2023年2月25日(土)小倉8R春麗JS

開催が進みスタミナとラストの脚力がモノを言うようになってきた。OPでの経験を重ねてきた猛者が立ちはだかるのか、未勝利からここに向かう馬が新星として現れるのか。
春以降に向けて楽しみな一戦。

◎ 7テーオーソクラテス

今回も前走同様に本命に据える。
前走勝利したにも関わらず全くの同条件で出走出来るのは大きなアドバンテージ。
3走前に超極悪馬場の清秋JSを最後まで心切らさずに走り切った経験が大きな糧になっているように見える。
小坂ジョッキーとのコンタクトはバッチリ取れている。
前走のパドックは身体はある程度仕上がっているように見えたがもう1段上の仕上がりはありそうな出来に見えた。直前気配を大事にしたい。

襷掛け小回りコースでの機動力の高さについては前走時の予想記事でも触れたが改めておさらい。

牛若丸JS予想記事より
『血統的にエイシンフラッシュの母ムーンレディの奥にあるRedGodと母父ディープインパクトの奥にあるHaloが相似クロスで機動力が増幅され、さらに母母シルクチャプターの奥にあるNijinskyとRedGodがニックスの関係にあり、より機動力の面が刺激されているというのが個人的な見解。
そこに襷コースの捌きが抜群に上手い小坂ジョッキーとのコンビという加点も加わる。』

前走で雪の降る道悪馬場を経験できた意味も大きいとみて、ここはよほど並びの悪い枠順にならない限りは本命としたい。

◯ 5ニューツーリズム

前走で62kgという酷量を背負いながらもメンバー中上がり最速となる36.6秒の末脚を使えた点はかなり評価できる。

昨年5月にオープン勝ちしてからはかなり成績が安定。中山でのイルミネーションJS以外は大崩れなく走れている。そのイルミネーションJSはバンケットでポジションを落とすシーンが多く、中山適性があまりなかったように見えた。小倉と中山は相関性の高いコースと思うのでその点はやや不安であるが、今回乗り替わりで先行意識の高い伴ジョッキーとのコンビになるのはマイナスではない。
過去にコンビ経験があり全くのテン乗りではないしその1回が好内容。

2022年7月30日新潟JS
1着ホッコーメヴィウス
2着ゼノヴァース
3着ヴァーダイト
4着ニューツーリズム
5着アサクサゲンキ

得意の新潟コースとはいえこのメンバーで勝ち馬のホッコーメヴィウスと0.8秒差の4着、5着のアサクサゲンキに0.3秒差を付けている実績はここでは大威張りできる。

508kgという馬体重はやや太め感があったようにも見えた。500kg前後の時にスカッと見せているように見える点は覚えておきたい。

直前気配で印を下げる可能性もあるが現時点では対抗評価。

▲ 9キャプテンペリー

前走の予想時にも触れたがここまでの成績を見ると斤量がモロに影響するタイプ。

前回の後方からの追い込みは目を見張るものがあり、ここでも全く見劣りしない能力とみる。草野ジョッキーの低い姿勢でのポジションアップが見られるか。
前走は道悪がよかったという陣営のコメントで今回も道悪濃厚。開催が進んで差しが決まりやすい馬場な点もこの馬には有利に働きそう。

やる事が決まっている分、腹を括れそう。あとは前回より先行勢が強力そうなので届くかどうか。

△ 11スマッシャー

昇級戦となるが、不安よりも期待の方が大きい同馬を4番手に据える。

前走は前評判通りのレース振りで圧勝。最終飛越を越えてから数完歩分だけ促し、後はサラッと流しての快勝だった。
最後までのストライドが伸びていた点は非常に魅力的で距離面の不安はなさそう。

パドックでのテンションはギリギリに見えたので距離が延びる今回は必要以上にチャカつかないで欲しい。

× 1ジューンベロシティ

前走は西谷ジョッキーへの乗り替わり初戦でよもやの逃げの作戦。しっかりとペースを刻んでラストにメンバー中2位となる上がり36.8秒を記録できるのだから後続はどうしようもない。素晴らしいレースセンスの持ち主。
ただし、今回は開催最終週の最内枠。さらには初めての3000m超戦と越えなければならない壁は高い。
前走のラストの手ごたえを見る限りは不安は杞憂に終わる可能性が大いにありそうだが…
ここを一気に勝ち上がるようなら一気に未来が広がるがどうなるか。

紐① 12マイネルダンク

前走後の回顧記事で触れたが、どうしてもポジション取りでは後手を取ることが多いだけにベストは平地区間の長い福島コースに感じる。
ただ、開催が進んでゴールドシップ産駒が悉く結果を出しているトラックバイアスになっている点は心強いところ。
父ゴールドシップ×母父に米血はユーバーレーベン、ウインキートス、ウインマイティーなど成功が多い組み合わせ。さらに母母父シンコウキング(Fairy King直仔)4代父にマルゼンスキーが下支えして道悪でのスタミナ勝負には強い配合系となっている。
小倉3390mで不利と言われる外枠を引いてしまったがゲートが速いタイプではないし、気付いたら内に入ってひっそりと脚を溜めていたみたいな展開になりそうな予感がする。
前走時のパドックは活気はあるものの馬体のハリや見栄えには物足りなさがあったため、そのあたりが良化してくるようなら評価を上げる必要がありそう。

紐② 2スズカフロンティア

橋田-北沢ラインが見れるのは今週まで。小倉コースは1-1-0-0と出走回数は少ないが連対は外していないコースで得意と言えそう。
夏場の軽い馬場の方が得意な可能性は大いにあるが、今回は絶対に主張していきたい馬がいないメンバー構成なのでマイペースに持ち込めれば…
同馬とイベリアの2頭出しでこちらを選んだという事はそういうこと。
同馬の脚質を考えると絶好枠を引けたし一発狙っているに違いない。

紐③ 6レザネフォール

前走後のコメントで雨馬場を気にしてブレーキを掛ける場面があったというコメントは気になるところだが、38.7秒とメンバー中2位タイの上がりは出せているので昇級2戦目の慣れに期待できる。初戦で下したメンバーの成績を考えると同馬もオープンで好走できる素材と見る。

紐④ 3ビクトリーシューズ

前走は飛越の巧さに任せて逃げる形をとったが、結果的にやや飛越に雑さが見えた。本質的には逃げない方がよさそうで控える競馬でも出来るタイプ。
血統的にHaloの4×5で機動力をStorm Catのクロスでパワーを増強しており、スタミナの要る今の小倉コースは向いている可能性がある。人気はないだろうが押さえで。

買い目

3連複フォーメーション
7-5.9.11.1.12-5.9.11.1.12.2.6.3
馬連流し
9-7.5.11.1.12.2.6.3
馬連BOX
Twitterでのパドックを踏まえた推奨5頭BOX

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