FMシアター:春山家サミット感想文
多少音楽に関するところがあるので、コピペして持ってきた文。
多分そのうち消す。
FMシアターを拝聴。春山家サミット
脚本があって、それを各演者がプロフェッショナルな言葉で表情が生まれて。
SE,BGMが場面を彩る。脚本が一つの作品となって輝く様よね。すばらしい。
どうしても作り手視点になりがちなのだが、、
私が今までちまちまやってたバンドや自分に向けて音楽曲を作る時の作業、ベースとなる譜面(大体ピアノ譜)、それをアレンジで肉付け、脚色して、できた譜面を、各プレイヤーが各々の解釈、自分の培った技をもって、彩りを持たせて演奏する。
結果元の譜面が驚くほど華麗な作品に生まれ変わるわけだが、、その様と、そっくりだなぁと思った。
脚本からスタートして、各役割をもった人のプロフェッショナルな仕事の一致団結具合が、、羨ましかったな。
そういう作業を久しくやってないけれど。
多分普段から笑いが、自ら強く求めてるものだろうから、聴き手もそのつもりでいたらええのだろうか。
普通じゃない、、という、これも実は思い込みから始まって、これがひょっとして普通?という気づきの寸前まで変わっていく様がおもろいのよね。それでも最後も笑麻が今一つ納得できてなかったのがわらっちゃったけれど。
しかし、例えば車のマニアックな事とか、なんか、車の事よく出てきたなぁ、、良く調べてたなぁ。シニカルに描かれてはいたけど、個人的にはツボ。
ちなみに私はもう最近ではATでおとなしく運転しとる。いやおとなしくもないか。
ディスコミニケーションがひどいなぁ、、、つうかみんな短気やなぁ、とくに笑麻w
確かにバラバラやーと思いきや、よく考えれば、笑麻が飛び出したのが、一番の要因じゃね、、とか最初思ったけど。。。。まあ、最後まで見守っていようか、と聞き続ける。
一方で、いきなり一足飛びすぎる家族旅行企画というのも、もうハチャメチャなんだが、それを強引に企画する無謀な勇気が、見るものをハラハラさせながらも目が離せなくなる、そんな脚本のマジックに引き込まれてしまう。うまい。
あれよね。バラバラだけど、各人個性がはっきりで、それぞれ言う事は、そんなおかしくもないんよな。てゆかみんな元気やもの。それだけで、救いがありまくりなんだよなぁ。
だから、いやあ、ちょっとこれ重い設定過ぎて聞いててツライってなことがなかった。
50分のドラマだ。そこに現実めいたややこしいものを入れ込むことはナンセンス。50分の感情動かす物語。よくできてる。
で、結局春山家は普通だったということ、だよね。で、やはり言うほど悪くない家族。その描き方、浮き出させ方が、良かった。
ま、少なくとも、これってなにがしか、あるあるよな、、とずっと思いながら聴いてた。
そして思い込みからのエスケープ。
なかなかできない事をフィクションで具現化してもらえる。こういうのが娯楽の醍醐味なんだなぁ。。
兵庫~中国地方、、そして出雲、、なんとなく、馴染みというか、、、なんか個人的に超リンクしてる場所たちなんだが。。。
思い出した。不要としたもの、、神社で処分、焚き上げしてもらわなあかん。聞いてみたら、近所の神社でちゃんと焼いてくれるらしい。
お札も一回納めて処分して、、、また取り直ししにいこう。
偶然見かけたポストでじゃりン子チエの名が挙がってた。まるで関係ない話で、だけど。
あ、そうよ、このハチャメチャな中で、少しずつかかわる人たちが変わる様が笑いと感動を誘う感じは同じ匂いがした。
じゃりン子チエは、不朽の名作だと、前にも書いたかもしれないけど、今もって思う。
だからこのいわば王道をこのままいってほしいところではある。