蘭の高芽取り
デンドロビウムの高芽をへご板に着生させて、4年間育てています。
デンドロビウムは、茎がしおれて死にかけると、高芽という根が生えた新芽ができます。2020年に、しおれた茎ごとへご板に着生させてみました。
へご板というのは、ヘゴという木製シダ植物の茎の繊維や根が複雑に絡まりあった素材で、着生植物の着生素材として使われています。実は、近くのホームセンターですぐに手に入らず、一世代前の、倉庫に眠っていたものを使ったのですが、防腐処理がされているのか、最初はうまくいきませんでした。着生は、根を樹木の木肌に這わせて、木肌を伝ってくる水分と含まれる成分で育つもので、寄生、つまり、張り付いた樹木の中の養分を吸い取るわけではないようです。
ミズゴケで覆って苔玉風にしてみました。
高芽を取ったデンドロビウムの親株です。しおれてうなだれている茎の途中に根が生えていて、そこから新たな茎(高芽)が育っています。
タイトル画像は、今年の親株です。
こちらは、600円で買ったコチョウランの高芽。