鷹嶺ルイというバフ師と覇道を行くさくらみこ【ホロDTBトーナメント】

ルイ姉主催のどうぶつタワーバトルトーナメント面白かったですね~。

みこちの覇王色の覇気があまりにすごすぎて、再現性がないほどのエンターテイメントになりました。
これがエリートか。

しかし、それを置いても、ルイ姉が司会をやるホロメンのトーナメント大会は面白さが確約されてるなー、また別の大会も見たいなーと思ったので、自分なりに何で面白かったのかを考えてちょっと語ります。
凄すぎたみこちについても。

ホロメン一人一人がエンターテイナー

そもそも全員面白いんですよね。
ボケ、ツッコミ分布なんて企画がバズったくらいに、全員笑いのセンスが高い。
加えて、どのメンバー間にも何かしらの関係性がある。

トーナメントいう大会形式は、対戦カードの組み合わせで軽く会話を行わせることができます。
この短い会話の中で、誰もが1セットの漫才なりてえてえなりを見せることができるというのがホロメンの強みです。
トーナメントを実施し、必ず会話ターンを作るようにすれば、一定の成功は確約されているといえます。
もちろん、その成功がどの程度になるのかは司会とプレイヤー次第ですが、今回はそれが見事に噛み合ったパターンだと思います。

どうぶつタワーバトルとの相性

その上で、
・未経験でも勝てる(実質日程さえ合えば誰でも参加可能)
・誰が見ても一見してルールが分かる(ちょっと覗いてみた人がそのまま目が離せなくなる)
・一戦が短い(会話に時間を取れる)
という動物タワーバトルというゲームでトーナメントをさせたルイ姉の企画力はさすがです。
ライトな大会に撮れ高が凝縮されたのは企画の賜物。

ルイ姉のバフスキル

ルイ姉の固有スキルの一つは、ツッコミではなく「バフ」だと思っています。
バラエティ番組なんかでは司会に「回し」という言葉を使ったりするようですが、それともちょっと違う。

よく見ると、会話に入る前にワンテンポ待っているシーンが多いのです。
時間的空白ができても、それが介入することなく任せていい「間」なのか、司会が補った方がいい場面なのかを見極めている。
単に「この人たちのやり取りをみていたい…!」とルイ姉が考えている場合も大いにあるかと思いますが、起きている結果は同じです。
介入の具合がすごくちょうどいい。

ホロメンの能力を信頼して、その人達のやり取りを基本的には外側から眺めて視聴者と一緒にゲラゲラ笑いながらも、さりげなく何が面白かったのか解説したり、もう一声のツッコミが欲しい時には更にツッコミを加えたりするのは「バフ」という言葉が一番しっくりくると思いました。
全員の面白さが加速している。
面接でホロメン全員の魅力を語ろうとして止められたホロメンオタクのルイ姉だから起こせる現象だと私は思います。

参加範囲をJPに限定せず、場合によっては英語力を発揮して海外勢の良さを引きだすのもすごい。
司会がいざとなったら通訳してくれるというのは海外勢にとって絶対安心感が大きい。
引出しが多い、すなわちバフスキルの種類が多いとも言い換えられると思います。

例えば

・1回戦第二試合まつりvsゼータ
最終的にペアルックの服を買って動物園デートの約束をするという、突然の尊さの過剰供給となった対戦。
まつりの「お揃いの服を買ってデートしたいな」に対して「ええっ…!?」とあまりの尊さにもはや視聴者と同じようなリアクションをするルイ姉(21:15頃)。
てえてえにバイキルトがかかっています。
お金は出すから後ろからついていきたい」に完全同意。
ホロGTAでこの二人が良い関係だったことに触れるのもさすがです。知らなかった。
そのくだり検索してもあんまり出てこないんだけど、ルイ姉全員の視点後から見たのかな…?

