自己学習編『どこにでもいるアラサー人事が漫画家を目指す事にした話』3
こんにちは、カズトです。通う専門学校が決まり一安心…ではなく、今回は自己学習についてお話していきたいと思います。
10月までぼーっとしている暇はない
本授業が始まるのは10月ですが、それまで何もせずにいるのはあまりにももったいない。という事で、Webでできる情報収集をすることにしました。そして、一人のイラストレーターにたどり着きます。
さいとうなおき先生。ド有名ですね。
「三ヶ月上達法」を始め、メンタル的な部分までクリエイターのためになる情報を発信しています。とにかく聞き取りやすく、わかりやすい話し方でやる気が出るチャンネルなので気軽に見てみるといいかも。
著書もお勧めです。
パレット団はとにかく「褒める」
さいとう先生はpixivFANBOX支援者向けに「パレット団」というDiscordサーバーを主宰しています。
このサーバーのテーマは『承認空間』。これが私にとっては衝撃的でした。なぜなら私のイラストの原体験として、中学時代、私より絵が上手い友人に目の前で「この絵嫌~い」と自分の絵を捨てられたことがありました。これがすべての根本になってしまっているんですね。私は絵が下手だから捨てられる。絵が上手い人は自分より下手な人の絵を貶してゴミ箱に捨てたいというのが本音なのだろう、と思い込んでいるフシがあります。
なので今でも誉め言葉を受け取るのがめちゃくちゃ苦手です。褒められると「いや、ここがだめだから…」とか「そんなことないです●●さんのほうが上手い」とか「そこしかできないんですよ…」とか、失礼な返しを脊髄反射でしてしまいます。さらに褒められた次の瞬間、褒められた事自体を忘れる重症っぷりです。
認知の歪みに近いものがあると思いますが、それは置いといて。
そんなメンタルの私が、『承認空間』というものに興味を持って、パレット団に入ってみました。
直接お話する機会があって
ある日パレット団で作業通話をしていると、おもむろにさいとう先生が入室してきたことがありました。自然と質問会の流れとなり、思い切って聞いてみました。「誉め言葉を受け取るのがめちゃくちゃ下手で困っています」と。
すると、「それは褒められ慣れていないから。今からっぽの器にプラスの言葉が溢れれば、おのずと自信となって受け取れるようになっていくはず。なので、どんどん褒められにいきましょう!」とご回答いただきました。
また、「ひとまず『ありがとう』と受け取って!」ともアドバイスを頂いたので、今は褒められたらまずお礼を言って受け取ることを心がけています。(気分が落ちているときはできない事もありますが…)
私は上達にはある程度のネガ思考は必要だと思っていますが、あまりにもそれに足を取られすぎるとマジで病むので、たまにさいとう先生の動画を観たりしてバランスを取っています。自分の思考の癖とはうまく付き合いたいですよね。
で、パレ団入って上手くなった?
それはわかりません…が、パレット団で一番大きかったのは「縁」でした。自分よりずっと若い人、同じくらいの人、いろんな絵を描く人が集まっていて、適当に作業部屋に入って会話をするので良い刺激になりました。
既にSKIMAやつなぐなどでお仕事を受注している方とお話する機会があったのも良かったです。何を準備するのかとか、どんなサンプルがあるといいのかなど、大変勉強になりました。
まさかの仕事に
一番大きかったのは、団内で募集していたトーンアシスタントのお手伝いをさせてもらったことです。イラストレーターさんのサーバーなので、やっぱりイラストレーターを目指される方が多く、漫画の案件に携われたのは本当にラッキーでした。アシスタントでプロの先生の原稿の作り方を実際見ることで、その後に繋げることができました。
次回
というわけで、次回はアシスタントについてお話ししようと思います!
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