noteにディレクターアシスタントとして入社いたします。
ぼくは今年の4月からnoteの運営会社・ピースオブケイク社でアルバイトをしていましたが、この10月から正式に社員として入社することとなりました。
今回はnoteにかかわるすべての方々へのごあいさつに代えまして、入社にあたってのぼくの現状と思い、そして、noteクリエイターのみなさんへのご挨拶をします。
「もの書き」になるか、「編集者」になるか
ぼくはもともともの書き志望で社会に出たのですが、noteでアルバイトをしていたら、note編集部で「編集者」としてはたらきたくなりました。
「もの書き」になるか、「編集者」になるか…?
結論から言うと、それはまだ決まっていません。
どちらも楽しそうなので、ワクワクしながら迷っています。
しばらくは休日作家をつづけながら、平日はnote編集部で一生懸命働けばいいかな、とそう思っています。
今後どちらの道を選ぶにしても、もう片方の経験は、ぼくにとって大きな強みになるでしょうから…!
具体的な役職は「noteディレクターアシスタント」です
ぼくがnote編集部で具体的に就く役職は「noteディレクターアシスタント」です。
直近のぼくのお仕事は、noteディレクターの三原さん、平野さんのアシスタントをすること。
このふたりと仕事をするのが楽しくて入社を決めたところがあるので仕事内容は大満足なのですが、ふたりともたまにSっ気をみせてくるのでそこだけが心配です。
ディレクターアシスタントとしてぼくが気をつけるべきことは、たぶん、たったふたつ。
目の前のことに一生懸命とりくむこと。
周りの人と、誠実に接すること。
はたらくコトの正しさと、はたらく人の正しさ。
それらがある会社なので、このふたつだけ気をつけて、はたらこうと思います。
あとはやってみてから考えます!!!!
クリエイターのみなさんへのご挨拶
あらためまして、このたびピースオブケイク社に入社いたします並木 一史(なみき かずし)と申します。
ぼくはこの3月に大学を卒業してから約6ヶ月間、note編集部のアルバイトとしてみなさんの創作を大量に読み、それを「編集部おすすめ」や公式SNSでとどける仕事を毎日していました。
その毎日は、おもしろい記事で笑い、ためになる記事で学び、かなしい記事で涙を流すような日々でした。
(じつは、トイレの個室に泣きに行ったことさえあるんです…)
そうして毎日毎日、大量のnoteを読みつづける日々のなかで気づいたことは、「創作ってすばらしい」ことでした。
創作には、人格や想いが映されます。
ほんとうに、ありのままに。
誰だって純粋な自分を隠して社会の中で生きているけれど、白紙とことば、もしくは画用紙とクレヨンが与えられて、なにかを「つくる」ときには自分を見つめなおしてあらわすしかないのです。
それは、今日を綴るエッセイだってそう。
本気でやったからこそ学び得られた仕事のノウハウまとめだってそう。
けだるくて、自分なんか誰にも愛されないと思っていて、ただ生きている時間を送らせたいがために死にものぐるいで書いた乱文だって、そう。
人間が自己をあらわす、それら創作という行為があふれる世界があるとすれば、それはすなわち、誰もがありのままの自分でいられる世界のことだと思います。
”誰もが創作をはじめ、続けられるようにする”
これは、ぼくが今から入る会社が掲げるミッションです。
この会社では、みなさんが世界に対して本当に伝えたいことに専念できるように、社員は日夜努力をしています。
ぼくは創作の力を信じていますから、そんな環境で、みなさんのために仕事ができることをしあわせに思います。
創作があふれる世界をつくるために、がんばります。
これから、よろしくお願いいたします。
さいごに
「これからぼくはどうなるのかな」と最近よく思います。
作家になりたいとか思っているし、でも編集者になりたいと思い始めてきちゃったし、仕事のほかにも、結婚とかほんとにどうすんだろ?って感じです。
ぼくはたぶん、ほんとうに若くて、迷っていて、しょぼくて。
このnoteだって他の社員さんの書いているような、かっこいい入社エントリになんてならなかった。
でも一歩一歩、この道を歩いていけば、なんだか、どこかにたどり着けるような気がしているんです。
根拠はないけど、どこかに向かっている気がする。
それも、けっこう正しい方向に。
ミヒャエル・エンデの『モモ』に出てくる、道路掃除夫のベッポじいさん。
彼の仕事観が、ぼくはすきです。
ちょっと長いけれど、引用します。
「なあ、モモ」と、ベッポはたとえばこんなふうにはじめます。
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」
「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな。たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ。」
「ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからんし、息もきれてない。」
ベッポはひとりうなずいて、こうむすびます。
「これがだいじなんだ。」
こんな生き方をしたいな、って思っています。
noteではたらくことが、そんな、いい一歩になればいいな。
うまく、いくかな。
書いていたらなんだかちょっと不安になってきて、でもその不安って大事なものだと思うので、隠さないでここに書いておいて、ちょっとドキドキしたまま、この入社エントリをおわりますね。
note社員としてみなさんに会える日をたのしみにしています。
それでは、また!!
いただいたお金は、編集と創作のために使わせていただきます。