・1回戦第四試合ラプ様vsみこち
switchの用意がなくて不戦敗のくせにひたすらみこちを煽るラプ様。
この2人のプロレスのパワーの強さは、もう一人参加してしまうと渋滞してしまいます。

ほっとけば面白い二人の横でゲラゲラ笑うルイ姉。
笑いを広げるという意味では最大のバフ。
その中でも、ラプ様の喉の調子が悪いこと、みこちが今日とにかく豪運という周辺事情をしっかり説明したり、「逆にシード枠」というラプ様の挑発(37:25)の意味をみこちが一瞬考えている間に「シード枠ではないだろ」とすかさず拾いみこちのリアクションにパスしたあたりはもはや玄人芸だと思います。
繰り返しますが、狙っているとは限りません。
普段の関係性とスタンスから、結果としてこのやり取りになるということが重要だと思うのです。

・1回戦第六試合莉々華VSみこち(以降含む)
みこちの覇王色が発揮され始めます。
今回のみこちは誰がどう料理しても面白いですが、ほぼ何もせずに一人で覇道を進むみこちの「何かしちゃいました?」に対して「なろう系だよね」とシンプルに補うのは、覇道に王道で返すベストチョイス。
まあ本当に何もしてないんですが。

以降も「正直決勝には来ないと思ってました」とイジったり、「正にエリート、さくらみこの真骨頂でございます」と正面からキャラクター性を説明することでみこちの覇王色の覇気が引き立ちます。
ポルカの半人半獣が一番強い説に「え!確かに」と速攻で説き伏せられたみこちを「負けてしまったwww口プでwww」と拾うのも好き。

ツッコむのではなくノせる。
リスペクトのあるイジリであることが見ていて明白に分かります。
あそこまでいけば決勝は勝っても負けてもおいしい。
そこで更に「魅せて勝つ」をやっちゃうみこちはすごすぎますけどね…

・おまけ 双子とダジャレ
と、ここまでとにかく司会に徹している話をしたけれど、フワモコに対しては自我が抑えきれなくなったり、サイやらゾウやらのダジャレを押し付けるお茶目さも好きです。
ID勢のオリーにゾウで勝敗が決した流れから「どうぞう」って振って「笑ってよwww」と押し付けるところは笑いました。
フワワとモココの試合では、司会としてあるまじきレベルで双子に肩入れしています。「焼き鳥にされっぞ!」が出てくるフブさんはさすが。
こういうところから見えるとおり、バフ師ではありますが、癖により限界化しがちなルイ姉は個人の配信も面白いです。

覇王さくらみこについて

何なんでしょうねこの御方は。
あれだけの早さで誰にも思い付かない角度のボケがポンポン出てくるのだから間違いなく天才なのに、何故か賢いという印象を与えない。
自分があんなに面白いのに、独特な笑い方で他の人のボケもことごとく拾う。
他のメンバーといる時に心から楽しそうにしている。
だからこそ慕われる。
配信者として、努力では到達できない次元にいると思います。

天性のものを持ちながら、笑いの取り方からはセンスだけではない努力が見えますし、ホロメンの様子に常に目を配り、苦労しているメンバーに積極的に手を差し伸べる様は探さなくても切り抜きで目に入ります。
天才なのに努力し、他者を尊重する姿はエリートそのものなのに、エリート呼びがどうしてもイジりに聞こえてしまうキャラクター。
覇王色の覇気というものがもしこの世に本当に存在するなら、それはさくらみこに宿るんだろうと私は思います。

スキルの差が出にくいゲームで、別にミスで決着がついてもおかしくないところ、キリンの生還とヒヨコによる盤面崩壊という勝ち方は、覇気以外で説明がつきません。
すごいものを見せてもらいました。

まとめ

天才のみこちがこの日は更に「持っていた」という要素は大きいですが、それが最も面白い形で提供されたのはルイ姉の手腕も大きいと思います。
そこに限らず、文量の都合で触れるのは諦めましたが、全メンバーのやり取りを楽しく見ながら終始ルイ姉と一緒に笑えました。

全員が鷹嶺ルイでも全員がさくらみこでも成立しないのがエンターテイメントです。
ルイ姉も最近「自分にしかできないことってなんだろう」と考えることについてのショートを上げていました。
今回は正にその一端が見られたように思います。

魅力に溢れるホロメンの中で、自分自身もその一員でありながら、ファン目線でメンバーの良さを引きだすことのできるルイ姉は稀有な存在だと思いますし、だからこそ成り立った楽しいイベントだったと思います。
ルイ姉推しかつ箱推しで良かったと実感できる時間でした。

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