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月なんか行かなくていい!( *`ω´*)

自己紹介:妻の海外赴任を機に福祉施設の施設長を退職し、持ち家も処分。当時13歳の娘と家族3人で2023年夏に日本を出てオーストラリアに移住の48歳。現在子育てと家事全般を行う完全専業主夫。ワーホリのタグ付けをしているが、ワーホリではなく働く予定も特になし。一応、社会福祉士だが外国ではなんの意味もない。吉本芸人チャド・マレーンがオーストラリアを「ラリア」と呼ぶことに感銘を受け、そのまま使用する。


ここ最近、娘14歳がこの歌を練習していた。ギター弾きながら歌っていた。

https://www.youtube.com/watch?v=9Hf1t_BXGfk

んで今日、突然言ってきた。

「パァパ、私ってさ。この歌、生まれた時からグランパのお店で聞いてんじゃん?」

そりゃそうだ。グランパ、ジャズピアニストだもの(´∀`))

「Fly me to the moonって(私を月まで連れてって)って意味じゃん?」

そだね。

「その(私を月まで連れてって)って歌詞でさ、題名もそのまんまでさ、ずっと夢みがちなファンタジーな曲だって思っていたんだけどさ」

うん。

「後半のIn other wordsでさ、若干、意味が違ってくるよね?」

と言うと?

「In other words, Hold my handでさ、(って言うか、私の手を握って)って」

そだね。

「この子は月に行きたいわけでも、星の間で踊りたいわけでもないんだよ、本当は」

うん。

「この子にとってその好きな人と手を握ることは月まで飛んでいくぐらい素敵なことって、ことでしょ?」

14歳が言うように、あまりにも強烈すぎる〈Fly me to the moon〉と言う言葉と美しいメロディーゆえ、オレはこの歌の意味まではあまり考えてこなかった。しかし、ここで歌われているのは紛れもなく「あなたに愛されると言うのは、月にでも飛ばされるのと同じくらい素敵なこと」と言う、狂おしいまでの恋心なのだよね。パァパも今、改めて読んで気づいた。すばらしい。

言語を勉強するとはこーゆことだと思う。言葉を読み自分の中で咀嚼し反芻し、自分なりの歌詞の解釈が持てるようになる。本当の意味で歌が自分の中に入ってくる。すばらしい。

「んで、さ。これジャズっぽい曲じゃん。私、ジャズは好きだけど、ジャズの人じゃないじゃん。私はロックの人じゃん。こーゆー歌い方しないし、できないじゃん?そこでパァパに相談ってのは、これをカッコよく歌うためにはどうしたらいいと思う?」

キミは色々と恐ろしいことを考えているんだね、毎度毎度🤣

なるほど、ロックな人であるチミは、上部だけジャズを真似るのではなくロックな人としてこの歌をカッコよく歌いたい。素敵なことじゃないですか!うん、・・・パァパはいつもキミに歌う時は何に気をつけなさいって言ってる?

「文字をなぞるんじゃなく、その言葉の意味や歌われていることを想像してその気持ちになって歌いなさいっていう」

でしょ!まずその歌、さっきキミが言った「本当に月に行きたいわけではない、実は・・・」ってとこを思い浮かべてそれを表現することが大事さ!

「そう!そうでしょ!でもさ、そうなるとさ!ここさ、In other words, Hold my hand In other words, darling kiss meってとこ。いまいち想像できないってか私の中に入ってこないんだよ!」

それでいい!!それでいいよ!!( ノД`)シクシク…そんなことはずっと想像出来ないで!( ノД`)シクシク…


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