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2025年1月11日(土)中京8R牛若丸JS

今週2回目の障害競走のオープン特別は開催場所がコロコロ変わる牛若丸JS。

中京3300mを舞台に行われる今回の牛若丸JS。

中京3300mは順回り置き障害コースと見た目は非常にシンプルなコースに映るが、4度の連続障害を含む13ヶの障害飛越と2度の直線の坂越えが必要な舞台。
そして3〜4コーナーに設置されているコーナー障害がこれまた曲者。ここの巧拙がレース結果を大きく左右するため中京での好走実績は安心材料になる。

最後まで脚を伸ばせるスタミナと連続障害に耐える体幹が好走する上で必要な要素となる。

その点を踏まえて予想を組み立てていきたい。


パドックメモ

スコアリング

◎9ハーツシンフォニー

左回り置き障害コース巧者の同馬を本命に指名したい。

置き障害向きの低い飛越をするタイプで、"豊富なスタミナとラストの末脚の鋭さ"が同馬の武器。

全2勝を新潟コースで記録していて新潟巧者と思われているが負けじ劣らず中京コースも上手い。

中京成績は0-1-1-0と好相性。
2023.7.22 エコロデュエル戦3着(クッション値9.6)
2024.8.10 テイエムタツマキ戦2着(クッション値9.3)

過去に中京で走った時はいずれもそれなりに時計が掛かる馬場だった。今回も似たような馬場になる可能性が高いのはアドバンテージとなるだろう。

超ハイレベル戦だったと言われる春のサペラヴィ戦で1.8秒差の8着があり、夏の中京では重賞2着のテイエムタツマキと時計差のない2着に好走していてレベルは高い。
しかもそのテイエムタツマキ戦はテイエムタツマキが内を上手く突いて出し抜いたような格好で内容的に最も強い競馬をしたのはハーツシンフォニーであったように映った。

その2週間後のサイード戦で勝ち馬から1.9秒差の7着に敗戦したがこれは使い詰めが原因。
同馬は背腰に疲れが出やすいタイプでレース出走後はそこのケアにいつも苦心している。よって使い詰めよりは間隔を空けて出走する方がパフォーマンスを発揮しやすい。

久々でもしっかりと前向きさがあると陣営がコメントをしているように休み明け初戦でも問題なく走れる状態にあるはず。

以前はゲートが安定しないところがあったが、前走より裏技を取り入れたことによりゲートの出が改善されてきた。
母クラリネット由来の気性の難しい差がアダとなって出世が遅れたがここに来てようやく気性が安定してきて能力を出せる状態になってきたのは心強いところ。

タフ馬場は歓迎の口だろうし、スタミナ勝負ならば望むところなはず。

ここは好勝負を期待したい。

○7サイード

◎と同じく左回りの順回り巧者。
中京コースは1-0-0-0で勝ち鞍は未勝利戦。

前走の秋陽JSはハイレベルなメンバーが揃ったが固定障害を克服して2着に好走。
最終障害が坂の途中にあってゴールに向けて再加速しないといけない東京コースは距離以上にスタミナの要求値が高くて同馬には苦しい条件になるかと思っていたが見事な走りだった。

好走の後押しとなったのは間違いなく加矢太Jの見事なイン突き。

これは4角のコーナー角がキツイ本場や小倉では通用する作戦だが果たして中京コースでその作戦が通用するのかは何とも言えないところ。

秋陽JSの東京コース以上にタフ馬場となることが予想される今の中京コースで体力面の不安が出てくる。

飛越の上手さや先行できる脚力はここに入ると目立つものがあるだけに好走する可能性が高いように思えるが体力面で◎より不安があるためここは対抗評価とする。

▲4リレーションシップ

"平地力の高さとハマった時の末脚の鋭さ"がこの馬の大きな武器。

中京コースでの出走は初めてだがこれまで置き障害コースに拘りをもって使ってきているだけに初コースでもそこまで不安視する必要はなさそう。

飛越後の加速に手間取る面が見られる点は減点要素であるが道中で押し上げていく脚は見るべきものがある。
また中京コースは平地時代に2勝を記録した舞台で馬場的にはそれなりに合うことが証明されている点は評価したいポイント。

ステイゴールド系、ロベルト系、トニービン系が中京の障害コースでは良績を残していて父ルーラーシップ×母父ハーツクライの組み合わせである同馬はキングマンボとトニービンを内包するため中京コースとの親和性は高いはず。

ハマった時に突き抜ける可能性は十分にあるとみて単穴評価とする。

△1ビートザレコード

素質の高さは一級品で競走中止となった一戦を除くと1-4-0-0と連対を外したことがない。

反応の悪さが大きなウィークポイントとなって勝ち味に遅い面があるが、エンジンが掛かった時の脚力は並大抵のものではない。

自身が勝利した5月の東京での未勝利戦は出走13頭中7頭が勝ち上がるという超ハイレベル戦で3着ピーターサイト4着フェーレンベルクは既にオープンクラスでも好走している。
そのため能力的には十分に上のクラスでやれる力はある。

ただし今回の出走に向けて順調でなかったのは明らかで本調子でここに向かえているのかは非常に疑問が残る。

能力面を評価して4番手評価とするが直前気配が優れなければ評価を割り引きたい。

✕8ブリヨンカズマ

"跳びの綺麗さと押せば押すだけ脚を伸ばせるスタミナ"がこの馬の武器。

近走はどんどん出脚が悪くなっていて追走できなくなっているのが好走しづらくなっている要因。

今回タフな馬場になりそうな点はこの馬にとって大きな後押しとなりそうな予感。
伴J→江田Jへの乗替も新味を求めるならばむしろありかもしれない。

飛越の綺麗な馬なだけに13ヶの障害飛越があるのはアドバンテージとなりそう。
体力が問われる展開もこの馬にはうってつけで評価を落としている今回は一発を期待したくなる。
悪い面には目を瞑って良い面を評価して5番手評価とする。

紐①3ワールドスケール

タフ馬場となりそうなことが濃厚な点が大きな追い風。
父ワールドスケールは時計の掛かる馬場に強く血統的な後押しも期待。

紐②2ヴァトレニ

先手を主張できそうな点は大きな強み。
前走は楽な競馬が出来たとはいえ昇級戦でインプレスと接戦出来たのはしっかりと評価したい。
血統的にもロベルト持ちで今の馬場が合いそう。

紐③10ビップランバン

11か月ぶりの出走。
本来はそこを嫌うべきであるがこの馬の場合、前走のパドックで使い詰めが顕著に表れた酷いパドックをしていた姿が目に付いた。
しっかりと疲労が取れてこの馬らしいリズムで周回することが出来ていれば十分に好走は可能なはず。

紐④5マイネルエール

昇級馬。前走は楽に先行して押し切る強い内容だった。
飛越力に長けた馬の印象で障害数が増えることをあまりマイナスに感じさせない。

距離延長、メンバー強化と越えないといけない壁は多いが未知の魅力は十分にある。

買い目イメージ

単勝9ハーツシンフォニー

馬連流し
9-7.4.1.8.10.3.2.5

3連複フォーメーション
9-7.4.1.8-7.4.1.8.10.3.2.5

あとはパドックを見て良さそうな目を作りたいと思います。


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