WorkとLifeの関係について
ずっと考えていることがある。
それはWorkとLifeの関係についてだ。
新卒の時、地元に戻って金融機関で3年くらい働いていた。
自分で選んだ選択肢ではあったけど、働いていくうちに自分の中で齟齬がどんどん大きくなっていって、辞めた。
※そのあたりのことはnoteにも書いているのでよければ読んでください。
あれから数年経ち、働くこと(Work)と生きること(Life)の関係性は僕の中での大きなテーマだ。
昨年僕はTokyo Work Design Weekという働き方を考えるイベントにスタッフとしてお手伝いさせていただいた。
昨年読んだ本の中で最も感銘を受けたのは、ナカムラケンタさんの「生きるように働く」だ。
TWDWでも、「生きるように働く」でも、そこに登場する方々は自分らしく、イキイキと働いていた。
自分らしく働く、それは素晴らしいことだ。
ただ、一方で働く事に関連した問題も未だ多く目にする。
セクハラ、パワラワ、低賃金、長時間労働、劣悪な労働環境 etc、そして時には働くことで命を落とすことさえある。
自分らしく働くこと、と働く上での諸問題の間に距離があるような気がしてならない。
自分らしく働くことは、いわばよりプラスを目指す働き方だ。
その一方で、働く上での問題が発生している状態はマイナスの状態だ。
自分らしく働くことが注目されているが、それだけでなく
マイナスの働き方をを解消することも大切ではないかと思うようになった。
(自分らしく働くことを否定はしていない。それは素晴らしいことだ)
極端な話、24時間働かされている人が思うのは、自分らしく働くことよりも、「休ませて」だと思うし、
給料が安すぎて日々の生活がままならない人はまず「給料上げて」だろう。
それに、問題というほどではなくても働く上でモヤモヤすることは誰にだってあるだろう。
仕事が終わっているのに上司が帰らないから帰りづらい
職場の上司と馬があわない
職場の雰囲気が殺伐としていて居心地が悪い、
など多かれ少なかれ経験しているだろう。
しかし、そういったモヤモヤを放置し悪化させることがメディアなどで報道される働く上での問題につながっているのではないかと僕は考える。
セクハラもパワハラも、例えば過労死だって自分には関係ない問題ではなく、自分や自分の大切な人にも起こりうるかもしれない問題なのだ。
そして、なぜみんな働くかといえばそれは生きるためだろう。
お金を稼いで、家賃を払って、ご飯を食べるためだろう。
仕事によって得られるものがお金だけとは思わないけれど、やっぱり本質的に仕事というのは生きるための手段だと思うのだ。
(自分のやりたいことをしている人たちだって、それとは別で生活費を稼ぐための仕事をしていることも多かったりする)
つまり仕事(Work)とは生きる(Life)のためのもの。
そんな手段としてのWorkで不幸になり、時には心身を病んだり、命を落としてしまうのはやっぱりおかしい。
だから、どうすれば働きやすい世の中が作れるか、働くことで不幸になる人が減らせるかみんなで考えたいと思い
Work for Life というコミュニティをつくりました。
3/9にはイベントもします。
働く内容も環境も人それぞれ違うし、こうすれば正解なんてものが簡単に見つかるとは思っていない。
だから、答えではなく、一人一人が働くことでどうすればもっと幸せになれるか、という
「問い」を考え直すきっかけになればと思う。
ご興味ある方は是非一緒に考えましょう。
もし良いと思ってお気持ちをいただけるとやる気がでます。コーヒー代にします。