嘘の正体【エッセイ】
私の妄想
誰でも人に嘘をついた事があるのでは?と思う。
自分の思いを果たすための嘘、自分が傷つかないようにするための嘘、そして相手を傷つけないようにするための優しい(時として残酷な)嘘
今、直面している嘘は、自分をごまかすためについている、自分に対する嘘を自ら暴こうとしている。問題を解決させたいから。
心の中で葛藤している。二人のいや三人の自分。
「自分に嘘つかないでよー」
「自分に嘘つくの止めようよ」
もう一人の気弱は自分が言った。
「だって・・・だって涙」
その三人を俯瞰し、総括する自分。どんどん気持ちをあぶり出して、私に教えて欲しい。
三者会談は続いている。
ごちゃごちゃしてきて、本当の気持ちがわからなくなる。本音は、何処へ旅立ってしまったのか?お願い、戻って来てー
(頭の中で、宇宙戦艦ヤマトの曲が勢いよく流れている)
三人に囁く。今は嫌われていい。えげつないこと言っても構わない。苦情大歓迎。
大丈夫。私が上手く処理して、おおやけにするから。安心して。
三人の自分の感情がだんだん落ち着いた。私も落ち着かなきゃ。
「さて、もう少ししたら、三者会談を再開します!」
私自身、自分の嘘に直面する準備ができた。
「大丈夫、大丈夫だよ」
そう三人の自分に語りかけた。