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色彩の検定ビジネスのついてポロリ

「色彩検定を学べる学校が無い」「色彩検定を学べるスクールが少ない」
近年は、日本のあちこちでそういう声を耳にします。
一つは、日本で最も受験者の多い色彩関連の検定、AFT色彩検定の推移をみて、ビジネスチャンスととらえて、柳の下のドジョウを目指して検定が増えたのも一因。国際資格であるとか、NPO主催検定、いろいろなふれこみで、独自の検定が乱立しています。最近はコスメの検定というものに踊らされている若い女性も見聞きして心配しています。


本音を申し上げれば、色彩の検定も、AFT色彩検定と、東商の行う検定の2つで十分だった気がしますが、どのような理由で乱立し現状があるのでしょう?


例えば、全国規模の専門スクールが、自前のコンテンツでない他社製品とも言えるAFTの検定試験対策講座を実施しても、敵に塩を送るようなもの。

検定試験は、まずテキストが売れる、対策講座が売れる、検定対策講師養成講座が売れる、検定取得者には更新で利益が発生する、もちろん、参考書や過去問等の問題集、びじねすとしては美味しいところばかり。であれば、独自の検定を勝手に作ってしまって、自社内で利益の循環を目指すのは仕方のないことです。

また、検定の乱立は、結局1つのパイの奪い合い、色彩の検定の全体の受験者は減少しており、あとはサバイバルゲーム。中には特化して生き残りを目指す色彩やカラーの検定もありますが、肝心の主旨がぶれていたり、公共の利益を目指さないビジネススタイルでは生き残りは微妙です。


結局、小さい輪の中だけで実施される、広く認知されない検定は淘汰の運命にあるでしょう。一時的にブレイクすることはあっても、それが何の役にも立たない検定ビジネスならさもありなんということです。

しかし、検定自体は民間資格。AFTであっても民間検定なのです。どこかの省庁が後援していても、それは国が行なっている、国が認めているとはイコールになりません。
かつて、リサーチでは、

「学んでよかったと思う検定や学び」

「学んで役に立ったと思う検定や学び」

に必ず色彩検定はベスト10上位にランクされていましたが、いまはどうでしょう?今ランクインしていないなら、今ベスト30圏外なら、その原因は何でしょう?

私たちカラーコンサルタンとはその原因についてもリサーチ済みです。


どうして、色彩の検定の受験者が減少したのか、どうして人気がないのか、また気が向いたときにその実情をお話しましょう。

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