カラーコンサルが警鐘を鳴らす販売の現場の色のトラブル急増中(2)
さて、少し時間が空きましたが、「次回太陽光のデータをアップします」とご案内していましたが、先に今日は同じく販売現場の色光をアップします。今回はLEDが導入されていない中の販売現場の一方の主流、HIDランプ。
白熱ランプの派生系ですが、このランプも実は色が正しく見えているかというと疑問符がつくランプです。ただし、LEDよりはまだマシで、色に大きく関わらない商品を扱うなら販売現場としてもなんら問題ない照明、優秀な照明で光量も大きく、明るい雰囲気と購買意欲を高める空気作りに貢献します。
ただし、地球温暖化に対しては実に冷たい目で見られる照明、確かに熱は持ちます。しかし、かつてコンビニの明るい照明が同様に地球温暖化に対して良くないと槍玉に挙げられた様に、本当にこの照明群がそんなに悪者なのかはよくわかりません。
私は専門ではありませんが、このように照明の個体が出す温熱よりも、もっと地球温暖化を急速に推し進めているのは二酸化炭素ではないのでしょうか?COPなんとかで小泉氏が口を濁して何も答えを出せなかった、工場からの二酸化炭素、ましてやこの時代に火力発電を増やすなどという暴挙の方が、照明を攻撃することをよりずっと先に問題になって良いと考えます。おかしい矛先の向け方に、一市民として違和感を持ちます。
さて、話は光の話に戻りますが、このHIDランプ、色温度は4,170k、肝心の演色評価指数はRa88。色を正しく把握、判断するのには合格点ではありません。つまりこのHIDランプを照明に使った売り場やホテル等の施設、イベントスペースでのパーソナルカラー診断は成立しない、またはメリットがない、混乱を生むという結論になります。
比較にならないので、次回以降、雨天の自然光。次に晴天の北天の光を順次アップしてこの室内の照明と比較していく予定です。
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