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7月30日(土)新潟8R新潟ジャンプS(J-G3)

重賞勝ち3頭、OP勝ち6頭も揃うハイレベルな一戦。
年末の大舞台を目指していく馬もいれば、夏のここを目標に仕上げてきた馬もおり、仕上がり度合いが重要となりそう。
展開としてはある程度前が流れそう。新潟の長い直線を使ってラストに末脚を活かせる馬が圏内に台頭してくるか。

◎ 3ヴァーダイト

前走は初のオープン競走であったがペースに難なく対応したどころか初戦よりスピードの乗りを上げることが出来た。勝負所で他馬に囲まれてスムーズにギアチェンジ出来なかったことが最後まで響いてしまった。
飛越でスピードを落とすようなタイプでないため連続障害もむしろプラスに働くだろうし、同馬のスピードは新潟でこそ活きてくる。
コンビ継続の小牧加矢太ジョッキーは新潟では全5勝中2勝を挙げており、競馬場騎乗成績は(2-1-0-5)と勝率25%複勝率37.5%の好成績を残せている舞台。減量なし、初の重賞挑戦でもこのコンビでこそ夢を見れる存在だと信じて本命視する。

〇 12ゼノヴァース

◎と同じディープインパクト産駒の同馬を対抗評価。前走は最後から2つ目の飛越時に詰まってしまい大幅に減速してポジションダウン。その不利があてもメンバー中2位の脚を繰り出してエイシンクリックとタイム差なしの4着。もし不利がなければ勝ち馬に迫れていた可能性まで十分にあったはず。
新潟コースは前々走にレコードを記録した舞台。持ち前のスピードを活かして強気に乗れば、勝ちに一番近い存在かと。
前走の前から一度叩いたここが当面の目標というコメントが出ていたこともあり重い印を打ちたい。
1番人気の森ジョッキーは大事に乗って脚を余してしまう騎乗が目に付く点が気掛かりなので是非強気に乗ってもらいたい。

▲ 5ホッコーメヴィウス

重賞での2着が3度あり実績は明らかに最上位。前走は地力を十分に発揮してくれたがケイティクレバーにやや遠慮した騎乗で逃げ切りを許してしまった。
昨年のこのレースではいつものいきっぷりがなく8着に大敗してしまったが、この年8走目で強行軍が響いた可能性が高い。昨年は東京JSから新潟JSの間で坂路、コースで速めを1本も消化できなかった。今年は昨年と違い、調教で速めを4本消化できており乗り込み量は十分。
昨年とは粘りが違うだろうし逃げ先行馬では最上位の評価をしたい。
黒岩ジョッキーには同馬の能力を信じた積極的な競馬を期待したい。

△ 13トワイライトタイム

現時点で人気が分からないが穴を開けるならこの馬か?
前走でぶっちぎったジンゴイストはその次のレースでオープン勝ち。左回りではラチを頼らないで走れる点は好感。(ラチを取りに行った方が距離ロスを考えるといいのかもしれないけど…)
小野寺ジョッキーと手が合うのか、馬の成長時期と重なったことが要因か分からないが前走はビックリするくらい終始楽な手ごたえだった。
昨年、昇級2戦目で5着になれた舞台で現在の充実度合いなら圏内に入れる資格は持ち合わせている。
行きたい馬を見ながら運べればというコメントが一番の不安要素。

✕ 8ザメイダン

ブリンカー着用後いきっぷりが一変し2連勝している。前走は、現時点でオープン勝ちしている馬が同馬を入れて7頭もいるハイレベルな一戦だったが61kgを背負って快勝。前々走は今回と同じ新潟コースで3馬身半の快勝。まさに底が見えない強さを見せてくれている。
7ヶ月半ぶりのレースである点、主戦の上野翔ジョッキーがケガで騎乗できない点は気がかりな要素。高田ジョッキーが美浦まで調教を付けに行っており手ごたえを感じている様子で杞憂に終わる可能性はあるが、今年順回りコースでイマイチ結果を残せていないジョッキーへの乗り替わりで5番手評価に留めたい。

紐① 9ケイティクレバー

前走は1年2ヶ月ぶりの障害競走出走であったが、強豪ひしめく東京JSであっと驚く6馬身差の逃げ切り勝ち。
ホッコーメヴィウス、ノストラダムス、エイシンクリックといった能力上位馬達が競り掛けてこずに楽逃げ出来た感は否めないが見事な勝利だった。
場所を問わずに安定して走れる点は魅力的だが、初乗りとなる北沢ジョッキーへの乗り替わりは不安。
今回はそこそこの人気が予想されるなら不安点が気になるため6番手で。
このレースでディープインパクトの血を持つ馬は◎、〇、同馬の3頭であるためケアは必ず必要。

紐② 1アサクサゲンキ

近走の凡走と小倉SJへの叩き台として見られて人気を落とすようなら狙ってみたいのが同馬。
夏場に強いタイプだし、距離が少しでも短くなる点は歓迎。
460kg台で出走できるなら買い目には必ず入れたい。

紐③ 4マリオ

新潟にこだわって使ってきたという気概を買いたい。前走、平沢さん戻りで初の重賞、初の本場でのレースだったが思いのほか見せ場はあった。上位3頭と遜色のない上がりを繰り出せていた点は評価できる。レース後すぐに乗り出している点から体調は良さそう。一発あってもいい。

☆ 10ワーウルフ

平地力のなさから評価は下げているが、飛越のスピード感はこのメンバーに入っても全く引けを取らない。
前走は相当タフな条件(中京3900重)だったとはいえ重賞の舞台でタガノエスプレッソと0.1秒差の2着の割に評価されていなさすぎる。
しかもタガノエスプレッソといえば置き障害コースのスペシャリストのような馬。今回も同じ置き障害コースでこの人気ならば平地力はなくても警戒する必要がある。

総評

買い目はパドック、オッズを見てから決定します。パドックの上位評価はツイートした後に余裕があればnoteも更新します。

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