プログラマを辞めて、林業で働く理由
初めまして!これがnoteでの記事は初めての投稿になります。
noteでは、林業従事者や林業家を志す方向けの林業に関する情報や林業に関する私なりの考え方を中心に投稿していく予定です。
まず、noteを始めるにあたって、自己紹介をしたいと思います。
私は、2020年3月から林業業界で働きます。
新卒でプログラマとしてシステム開発会社に入社し、今年で4年目を迎える年です。
そんな私がプログラマから林業への転職という決断に至った理由は
3つあります。
1つ目は、子どもが生まれるということ。
元々私も妻も岩手出身で、なんとなくいずれ岩手に帰るんだろうなぁとは考えていました。
お互いに都会で子育てするというイメージはあまりなく、私たちの育ったように田舎でのびのび育てたいと考えていました。
そんな中、妻の妊娠が分かったため、本格的に岩手に帰ろうという決断に至りました。
2つ目は、自然へ意識が向くようになったこと。
岩手に帰ろうと考えたとき、
最初は今までの経験を活かして、岩手でもシステム開発を続けていく方向で考えていました。
あるとき、友人の結婚式の二次会で林業をやっている友人と林業の話になりました。そこで林業の働き方に課題を感じつつも、同時に人間らしい働き方に興味を持ちました。
私の選択肢には2つの選択肢が残りました。
今まで通りシステム開発の仕事を続けていくか
新しく林業で働いていくか
林業系のシステム開発とかおもしろそうと思いましたが、そもそも岩手で開発している会社は見つけられず、起業するにも出産を控えている私たちにはあまりにもリスクが大きすぎました。
林業に興味を持ち始めていた私はネットや本、知り合いなどに林業について聞いているうちに、
昔地元でやっていた遊びや祖父母と山に入ったことを思い出したり、
仙台で暮らしながらも自然を意識するようになり
心機一転、林業で働いてみようと決意しました。
3つ目は、両親からの魅力的な提案を受けたことです。
私たち夫婦の両親は林業関連の会社を経営しており、
私の両親は原木流通業(丸太の運び屋さん)を
妻の両親は造林業(森林の守り人)を
営んでいます。
私は昔からトラック運転手としての父の姿を見ており凄さを感じる反面、
大変な仕事という認識のため父の仕事は継ぎたくないと思っていました。
あるとき、私が岩手に帰り、林業をやってみたい旨を伝えると、
父は原木流通だけだと法的にも金銭的にも厳しいため、素材生産業(原木を収穫する仕事)を始めたいと考えてると言いました。
その新たに始める事業の立ち上げをやってほしいと言われました。
林業で働きたい私にとって願ってもないチャンスだと思い、挑戦しようと決意しました。
しかし、素材生産業を始めるにしても素材生産できる人材の確保や自分自身の林業の経験値の低さなど多くの課題があります。一番の問題は事業においての自分の立ち位置、自分の目指す方向性が定まってないことです。
そこで、造林業を営んでいる妻の両親に相談してみると
「パソコン関係が得意なんだから、森林経営計画立てたら?」と勧められました。前職や自分の得意分野を活かすことができるこの提案は非常に魅力的でした。
この提案を受け、私は「現場の仕事全般もできる森林施業プランナー」を目指すことにしました。
そのために、まずは造林業を営んでいる妻の両親の会社で働き、林業について学びながらしばらく働くことにしました。来年度からは「いわて林業アカデミー」で資格を取りつつ、林業全般を学んでいこうと思っています。
ズラズラと書きましたが、林業で働くまでの経緯はざっとこんな感じです。
林業という業界は労働環境があまりいい印象はない方も多いとは思います。
確かにまだまだ遅れてるところはありますが、
昔から副業OKだったり基本的に残業なしだったり
ようやく時代が追いついてきた部分もあります。
かなり専門性の高い職業でもあるので、とてもやりがいのある職業だと思ってます!
これから自分の仕事に誇りを持って、働いていきたいと思います!