのハードル数比較
新潟ジャンプS 距離3,250m 障害数11ヶ 距離/障害数=295.45m
阪神ジャンプS 距離3,300m 障害数13ヶ 距離/障害数=256.15m

平地力とスピードを落とさない飛越力、そして2度の坂越えをするスタミナも問われる総合力の高さが必要なコースレイアウトと言える。

◎ 8ホッコーメヴィウス

実績面ではこのメンバーに入ると2枚も3枚も上手。障害重賞実績1-3-1-1と安定した実績。特に近走は6月の東京JS2着、7月の新潟JS1着とタフな競馬だったが連続好走。まさに充実期といった印象。
今回はメンバー的にハナは主張できそうで、競り掛けてくるにしてもナギサくらいか。仮に競り掛けられても2走前のように番手からも競馬できる点は強い。
ただ、今回は短期放牧明けで今年の好走パターンと比べると速めの追切が1本少ない点は気になる。(下記ツイートより)

多少の状態落ちがあったとしても今回のメンバー相手なら格好は付けてきて欲しいし、ここで勝負できないようでは超豪華メンバーが揃う想定の東京ハイジャンプに胸を張って参戦できない。今回は断然1番人気を背負う立場になるが黒岩ジョッキーには強気に立ち回ってもらうことを期待したい。

〇 13メイショウアルト

未勝利、オープンと新潟コースで連勝し、満を持しての重賞挑戦。
今年連勝でこの舞台に臨む馬は同馬だけで勢いは1番と言える。
同馬の最大の武器は現役障害馬屈指の末脚。特に少し湿った馬場だった前走で見せた上がり36.7秒の末脚は見事だった。
血統的には父メイショウサムソン×母父ステイゴールドで道悪は歓迎の口。他馬が苦しむようなことがあればステイゴールド由来のガッツで優位に立つはず。レース振りからも距離が延びて良さそうだしその分追走が楽になってもいい。前が流れて底力が問われる展開になれば、父父父Sadler's Wellsと母母父ジェイドロバリーを介してうっすらと持つ名牝Specialの5×5のクロスが下支えしてくれてもいい。
ただ現状はトモがパンとしていないためにレース序盤の飛越がモッサリしていて置かれる事が目立つ。調教でも騎乗していないはずのテン乗りの高田さんと相性はどうか。末脚のある馬は上手く導いてくれるイメージがあるので一発に期待。
不安点も多く、本来はこれだけ上位評価をすべきではないのだろうが、連勝で底を見せていない魅力と近2走とも厚い印を打たせてもらっていた縁もあるのでここでは対抗評価。人気のないうちに拾っておきたい。

▲ 2テリオスルイ

前走はゲートでやや立ち遅れてしまったことと、向こう正面での2頭の落馬の煽りを少なからず受けてしまったことが影響したように思う。
それでもメンバー中最速となる38.6秒の上がりを使って追い上げることが出来たのは成長の証。今回は2番枠を確保できたし、そこまで先行争いが激化することもなさそうなので、枠なりにレースを進めていけるのであれば楽しみは大きい。
3走前の昇級初戦にレコード決着となった新潟のゼノヴァース戦で見せた4角先団に取り付いていった脚が忘れられず、今回も前走に引き続き積極的に狙ってみたい。

△ 10ザメイダン

オープン競走連勝の勢いで挑んだ前走は序盤の飛越ミスでリズムを崩してしまったことが大きく響いて12着に大敗。7ヶ月の休養明けでも、時計は十分に出せていて態勢が整っていたように見えたが結果的には内面が整っていなかった可能性もある。それでも前走はあのメンバー相手にダッシュよく飛び出して2.3番手を取れていたのでスピード性能は十分にある。
今回、主戦の上野ジョッキーに戻る点は強調材料で持ち前の先行力を見せてくれれば楽しみは大きい。
母父クロフネは外枠でパフォーマンスを上げる傾向にある為、前走より幾分か外枠に入った点はプラス材料と考えたい。

✕ 4シャイニーゲール

左回りの置き障害コースでは1-1-0-0。前走は初の重賞挑戦で勝ち馬から1.8秒離された7着となったが、1周目正面でポジションを落としたシャイニーズランの煽りを受けた影響とみる。ある程度スピードが求められるこのコースで平地力は活きてよさそう。
置き障害コースでパフォーマンスを上げるキングカメハメハの直子らしくここでのパフォーマンスに期待したい。オープン勝ちをした2走前と同じ3枠4番を引けている点は好感で枠なりに早めの仕掛けから平地力で粘りこむようなレース振りを期待してみたい。

紐① 14ブレッシングレイン

ハイレベルだった前走の未勝利戦で見せた末脚があまりにも鮮やかだったので紐の1番手評価。
血統的にはディープインパクト×Unbridled's Song × Storm Catというディープインパクトのど真ん中と言えるような配合。状態は前走と比べると下降線で力試し的な意味合いが強そうな参戦ではあるが先物買いと思って狙いたい。

紐② 1ゲインスプレマシー

順回りの置き障害コースに良績は集中しておりいかにも狙ってきた感。そこにリーディングジョッキーの石神さんを配して万全を期してきたような印象。ただ新潟で差してきて人気する同馬を狙うなら、先行して粘れなかった人気薄の▲を上位評価したかったので紐で押さえる程度に留める。

紐③ 6セデックカズマ

中京成績は0-3-0-2。昇級後の成績を見ると順回りコースよりは襷掛けコースでの好走が目立つ。脚力的にはやや見劣ると思われるため早めの仕掛けが鍵になりそう。そういった意味では平沢さんとのコンビ継続は心強いか。ただ距離延長があまりいいように思えない。
前走は久々の分ズブかったが今回はだいぶ良化してきたという陣営のコメントに不気味さを覚えるため押さえる。

買い目

三連複フォーメーション
8-13.2.10.4-13.2.10.4.14.1.6
馬連流し
13-8.2.10.4.14.1
2-8.13.10.4.14.1

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