小学生なら地元の小学校のチーム。それが最高の選択肢。
地元チーム?それって全然たいした話じゃないじゃん。と思ってしまいますか?
小学生、さらに近頃は幼稚園からサッカースクールがあります。サッカー好きの親御さんは幼稚園入った頃からどこか入れたくてうずうずしてるはず。
でも待って。
これは数人の指導者から同じ意見を聞いています。もちろん違う意見の人もいるかも知れませんが私も同じ意見です。
「小学生のうちはとにかく楽しくサッカーをやらせて。これから厳しい戦いの渦に巻き込まれていくのなら、最後に残るのは「サッカーが好き」と言う気持ち。小さいうちにサッカーが楽しい、好き!と思ってやるのが一番大切な作業です。」
クラスの子とサッカーが出来るし、休みには近所に集まってボールを蹴れる、こんな蓄えが出来るのは小学生のうちだけです。小学校のサッカーチームってお父さんコーチだったりしてるのがかなり普通。ちゃんとした理論は教えてもらえないかも知れません。自分がやったことない人だっています。だけど、いいんです。みんなボランティアでやるからには楽しく好きで子供のために、って人ばかり。中にはスタメンを決めないコーチもいて、ヘタッピな子も全員グルグル交代。もちろんかなり本格的なチームもあるでしょう。
そんな選択もできないけど、近所で友達と楽しくサッカーやれる思い出、それだけを与えられれば十分じゃないですか?こんな小さいうちから厳しく、勝ち負けで一喜一憂しなくていいんです。先を長くしたければしたいほど小学生時代はのんびりと。小さいうちからエリートチームに入れなくていいんです。(もし、お子さんが凄く上手くて本当に一握りの子であってエリートチームに入れたい、なら別ですが、、?)
この「サッカーが好き、楽しかった、やっぱり好き」と言う気持ちがいつか辛くなったときの踏ん張りになるのです。ちなみにJリーガーの出身チームは中学は有名なところが多いですが、小学校は皆さんバラバラ、地元チームが多いようです。負けても勝っても楽しく楽しく、お母さんも一緒にワイワイガヤガヤ、地元飲み会もたくさんできて、お父さん飲み会やママ友宴会、どうぞどうぞ。子供は親がサッカー見にいくのが楽しいと言う姿を見ているともっともっとサッカーが好きになるものです。これは実話。宴会が楽しくてみんなと会うのが楽しくて、って実は大切な作業です。
この家族で近所のファミリーと楽しむ、って今時出来ないものです。もしエリートスクールに入れたらいろいろなところから車で来て乗せて帰る、ですよね?話題もサッカー繋がりしかないからエリート校だとライバル心もあり会話も弾まない。近所であれば学校の話、PTAの話、先生の話、学区域ですから歩いて居酒屋から帰れる。これで親も楽しめていいじゃないですか?
その代わり、全力で応援しましょう。さっきの話じゃないですがお母さんが試合を見ないで、じゃなくて。ずっと見てあげましょう!本人が活躍したらそのシーンは必ず語ってあげましょう。どんどん本人ものめり込みます。この時期にサッカー大好き少年に仕上げるのはそんなのが基本なんです。
大きくなって俯瞰してみると本当だな〜と思います。うちの子のチームはたまたまサッカー好きな子が2人いました。その子に引きづられて友達が芋づる式にサッカー部に入ったと言う感じでしたが、その2人(一人はうちの子)がインフルエンサーで休みでもいつでもサッカーボールを蹴るようになり、初めての子もどんどん上手くなっていったのです。毎日毎日休み時間がボール蹴りなら誰でもどんどん上手くなりますよね。あれよあれよ、3年生で地域リーグ優勝してしまいました。そこら辺の話はまた今度。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?