パーソナルカラーはサステイナブルなライフスタイルを創る
少し、色と光の話が続いたので今日はちょっと話題をパーソナルカラーの話題に。
もう、社会がサスティナブル(持続可能)なライフスタイルに移行しているのはご周知のとおり。昨日の朝日新聞の21面を見るまでもなく、これまでの消費行動やライフスタイルへの反省もあり、例えば時代の最先端を切り取るファッションデザイナーやアパレルブランドが先鞭をつけています。
パーソナルカラーが何故にサスティナブルなのか?一つは、ファッションにおける「手に入れて、そして捨てる」消費行動を変える可能性を秘めているからです。
例えば、ワンシーズンで捨てるような服の量産で世界的に大きくなったU社。私は格好をつけるわけではないですが、替えの下着程度しかU社の製品は購入しません。それは、U社製品をすぐ捨てるような衣料と見切っているのと、逆に気に入ったものを何年も、何シーズンも愛着を持って着たい希望があるからです。
ただ、別に長く着ていたいと希望してわけではないのですが、例えばNorthFace社の3〜4万円の価格帯のポーラテックを使ったフリースのアウターは、平気で10年、長いのになると30年は着ています。そういうことはU社のフリース(あれは厳密にいうとフリースとは呼べないと感じています)で、そうそう長く着ることができる製品はないでしょう。
話が少しそれましたが、色がご本人の個性にマッチしていることは、そう容易に「捨てる」行動に駆り立てません。それは、衣服だけでなく女性にあってはコスメもそうでしょう。色が合っているということは、ご本人に似合う、つまりコーディネイトしやすいわけで、外さないので。
つまり、ドクターXではないですが、失敗しないのがパーソナルカラー。
失敗がない衣服やコスメを、人は簡単に捨てるでしょうか?当方のカラーコンサルタントでも、「その服に高揚感が持てなかったら」「その服があなたに夢をもたらさなかったら」「その服をこれから先、着るイメージが持てなかったら」捨てる決断、他人に譲る決断をなさって結構ですとアドバイスします。
断捨離という時の言葉を流行させ、今では海外に活動拠点をお持ちのコンマリさんの言動とも考えてみればリンクしますが、それはカラーコンサルタント、イメージコンサルタント、そして優秀なカラーリストが言い続けてきたことです。
心地よいものに囲まれて、心地よく暮らす。それは衣服やコスメといった一面的なものだけでなく生活全般に言えること。それを、ちゃんとした判断力と提案力を持ったカラーリストにアドバイスしてもらい、手に入れることは結果的には無駄のない、勿体無いことをしない、持続可能な豊かな生活スタイルの実現につながるのではと考えています。
今日の画像は、先日福岡で実施の色が正しく見える光源管理をしてカラー診断をするプロ養成の修了試験の様子。近年は福岡でも男性の希望者が増え、男性カラーリストも台頭してきています。
特に日本のカラーの業界で、ちゃんと光源管理ができて、色が正しく見える環境下でカラー診断を行えているのは一握りのカラーリストに限定されます。ちょうど、2年続けて東京都内で行った標準光カラー診断会が好評いただきましたので、2020年新春2月に、大阪で初めて、色評価用照明を使った標準光カラー診断会を実施の準備中です。
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