街を知るにはランがいい。
けっこう交通量がすごいのと、日本とは全然違うトラフィックマナーというか、ちょっとびっくりしてしまうような感じなのもあって、上海での街ランは控えめだったのだけど、ホテルのすぐ近くに大きな公園があるということで、せっかくだからラン。
今日は土曜日でお休み。公園はそれぞれの時間を過ごす老若男女でごった返してました。
この写真はだいぶ少なめに見えるけど、賑わいがすごかった。太極拳をやる人。二胡などそれぞれの楽器を持ち寄ってふとはじまる市民楽団の演奏会。レトロなテクノポップをバックにして社交ダンスを踊る人たち。バドミントンなどの対面なスポーツを楽しむ人たち。
皆がそれぞれの過ごしたい過ごし方を、遠慮なくマイペースにやっているのはこの街の文化なのだな、と肌身で感じる。他人の目なんか気にしない。わがままではなく、これマイペースなんだと気づいてからこの国の人たちが途端に一層素敵に見え始めた。
服装なども皆多種多様で、トラッドなチャイナ服な人も最近のカルチャーっぽい人もいる。流行とかじゃなくてマイウェイ。オリエンタルな柄の感じは個人的にはとてもツボだ。
街並みにも少し繰り出してみたけど、それは中国の映画を見ているような店構えなどは本当にテンションが上がる。日本では新宿のゴールデン街などはインバウンドの方にとても人気なんだと聞いたのだけど、映画のようなシーンに紛れ込んだ気になるのは同じ気持ちなのかもしれない。
そして、ポカリスウェットの安心感。
街を知るには自分の足で。
そしてその街の生活を見つめていると、なんだか全てがアートに見えてくる。
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