《着衣の横たわる母と子》 ヘンリー・ムーア
光沢が真綿のように子を包む
慈愛に満ちた母がいる
たとえ我が子が反抗期を迎えようとも
ヘンリー・ムーア展をなぜ見に行ったのか、よく覚えていません。
つかみどころのない、ヌメッとした石彫を見ながら、
さほど感動は覚えませんでした。
ガラスケースの中にある、たくさんのマケット(手のひらサイズの習作)を見た時に、
初めていいなと感じて、端から端まで、比較的丁寧に見たように思います。
それから、本来の大きな立体の前に立った瞬間、目を見開いて動けなくなりました。
ムーアってこんなに素晴らしい作家なのかと、感動しました。
砂漠が、一瞬にして緑のオアシスに変わったような感じです。
ミュージアムショップで、ムーアのリトグラフのポスターを買いました。